留学は意味がないと言われる理由2つ！留学経験者が教える失敗しない留学のコツとは？
- 2021/08/30
こんにちは、フィリピン・マニラに留学していたAshiiといいます。
スキルアップのために、留学を検討している方は多いのではないでしょうか。留学は、新しい言語を学び、グローバルな視点を養うことのできる貴重な体験です。留学によって、就職や転職が有利になる場合もあります。
一方、留学は無意味だという意見もあります。実際に、本人の意識や行動のしかたによっては留学が無意味になってしまうこともあるでしょう。
今回は、留学が無意味だと言われる理由、留学を無意味にしてしまう意識や行動をご説明します。そのうえで、留学を成功させ、意味あるものにするための大切なポイントをご紹介します。
留学を成功させるコツがわかるので、留学を考えている方はぜひ読んでみてください。
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留学が無意味だと言われる理由
留学が無意味だと言われる理由について、2つご紹介します。
理由（1）留学が必ずしもキャリアに活かせるわけではない
留学と聞くと、なんとなくその後の就職活動やキャリアに有利になりそうな印象があります。しかし、実際には留学経験を就職活動やキャリアに活かせないことも少なくありません。
一口に留学と言っても、留学で得るものは人によって違います。留学先でスキルを磨き、現地の人と積極的に交流し見聞を広めた人と、現地で努力を怠った人とでは、当然得たものの質も量も全く違ったものになります。
また留学で得られたスキルと、就職・転職先で求められるスキルが一致するとは限りません。そのため時に留学は無意味に捉えられることがあります。
理由（2）日本にいても英語を学んだり海外の人と交流したりできる
現在日本には、英語を学べる語学学校や教材がたくさんあります。インターネット上でも、手軽に英語を学べるオンラインサービスが利用可能です。
グローバル化が進み、日本にいてもインターネットで世界中のニュースやドラマなどを簡単に視聴できるようになりました。また、FacebookやInstagram、Twitter、YouTubeなどのSNSを通じて、海外の人と簡単に交流したり、海外の情報を手に入れたりすることもできます。
こういった背景から、日本をわざわざ出なくても、英語の勉強をしたり海外の人と交流したりすることは可能だと感じる人もいます。
留学を無意味にしてしまう間違った意識・行動と対策法
留学を無意味なものにしてしまう間違った意識・行動と、その対策法について、4つご紹介します。
留学するだけで英語が話せると勘違いしてしまう
留学するだけで英語が話せるようになると思っていると、英会話はなかなか上達しません。英会話力アップの基本はインプットとアウトプットの繰り返しです。
現地の人が英語で会話しているのを聞いていると、確かにインプットにはなります。しかし、それと同じくらい大切なアウトプットを疎かにしてしまっては、英会話力アップには繋がらないのです。
対策法
英会話の機会を増やすには、現地で趣味の近い友人を作ることがおすすめです。共通の話題があれば、積極的に話したくなり、英語学習のモチベーションが上がります。
例えば、海外にも日本の文化に興味のある人がいます。筆者は、留学先で日本のアニメ文化に関心のある友人ができ、会話が弾みました。
話の合う友人を見つけるためにも、まずはいろんな人に積極的に話しかけてみることが大切です。
留学経験があれば就職活動で有利になるという間違った認識をしている
留学経験さえあれば就職活動で有利になると考えていると、実際の就職活動で思ったようにいかず、後悔することがあります。
留学は目的ではなく、あくまで手段の1つです。人事担当や面接官は、留学した先で何を達成したのかを聞きたいと思っています。
対策法
自己PRとして話せる留学中の具体的なエピソードを用意しておく必要があります。留学によってどんな成果を出し、何を得たのか、就職活動で話せるようになって初めて、留学経験が活かせるようになります。
留学に行く際は、しっかり目標設定をし、留学した目的に向かって努力を怠らないことが大切です。また、留学の成果を自分の中で整理し、人にわかりやすく伝えられるようまとめることが必要となります。
留学先で日本人とばかり交流してしまう
日本語の通じない新しい土地に来ると、心細さから日本人とばかり交流したくなります。しかし、これではせっかく留学にきた意味が薄れてしまいます。
対策法
日本人以外の人と、意識して積極的に関わることが大切です。
