親子で一緒に英語留学!?南国フィリピンで親子留学した私がそのメリットを紹介する
- 2016/05/31
本記事はライフハッカー[日本版]へ掲載されたものです。元記事は以下をご覧ください。
「1人あたり1カ月15万円。南国フィリピンに親子で一緒に英語留学するメリット」
普段仕事をしている中で、英語力の必要性を実感されている方は少なくないかと思います。 日本の小学校では、3年生から英語活動が必修化される予定など、大人だけでなく、子供の英語教育も注目されていますね。
せめて自分のお子さんには、「早いうちから生きた英語を学ばせてあげたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
「日本を離れた異文化の中で子どもに生きた英語を学ばせたい」と思ったときにおすすめなのが、「フィリピン親子留学」です。フィリピンは留学費用を抑えやすく、日本人の留学先として人気です。しかも最近では、「親子で一緒に留学しやすい環境」が整っています。
今回は実際にフィリピンへ親子留学をした女性にお話をうかがい、そのメリットについて考えてみました。
なお、フィリピンの親子留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、おすすめの学校など具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピンの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの7校をご紹介
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自分は英語を"話せる"ようにならなかったから、子どもには生の英語に触れてほしかった
今回お話をうかがった「さっ子さん」もフィリピン親子留学を実践した人の1人。さっ子さんは2015年の夏に2週間、旦那さんと、小学校2年生の娘さん、4歳の息子さんの家族4人でフィリピンに向かいました。
なぜ親子留学に踏み切ったのか、さっ子さんは次のように語ってくれました。
さっ子さん:
私はもともと英語が好きで、学生時代勉強してきましたが、結局英語を"話せる"ようにはなりませんでした。それで、子どもには早い内に英語を身につけてもらいたいと思っていました。
生の英語に触れさせたかったし、少しでも英語を好きになってほしかったんです。せっかくなら私自身も英語を話せるようになりたいと考えていましたし。
どうしてフィリピンを選んだのでしょうか?
さっ子さん:
もともと夏休みに欧米に家族旅行をする予定でしたが、フィリピンなら、同じ予算で家族4人で留学できるという情報を見つけたんです。そこで思い切って親子留学へチャレンジしてみることにしたんです。夫も仕事で年に数回海外出張する機会があったので、彼にもメリットがありました。
以前から感じていたお子さんやご自身に対する英語学習への関心、さらにはコスト面が決め手となり、フィリピンへ親子留学することになったようです。
フィリピン留学は1人あたり1カ月15万円なので現実的
さっ子さんも述べていたように、フィリピン留学にかかる費用は欧米への海外旅行と同程度です。フィリピン留学の場合は1人あたり1カ月15万円から。アメリカへの留学の場合、1人あたり1カ月25〜40万円ほどなので、コストパフォーマンスに優れています。最短1週間からの留学も可能で、都合に合わせて留学しやすいのも現実的です。留学先としてフィリピンが選ばれることが増えているのは、こうした強みがあるからです。
体験授業で学んだ英語を実践する機会も
ジュニア向けグループレッスンの様子。同年代の留学生や先生と、英語でコミュニケーションを取りながらレッスンを進めていきます。
フィリピンの語学学校では、マンツーマンレッスンが中心ですが、レベル別のグループレッスンを受けることもできます(親子留学といっても、基本的に親と子は別々に授業を受けることになります)。
さっ子さんのお子さんは、次のようなユニークかつ実践的なグループレッスンを体験できたそうです。
さっ子さん:
学校近くにあるフィリピンの代表的なショッピングセンターに、"キッズーナ"という施設がありました。日本のショッピングモールにある室内遊び場に、職業体験ができるキッザニア(子ども向け職業体験テーマパーク)を合わせたような施設です。
娘はグループレッスンでそこに行き、先生とお店屋さんごっこをしながら、英語を使って商品やお金を数える練習をしました。また、実際にショッピングモール内のお店でアイスを買ったりもしました。学校で習った英語を実践する機会があるのがとても良かったです。
フィリピンにある語学学校では、親子での留学をサポートする体制が整っているところが多数あり、親子のニーズに合わせたカリキュラムやサポートを組み込むことができます。学校にもよりますが、親の授業数を少なく設定し、その分の時間でお子さんの授業に付き添うこともできます。お子さん中心の留学で、ゆっくり過ごされたい方にオススメなカリキュラムです。
「フィリピンの友だちと話すために英語が上手くなりたい」
マンツーマンレッスンの様子。フィリピンではこちらのほうが主流。つまずきがちなところもフォローしてもらいやすいのが特徴です。
マンツーマンレッスンによる丁寧な指導、レベル別のグループレッスンなどを通じて、お子さんの英語力や意欲に実際にどれくらい変化があったのかは気になるところです。
さっ子さんのお子さんの場合、2週間の留学でどれくらい英語力が伸びたのでしょうか?
