TOEIC990点の攻略法!TOEICで満点を取るために知っておきたい勉強法や参考書まとめ

こんにちは、イギリス・ロンドンに留学していたさやです。

グローバル化が進む日本では、転職や昇級の条件にTOEICのスコアを採用の基準にする企業が増加しています。ただし、高い英語力を求める企業も多くなっているため、TOEICの高スコアを取るのに苦労している人も多いはずです。

そこで今回はTOEICListening&Readingテストで990点を攻略するための勉強法やテクニック、勉強に役立つ参考書やアプリを紹介します。TOEIC990点を達成したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

なお、各スコア別の英語レベルについては下の記事でまとまっているので、気になる方はあわせて参考にしてみてください。
TOEICスコア別の英語レベルまとめ!英語力アップのおすすめ勉強法も紹介

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TOEIC990点のレベルはどのくらい?

TOEICで満点を目指すにあたり、990点のレベルがどれくらいなのか具体的に知りたいですよね。ここからは、990点を取る人に必要な語彙数な他の英語資格の比較などを紹介します。

TOEIC全体の何パーセント?

TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測る資格試験です。受験方法は、公開テストとIPテストの2種類に分けられます。簡単にいうと公開テストは個人受験で、IPテストは団体受験です。

出題される問題の難易度は同じですが、公開テストは新しい問題が出題され、IPテストは過去に出題された問題が再利用されます。

TOEICを運営・実施する国際ビジネスコミュニケーション協会の調査結果によると、2019年時点で895以上のスコアは公開テストで3.4%、IPテストで1.4%しかいないことが発表されています。この結果からも、TOEICで990点を達成するのは簡単でないことが分かるでしょう。

必要な語彙数

一般的にTOEIC990点を取るには、1万語の語彙数が必要だといわれています。1万語とは英字新聞や雑誌を不自由なく読めるレベルで、専門的な分野も理解できるようになります。

スピーキングでいえば、ネイティブとも難易度の高い会話ができるでしょう。特にリーディングは語彙力を高めることで問題もより理解しやすくなります。

TOEIC990点を達成するには、語彙数を増やすことが必要不可欠です。もし語彙数を高めたいなら中学や高校で学ぶ基本的な単語はもちろんのこと、新聞や本、ニュースなどから新しい単語を学習するのが望ましいでしょう。

以下の二つ記事ではそれぞれ「TOEICのための語彙を増やす方法」と「忙しい方のために英語ニュースを使った英語学習の進め方」を紹介しています。

参考にしてみてくださいね!

TOEIC対策に覚える単語や熟語一覧!おすすめの本やアプリ、勉強方法まで解説します
【レベル別に紹介】英語学習はニュースを活用!おすすめアプリとサイト10選

他の資格との比較

英語資格にはTOEIC以外にも、IELTSやTOEFL、英検などがあります。TOEIC990点は、他の資格と比べた時にどれくらいのレベルになるのか知りたいですよね。実は各試験のテストスコアの換算は公式に発表されていません。そのため、比較は目安になります。

・IELTS:7.5以上
・TOEFL iBT: 105以上
・TOEFL CBT: 280以上
・TOEFL PBT: 650以上
・英検:1級以上

どのテストにおいても高得点といえる点数です。
しかし、IELTSやTOEFLのテストはスピーキングとライティングの科目があるので一概に比較することは難しいかもしれません。

TOEIC990はどのくらい有利になる?

近年は高い英語力を条件にする日本企業が増加傾向にあり、それに伴いTOEICスコアの基準も年々高くなっています。

たとえば、社内公用語を英語にすると発表して話題になった楽天はTOEIC800、日産はTOEIC730を条件としています。
その中でTOEICの満点である990点は非常に有利だといえるでしょう。

ただTOEICは主に日本や韓国での認知度が高いだけで、世界共通で認識されている英語試験ではありません。そのため外資系企業で英語力を証明するには世界的に認知度の高いTOEFLやIELTSが必要になることを覚えておきましょう。

TOEIC990点はどうしたら取れる?条件をチェック

TOEICで990点を取るためには、まず問題構成や点数を把握することが大切です。ここからは満点を取るための条件をチェックしていきましょう。

リスニング

リスニングセクションは4つのパートに分かれており、問題は全部で100問、制限時間は45分です。テストの詳細は下記になります。

・パート1:写真描写問題(6問)
・パート2:応答問題(25問)
・パート3:会話問題(39問)
・パート4:説明文問題(30問)