留学先では、自然に任せているとどうしても同じ国出身の人で固まってしまいがちです。これはなにも日本人だけではありません。筆者が留学していたフィリピンでは、フランスやイギリス、メキシコ、モロッコ、韓国、中国、タイなど、さまざまな国の出身の学生が集まっていました。
やはり、初めはどの国の人でも、同じ出身の人同士で集まっていることが多かったです。しかし、あえて現地の学生や、他の国からの留学生と関わることにより、お互い自然と英語を話せるようになりました。
留学後のヴィジョンがない
留学を終えた後、何ができるようになっていたいのか、明確な目標がないと留学が無意味だったと感じやすいです。
達成すべき目標が見えていないと、自分が留学先で具体的に何を努力すればいいのかもわかりません。留学先での行動や態度も受け身になってしまいがちです。
対策法
留学前から情報収集を怠らないことが大切です。そのうえで、具体的な目標設定をしておくと、留学先で頑張るべきことが自ずと見えてきて、積極的に取り組むことができます。
留学後のヴィジョンを描くためには、実際に留学で成功した人の話を聞くことが大切です。経験談を聞いておくことで、自分は留学で何を得たいと思っているのかが整理され、自分のゴールを設定することができます。きちんとした目標やヴィジョンがあると、目指す先が見え、意味のある留学となります。
【経験談】留学は無意味じゃない！成功させるためのコツとは？
留学は、本人の頑張り次第で大きな実りのあるものになります。筆者の経験をもとに、留学を成功させるためのコツを3つご紹介します。
日本人以外と積極的に交流する
日本人のみでいると、どうしても日本語で会話することになります。筆者はこれを避けるために、日本人が複数いる場でも積極的に他の国の人に参加してもらい、全員が分かる英語で会話せざるを得ない環境を作りました。
そうしているうちに仲が深まり、一緒に遊びに行ったり、旅行に行ったりする機会が増えました。毎日英語で話すことになり、日に日に言いたいことが英語で言えるようになると、英語力アップを実感することができました。
また、英語が話せるようになっただけでなく、いろいろな国の友人ができたことは、とても貴重な体験です。そのときできた友人のなかには、帰国後何年も経った今でも、Facebookでやりとりするほど親しくなった人もいます。
自分の努力や成果を振り返る
がむしゃらに頑張っていると、自分の現在地点が見えなくなってしまうことがあります。そうなると、前進できているのか不安になり、なんのために頑張っているのか分からなくなる場合があります。
そうならず、モチベーションを保つコツとしては、自分の努力や成果を振り返ることが欠かせません。毎日少しずつ成長していても、自分ではその成長に気付かないものです。そんなときのために、留学初めの頃と比べ、どれくらい自分が進化できたのか、定期的に振り返ることが必要です。
成長が実感できると、人はさらにモチベーションがわいてきます。留学の最後まで努力を継続し、成果のある留学にするために、たまには立ち止まって自身の成長を振り返ることをおすすめします。
どんどん失敗する
新しい土地で不慣れな言語で話すことは、とても勇気のいることです。筆者も留学中、特に初期の頃は英会話の際、何か間違っていないかといつも心配でした。
しかし、失敗し、そのことに気づいたときこそが、英語だけでなく何においても、人が最も成長する瞬間です。失敗しないということは、裏を返せば以前からできていたことを、ただ繰り返し行ったというだけのことです。そこには成長も進歩もありません。
失敗や間違いを笑われてしまった場合、そのときは恥ずかしく感じてしまうと思います。しかし、後悔した失敗ほど、強く印象に残り、二度と間違えなくなります。
失敗を繰り返すことで、新しい知識が次々に蓄積され、本当の意味での成長に繋がるのです。
まとめ
本記事では、留学に意味がないと言われる理由についてご説明しました。また、留学を無意味にしてしまう行動やとその対策法、そして留学を成功させるためのコツもご紹介しました。
留学は、本人の努力次第で成功し、実りのあるものとなります。頑張り次第では大きなステップアップに繋がる貴重な体験です。一方、ただなんとなく留学に行くだけでは、意味のないものとなってしまいます。
意味ある留学にするためには、留学での目標を明確にし、意識的かつ積極的に行動することが大切です。留学に意味を見出すのは、最終的には他でもない自分自身なのです。
留学に興味のある方、現在留学を検討している方は、参考にしてみてください。
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