さっ子さん:
娘はもともと"Oh,my god."などの簡単なリアクションはなんとかできましたが、実際に英語を書いたり話したりはできませんでした。
今回の留学で具体的に娘ができるようになったのは、
- ・アルファベットの大文字と小文字が書けるようになった
- ・野菜、色、動物、体、数字、虫についての単語を覚えた
- ・挨拶や、簡単な日常英会話ができるようになった
などです。2週間で確かに英語力は伸びたと感じます。
留学前は、2週間で日常英会話ぐらいは余裕でできるようになるのではないか、加えて発音はネイティブ並みに近づけられるのではないかと期待していました。
もともと立てた目標が高すぎましたが、語学力は思ったほど伸びなかったかもしれませんね。何よりも、基礎的な単語や文法は学んでおくなど、日本での準備が足りなかったからだと思います。
もうひとつ目標にしていた、"子供が英語を好きになること"についてですが、実際に好きになれたと思います。娘は毎回の授業をとても楽しみにしていました。
語学学校に併設されていた小学校の子たちと触れ合う機会があったのですが、「◯◯君が話していることがもっと分かるようになりたい。伝えたいことを言えるようになりたい」と娘は言っていました。彼女にとって英語はもはや座学ではなく、コミュニケーションツールとして位置付けられていたんです。
ジュニア向けの授業で使うテキスト
また、子どもと一緒の時間を確保できたり、ほかの留学生とのコミュニケーションといったメリットもあった、とさっ子さんは言います。特に各国の留学生たちの留学事情はとても参考になったそうです。
さっ子さん:
一家で親子留学をしたので、子どもがホームシックにかかることはありませんでした。むしろ普段より長い間一緒にいることができて喜んでいたぐらいです。家族と触れ合う時間がいつも以上に増えました。
またほかの留学生の方々と仲良くなり、貴重なお話を聞かせてもらうこともできました。出会った中高生たちはすでに複数の留学経験があると言っていました。毎回別々の国に留学やホームステイをして、多様な海外経験を持っていたんです。娘の将来を考える上でとても参考になりましたね。
さらに留学中でとても印象的な出来事だったのは、学校での卒業式です。その日がちょうど娘の誕生日だったんですが、百人以上の学校スタッフや留学生が、娘のためにバースデーソングを歌ってお祝いしてくれたのです。
先生方や日本・フィリピン双方のスタッフの方々、留学生たちとも親しくなるなかで、娘は英語だけでなく、フィリピンという国も好きになることができたと思います。
フィリピン人の先生や各国から集まる留学生、現地の人々とのコミュニケーションを通じ、英語で話したり、海外生活への興味や関心を自然と深めていくことができるはずです。お子さんの選択肢を広げるきっかけになるかもしれません。
今回のさっ子さんのお話でとても印象的なのは、お子さんの英語学習に対するモチベーションの変化ではないかと思います。
英語を話せればどのように自分の世界が広がるのか。それをフィリピンで実際に体感できたことで、「英語をもっとできるようになりたい」とより前向きな意識が芽生えたのではないでしょうか。今後の英語学習に大きくつながる経験となったはずです。
子どもを格安で預けて、自分がレッスンに集中することもできる
さっ子さんの場合はお子さんの学習を目的としていましたが、逆に「親御さん中心の留学スタイル」を取ることもできます。
たとえば、お子さんに付きっきりで日中の世話をしてくれる、英語を話せるベビーシッターを、1週間あたり5000ペソ(約12500円)でつけることもできます。日中の世話をベビーシッターに任せて、親御さんもしっかり授業を受け、英語を学んでいくこともできるわけです。
英語を学ぶなら、実際に「英語でコミュニケーションを取る」環境に身を置くことができる海外留学は、やはり効果的です。仮に1週間だけの期間だったとしても、英語を使う楽しさを体感し、海外への興味・関心を広げることができれば、英語学習へのモチベーションはさらに上がるはずなので、「とりあえず留学してみる」こともかなりおすすめです。そういうときには、コストと利便性に優れ、親子でも学べるフィリピンはとても有力な候補になるのではないかと思います。
フィリピン親子留学でおすすめな学校について、最新の情報はこちらの記事から ↓
2019年 ジュニア・親子留学徹底解剖!フィリピンおすすめの学校ガイド【前編】2歳~6歳のお子様におすすめ
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【文:三上泰徳(@98nasi_nori)/スクールウィズ 、写真提供:AELC センター2】
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