テスト結果は最低スコアで5点、最高は495点になります。点数は5点刻みで表示されるので、リスニングで4~5問間違っても満点の495点が出るように設置されています。

TOEIC990点を達成したいなら、100問中95問は正解することが必要です。

リーディング

リーディングセクションは3つのパートに分かれており、問題数はリスニングと同じく100問、制限時間は75分です。テストの詳細は下記になります。

・パート5:短文穴埋め問題(30問)
・パート6:長文穴埋め問題(16問)
・パート7:1つの文書(29問)/複数の文書(25問)

テスト結果は最低スコアで5点、最高は495点になります。リスニングと同様に5点刻みで表示されるので、4~5問間違っても満点の495点が出るように設置されています。

TOEIC990点を達成したいなら、リスニングと同様に100問中95問は正解することが必要です。

満点が1000点でない理由

リスニングとリーディングの合計満点スコアが1000点でなく、990点であることに疑問を持つ人も多いでしょう。

理由は諸説ありますが、さらなる向上を目指してほしいという運営側の思いが込められているという説が有力です。

TOEICで満点を取ったとしても英語力が完璧というわけではありません。継続して勉強することが重要なのです。

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TOEIC990点を達成したい人が知っておきたい勉強法

TOEICで満点を目指すのであれば、効率良く点数が取れるように意識して勉強することが重要です。ここでは、TOEICで990点を取るために必要な勉強法を紹介していきます。

語彙数を増やす

TOEICに限らず、英語試験のリーディングは語彙数をどれだけ増やすかが高スコアを取るポイントになります。たとえ文法が分からなくても、英単語さえ分かれば大体の話の流れは掴めるからです。

特にリーディングは時間との勝負なので、全部を読んでいる暇はありません。そのため、単語と単語同士を繋げて、流し読みで全体像を把握するのがとても重要なのです。

TOEIC専用の単語帳なども多く販売されているので、それらを中心に語彙数を増やせば十分にTOEIC対策ができるでしょう。

ただTOEIC990点を目指すのであれば、単語帳に加えてニュースや本を活用するのがおすすめです。

単語帳には無い新しい単語も学べますし、読書は英語の文章を読む勉強にもなります。新しい単語をノートにまとめれば、自分だけの単語帳も完成しますよね。これを繰り返していけば、TOEIC990点を達成するのに必要な語彙数1万語に到達できるでしょう。

英語の発音や訛りに慣れる

TOEICのリスニングは、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなどの英語で出題されます。各国の英語は発音や訛りが若干異なるので、色んな英語を聞いて耳に慣れさせることがとても大切です。

特に日本の義務教育ではアメリカ英語を勉強するので、イギリス英語やオーストラリア英語を苦手とする人が多い傾向にあります。聞き取りにくいなと感じる英語があれば、その国の英語を重点的にリスニングしたり、各国の英語を満遍なく聞くようにすると自然と耳が「英語を聞くこと」に慣れるはずです。

しかし日本で生活している以上、英語を聞く環境は自分で作る必要があります。TOEICの勉強をするときだけ英語を聞く人も多いですが、英語を耳に慣れさせるにはやっぱり毎日聞くのが一番です。

スマホで手軽に聞ける英語学習アプリもたくさんあるので、通勤通学や待ち時間を利用して英語を聞く機会を増やすことが大事です。

以下の記事ではそんな通勤中などのスキマ時間を使ってリスニング学習ができる、お役立ちアプリをまとめてご紹介いています。

ご自身のレベルや勉強法に合ったあるアプリを試してみてくださいね。

【おすすめ英語リスニングアプリ13選】定番から無料アプリまでを厳選してご紹介します

シャドーイングを練習する

リスニングとスピーキングを切り離して考える人がいますが、実はこの2つは相互に深く関わっています。そのため、どちらか一方を鍛えることで、自然ともう一方のスキルを上達させられるのです。

たとえば、TOEICのリスニングで聞き取れなかった英語があるとしましょう。聞き取れなかった英語は、スピーキングでも喋れないことがほとんどです。リスニング力を高めたいなら、出題者のシャドーイングをしてどうやって英語を喋っているのかを知ることが大事です。

