ケアンズ留学の費用やメリットは?語学学校の選び方や魅力を徹底解説

ケアンズは、オーストラリア北東部にある人口約16万人(※1 )の都市で、サンゴ礁地帯「グレートバリアリーフ」を目当てに国内外から観光客が訪れる街として知られています。1年中常夏で過ごしやすい気候で、ビーチや山など自然に定評があります。

そんなケアンズの自然環境の良さに惹かれているけれど「ケアンズは留学には向いているの?」「シドニーやメルボルンなど大都市の違いは?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ケアンズの特徴や留学するメリット、留学費用などを網羅できるよう丁寧にまとめました。オーストラリア留学での都市選びに迷っている人は、ぜひ記事を確認してみてください。
※記事内では オーストラリアドルをAUDと表記します。為替レートは2024年5月26日時点での情報を参照し、1AUD=106円で計算しています。

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ケアンズは留学に向いている?基本情報

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クイーンズランド州北部に位置するケアンズの街は観光客や留学生が多く、異国の人でも過ごしやすい雰囲気です。気候は熱帯モンスーン気候で年間を通して暖かく、冬でも15℃を下回る日が少ないため快適に過ごせます(※2)

日本からのアクセスも良好で、成田と羽田、関空の3つの空港から直行便が就航。成田空港からの直行便では約7時間半で到着します。時差は日本より1時間進んでいるだけで、サマータイムもなく、生活リズムの調整もしやすいでしょう。日本人留学生や滞在者も多く、日本食や日本製品が手に入りやすい点も安心材料です。

ケアンズは19世紀後半のゴールドラッシュの中で発展しました。現在では観光業が主要産業になっており、多様な文化が共存する街となっています。

ケアンズには「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の2つの世界自然遺産があり、周辺にはビーチを始めとした自然が溢れています。落ち着いた雰囲気の街で英語を学びたいと思う人には、最適な留学先といえるでしょう。

ケアンズ留学の魅力

ここではケアンズ留学する魅力やメリットをより詳しく紹介します。

温暖で年中常夏な気候

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ケアンズの気候は、1年間のほとんどを半袖短パンで過ごせるほど温暖です。各季節の温度の目安は以下の通りです(※3)

春(9月~11月):21℃〜30℃
夏(12月~2月):24℃〜31℃
秋(3月~5月):22℃〜29℃
冬(6月~8月):18℃〜26℃

ケアンズは南半球に位置する都市であるため、日本とは季節が異なります。日本の夏の時期は冬、日本の冬の時期は夏になります。ケアンズは年間を通じて気温の変動が少なく、寒い地域が苦手な人にもおすすめです。

9月〜12月にかけては降水量が少なく湿度も低く過ごしやすいため、観光のピークシーズンとなります。この時期は、美しい海と自然を求めて世界各国から多くの観光客がケアンズに集まります。

コンパクトでゆったりとした雰囲気のローカルシティ

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ケアンズはシドニーやメルボルンなどの大都市に比べると小規模な都市で、ゆったりとした雰囲気が漂います。コンパクトにまとまった街では、観光客や地元の人々が穏やかな時間を過ごす様子が見られます。

コンパクトなケアンズは路線バスが整備されており、車がなくても移動がしやすいのも特徴です。街の中心地やショッピングエリア、学校へもバスで簡単にアクセスできます。もし遠出したい時には、振り子式ディーゼル特急の「スピリット・オブ・クイーンズランド」やキュランダ鉄道を利用すると良いでしょう。

ケアンズの落ち着いた環境は、大都市の喧騒を避けて留学生活を静かに過ごしたい人におすすめです。

観光系の仕事が豊富

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ケアンズはトリニティビーチやグリーン島、グレートバリアリーフなどのおかげで、数多くのマリンアクティビティが有名な観光地として知られています。

そのためケアンズは観光業が主要産業の一つであり、観光系の仕事が豊富です。具体的にはツアーガイドやダイビングインストラクター、ホテルのベッドメイキング、お土産屋のスタッフなどの仕事があり、観光シーズンには特に求人が増えます。

これらの職業はワーキングホリデーの人でも就くことができます。オーストラリアは時給が高いことでも知られており、2024年5月時点の最低時給は23.23AUD(2,415円)(※4)です。

