IELTSで7.5以上を狙う実践的な対策(4)スピーキング編
- 2016/09/13
TOEICやTOEFLと同様に、世界共通の英語力を証明する資格として知られているIELTS。「Listening」「Reading」「Writing」「Speaking」の4つの英語技能のうち、最後にご紹介するのはスピーキングです。
IELTSのSpeakingはTOEFLと違って、1対1の形式で行われます。
トピックはアカデミックなものが多く、環境や教育、国際問題など。ライティングと同じような内容が出題されることが多いです。
スピーキングでは、テスト形態に合わせて勉強をする必要があります。
今回は、皆さんにスピーキングのテストで7.5以上を狙うための勉強法をご紹介したいと思います!
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1. IELTSのスピーキングとは
スピーキングのテストは、Part1~3で構成されていて、だいたい12〜15分間ほどを要します。試験官はネイティブのIELTS認定講師で、1対1の面接のような形で行われます。
Part1 : 仕事や趣味など自分のことを聞かれる質疑応答形式。
Part2 : 指定された質問に対して1分間構成を考え、2分以内のスピーチ。
Part3 : アカデミックな質問に対して深く聞かれ、自分の意見を根拠を基に述べていくスタイル。
これがIELTS スピーキング テストの形式です。
Partによって対策の仕方が変わるので、具体的な対策法を見ていきましょう。
2.Part1の効果的な対策方法
スピーキング テストのPart1は、仕事や趣味など自分のことを聞かれる質疑応答形式で、自分自身のことを問われるため、比較的答えやすい問題です。
しかし、ハイスコアを狙うためには簡単な問題だからこそ、工夫する必要があります。
簡単な文法や単語で答えていては、ハイスコアをとるのに試験官に印象付けるのが難しいと言われています。なのでポイントとしては、あえて簡単な単語を使わないことで、第一印象に影響を与えることです!
例えば
「Do you like〜?」と聞かれ「I like OO.」と答えていては
どんなに流暢に返せたとしてもハイスコアを取るのは難しいでしょう。
せめて「I prefer to~」などと、あえて尋ねられた単語ではないもので、返答するほうがボキャブラリーが豊富な印象を試験官に与えることができます。
「First impression、日本語で言うところの第一印象が非常に大事である」。と、私がフィリピン留学中に教わっていたIELTS 専門講師もおっしゃっていました。
3.Part2の効果的な対策方法
スピーキング テストのPart2では、指示された質問に対して、2分間以内のスピーチをします。
スピーチをする前に1分間の猶予が与えられるので、この時間をいかにうまく利用するかが非常に重要になってきます。
例えば
・自分が今までで一番楽しかった旅行について
上記の内容でスピーチをしなければならない場合、まず最初に構成を考えなければなりません。構成を考える際に重要なのは、「5W1H」で考えることです。
- ●When(いつ)
- ●Where(どこに)
- ●Who(誰と)
- ●What(何を)
- ●Why(なんで)
- ●How(どうやって)
これらを箇条書きにメモするだけで、スピーチに時系列を作ることが容易になります。
あとはその旅行でのエピソードや、感想を組み込むと2分くらいのボリュームになります。
Part2のスピーチ2分間では、自分だけが一方的に話すので、流暢に話そうと意識が集中してしまいがち。しかし、試験官は首尾一貫性や文法力などもみています。
なので加えてポイントになるのが文法力を印象付けるために、
「過去形」「現在形」「未来形」を使い分けること。
これらをしっかり区別することで、ハイスコアにつながります。
先ほどの例題で例えると、
- ●旅行の話(過去形)
- ●その旅行により今どうしていて(現在形)
- ●今後どうしていきたいか(未来系)
というカタチでスピーチを締めることができると良いでしょう。
4. Part3の効果的な対策方法
スピーキング テストのPart3は、アカデミックな質問に対して深く聞かれ、自分の意見を根拠を基に述べていくスタイルです。
part2よりも自分の意見を主張していく力が求められます。
例えば、
「○○についてどう思いますか?」「それはなぜですか?」
といった質問に対して、自分の意見+自分が何故そのような考えに至ったのかについて、根拠を踏まえて説明していく必要があります。
実際、聞かれる問いに正解はありません。
試験官も答えではなく、回答者が「どのように答えるか」という箇所を主要な判定基準としているそうです。
問いに対して、
自分はどう考えているか
どんな根拠を持っているか
相手にどう理解してもらうか
などのディベートをする際の能力も重要になるでしょう。
私がスピーキング対策として重宝していた教材があります。
この本は、自分の意見をどのように述べていけばよいのか、わかりやすく説明してくれています。根拠を述べる際に、効果的なフレーズやワードが記載されていたり、Speakingの試験でよく問われるトピック(主に教育、環境、法律、仕事など)の問いに対する解答のモデルなどがたくさんあります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
さいごに
IELTS スピーキングでは、どれだけ答えを準備しておくかがカギだと思います。それはもちろん単語も、文法表現も含めてです!
IELTSのテストでどのような問題が出題されるのか、わかりやすく紹介されているホームページがあります。
こちらのサイトでは、トピック別に問題が紹介されていたり、答え方の動画があるので、一度見ていただくと参考になるかと思います。
ぜひIELTSで7.5以上を獲得してくださいね!
IELTSで7.5以上を狙う実践的な対策(セクション別)
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