ケアンズでは、英語を使いながら実務経験を積む機会にも恵まれるでしょう。

ケアンズ留学では何ができる?留学の種類

留学にはいくつかの種類があります。ここではケアンズで実現できる留学の種類を解説します。

語学留学

語学留学は、ケアンズにある語学学校に通って英語を学ぶ留学方法です。ケアンズは小規模な街でありながらも語学学校の数は充実しており、日本人学生も多く在籍しています。初めて留学する人からビジネスで使う人まで、幅広い層におすすめです。

提供されているコースは一般英語からビジネス英語、英語資格対策(IELTSなど)、大学進学準備など多岐にわたります。初心者から上級者まで、自分の目的やレベルに合わせて学べるプログラムを選べます。

語学学校は学習支援やカウンセリングも充実しており、困ったことがあれば気軽に相談できる環境が整っています。限られた留学時間を有効に使うために、自分に最適な勉強方法を見つけることは重要なので、積極的に利用していくと良いでしょう。

大学留学

ケアンズでの大学留学は正規の留学に加え、サマースクールへの参加やカレッジからの編入といった方法があります。オーストラリアの大学は基本的に3年制です。

サマースクールとは夏休みの期間、カレッジとは約3カ月〜2年間ほどの期間に学べる教育プログラムのことです。サマースクールでは語学研修や異文化交流、カレッジではビジネスで使える実践的な知識を学びます。

ちなみに、ケアンズにあるのはジェームズクック大学のみです。ジェームズクック大学(James Cook University、略称 JCU)は、特に海洋学や環境学の分野で知名度があります。

QS世界大学ランキングが発表した「2024 QS World University Rankings」によるとジェームズクック大学はオーストラリア国内では25位、地球海洋学の分野では世界100位内にランクインという結果になっています(※5)
James Cook University

ワーキングホリデー

オーストラリアのワーキングホリデー制度は、18歳から30歳までの人に対して、最大1年間の滞在と就労の機会を提供するプログラムです。この制度を利用して学校に通ったり、現地での仕事を通じて生活費を賄いながら、英語力の向上や異文化交流を経験することができます。

オーストラリアでは1人の雇用主のもとで最大6カ月間働くことができ、特定の農業や観光業などの季節労働を行うと、さらに1年間の延長(セカンド・ワーキングホリデービザ)が可能です。

オーストラリアはワーキングホリデー先として人気があり、国内の各都市で求人があります。英語環境で生活したり業務経験を積みたい人は、ワーキングホリデーの利用がおすすめです。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説

親子留学

親子留学とは、親と子どもが一緒のタイミングで留学する方法です。子どもは現地の小学校や中学校に通い、親は語学学校に通うのが一般的です。滞在期間は数週間の短期から、1年以上の長期までさまざまなパターンがあります。

長期留学の場合学生ビザを取得すれば、2週間で48時間なら働くこともできます(※6)

親子留学は教育面でのメリットに加えて、異文化体験や親子の絆を深める機会になるでしょう。

ケアンズ留学でかかる留学費用

ケアンズの語学学校「CCEB(Cairns College of English & Business)」への留学に、1カ月(4週間)行くケースを想定した費用を解説します。

総額は47〜50万円

ケアンズに1カ月間語学留学する際にかかる費用は、47〜50万円です。ただし、こちらはあくまで目安であり、語学学校でのコース選択やLCCの航空会社の利用、渡航時期の調整、自炊などによって費用を節約できることがあります。

学費

ケアンズのCCEBに1カ月通った場合の学費は1770AUD(約18万円)です(※7)。CCEBではさまざまなコースが用意されていますが、今回は1週間で20時間の授業と5時間の自習が含まれる「General English Full-time」を選択し、教材代が含まれています。

学校によっては、追加の教材代や登録料などかかる場合があります。

滞在費

ケアンズで1カ月間ホームステイをした場合の滞在費の目安は約14万円です。この金額には、平日2食、土日3食と空港送迎費(往復)が含まれます。

また、18歳以下でホームステイする場合は約18万円で、18歳以上からシェアハウスを利用する場合は約11万円かかります。予算に合わせて選ぶといいでしょう。

渡航費

往復航空券は、ケアンズへジェットスター航空を利用した場合で約8万円、JALを利用した場合で約20万円です。2024年5月現在、日本からケアンズにはジェットスター航空やJALで直通便が数多く出ています。

オーストラリアへの渡航費は、冬の時期となる6月がもっとも安く、夏の時期の12月に向けて高騰する傾向があります(※8)

食費

ケアンズでの1カ月間の食費は約5万円です。日本と比較して食費は若干高めです。

この金額はランチ代のみを想定しており、ホームステイ先以外で朝食やディナーを食べる場合は別途加算されることになります。例えばランチをマクドナルドで食べると約12AUD(1,250円)、ディナーを一般的なレストランで食べると30AUD(約3,120円)以上かかることが多いです。

保険料

ケアンズでの1カ月間の保険料は約2万円です。海外で万が一のトラブルに遭い病院を利用することになった場合、日本の相場とかけ離れた費用が請求されることがあります。

たとえ1カ月の留学でも、保険の加入をおすすめします。

ケアンズ留学の相談ならスクールウィズ

ケアンズは人気のある留学先で、インターネット上には情報が溢れています。ただし、留学の情報は時期によって大きく変わり、また古いまま放置されている情報も少なくありません。

加えて、語学学校の選択肢が多数あるため、結局どこを選べばいいか分からないと感じている人も多いのではないでしょうか。

スクールウィズでは留学を検討している人に対して、無料相談のサービスを提供しています。スクールウィズには累計問い合わせ6万人の実績があり、経験豊富で最新の情報を知るカウンセラーが、最適なプランをご提案します。

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ケアンズ留学でよくある質問

ここではケアンズ留学でよくある質問と、それに対する回答を紹介していきます。

ケアンズで語学学校を選ぶ際のポイントはありますか?

ケアンズで語学学校を選ぶ際は、カリキュラムと学費、日本人の割合の3つのポイントに注目するようにしましょう。

語学学校はそれぞれに特色があり、多くのカリキュラムが用意されています。申し込み時には、自分のレベルにあったカリキュラムがあるか、予算内の学費かを確認するようにしましょう。

また、語学力を向上させるためには、日常生活での英語利用が不可欠です。学校で日本人の割合が高い場合には、英語を使う機会が減ってしまうこともあるので注意しましょう。

語学学校への疑問点を解消し、自分に合った学校を選ぶにはスクールウィズへぜひ相談してみてください。

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ケアンズ留学のデメリットはありますか?

ケアンズ留学のデメリットとしては、シドニーやメルボルンなどの大都市と比べると学校の選択肢や利用できる店舗の種類が少ないことが挙げられます。ケアンズの人口は16万人ほどの比較的小規模な街であり、都市での近代的な生活を期待している人は物足りなく感じるかもしれません。

また、雨季となる11月〜3月は高温多湿の気候となります。雨季は乾季と比べて過ごしづらくなりますが、一日中雨が振り続けることは少ないです。

ケアンズの治安はいいですか?

ケアンズはオーストラリアで治安がいい地域として知られています。一方で、近年犯罪が増加傾向にあります。置き引きやスリ、ひったくりから、睡眠薬入りのお酒で眠らせて金品を奪う昏睡強盗が報告されています。

犯罪を防ぐために貴重品を持ち歩かない、夜間の一人歩きはしない、他人から飲み物はもらわないなど、自身でできる対策は必ず行いましょう。

【2023年版】ケアンズの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイントまで紹介

まとめ

ケアンズはオーストラリアの地方都市で豊かな自然があり、勉強に集中できる環境が整備されています。観光客や留学生も多く集まるので、異文化に触れる機会も非常に多いです。シドニーやメルボルンなどの大都市とは違った経験ができることでしょう。

留学には語学学校を始め大学進学、ワーキングホリデーなどさまざまな形があります。記事を参考にそれぞれの特徴を理解し、ぜひ自分にあった留学先や方法を選んでみてください。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
  • 「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」
  • 「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう?」
  • 自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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    【参考文献一覧】

    ※1...Cairns Population 2024(参照日:2024-5-24)

    ※2…Australian Government「Bureau of Meteorology」(参照日:2024-5-24)

    ※3…オーストラリア政府観光局「ケアンズの気候」(参照日:2024-5-24)

    ※4…Australian Government「Minimum wages」(参照日:2024-5-24)

    ※5...Quacquarelli Symonds「QS World University Rankings 2024」(参照日:2024-5-26)

    ※6…The University of Sydney「Working while on a student visa」(参照日:2024-5-24)

    ※7...CCEB「FEES 2024」(参照日:2024-5-26)

    ※8...オーストラリア政府観光局「閑散期」(参照日:2024-5-26)

    この記事を書いた人

    スクールウィズ オーストラリア編集部

    オーストラリアで実際に滞在経験のあるライター、今も生活をしているライターによる編集チームです。オーストラリアでの留学を考えている皆さんに役立つ情報をお届けします。

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