シャドーイングを繰り返すことで細部の英語まで聞き取れるようになります。方法としては、英語を聞き取りながらそれを真似して発音していきましょう。

初めのうちは、スクリプトを見ながらシャドーイングするのがおすすめです。慣れてきたら何も見ずに音声だけを聞いてシャドーイングしてみましょう。発音はもちろんのこと、英語のリズムやイントネーションも真似をするとスピーキングの強化にも繋がります。

本番と同じように問題を解く

TOEICリーディングの問題を解くのは時間との勝負です。なぜなら、問題は850点以上の英語力が無いと最後まで解けないように作成されているからです。

また、ゆっくり解けば分かるのに、なかなかスコアが上がらないという人も時間配分のミスが原因だといえます。そのため、勉強するときも本番と同じように問題を解くことが大切になります。

リーディングセクションは、3つのパートから構成されています。制限時間75分で全100問を解かなければいけません。問題の難易度は徐々に高くなるので、それらを考慮して時間配分することが必要です。

人によって得意不得意があるので、一度問題を解いてみて自分が不得意だと感じるパートを明確にしていきましょう。そして、パートごとに目安となる時間を設定します。時間内で問題が解けるように練習していきましょう。

TOEIC990点を達成したい人が知っておきたいテクニック

TOEICで990点を取るには、時間内に問題を解くためのテクニックが必要です。ここからはTOEICで満点を目指す人が知っておくべきテクニックを紹介します。

リスニングは時間を有効的に使う

TOEICのリスニング問題は1回しか流れないので、聞き流したらそれで終わりです。解答時間も決まっているので悩んでいる暇もありません。そのため、リスニングは時間を有効的に使うことがとても大切です。

たとえば、パート1の写真描写問題は問題の音声が流れる前に写真からどのような問題が出題されるのかイメージすることが大事です。もし会議室で女性2人が会話をしている写真であれば、それに関連した問題が必ず出題されます。

パート2の応答問題やパート3の会話問題では、問題の音声が流れる前に1セットの質問と選択肢に必ず目を通しましょう。これをするだけでもどんな問題が出題されるか大体予測できます。

また、問題文が流れている間は、WhereやHowなど疑問詞に着目して聞くことがおすすめです。何について問われているか明確になりますし、たとえ聞き取れなくても答えを推測できます。

リスニングの中でも一番難しいとされるパート4では、会話の全部を聞き取ろうとするのではなく、会話の全体像を掴むようにしましょう。

全部を聞き取ろうとすると聞くことに集中してしまい、質問が何だったのか、聞き取るべき内容は何なのかを途中で忘れてしまうことも多いです。そのため、ざっくりでも全体像を掴んで正しい答えを導き出すのがいいでしょう。

他のパートと同じく、問題が流れる前に質問と選択肢の確認は忘れずに行いましょうね。

リーディングはスキャニング技術を駆使する

リーディングは英文を読んで理解しなければいけないため、リスニング以上に時間との戦いです。受験者の中には、パート7まで辿り着けなかった人もいるかもしれませんね。

TOEIC990点を目指すのであれば、最後まで効率よく解いていかなければいけません。そこで役に立つのが、スキャニングの技術です。

スキャニングとは、大量の文章から特定の情報を探し出すためのテクニックです。スキャニングのテクニックは決して特別なものではなく、普段の生活でもよく使われています。

たとえばドライヤーが壊れてマニュアル本で確認しようとする時、何気なく「トラブル」という文字を探しつつページをめくっていきますよね。これがまさしくスキャニングなのです。

リーディングは文章の全てを読んで理解するのではなく、問題の答えが記載されている部分を探しましょう。大抵の場合、全部を読んだとしても理解できなかったり、内容も忘れてしまいがちです。

スキャニングで重要な部分だけを抜き取って、正解にたどり着く方が効率的ですよね。スキャニングの技術を駆使して、効率的に問題を解いていくのが得策です。

捨て問題を見極める

TOEICで990点を取るには、リーディングセクションの問題を最後まで読み切る必要があります。そのためには時間配分をして問題を解き進めるだけでなく、解くべき問題と捨てる問題を見極めることが重要なのです。

試験中は時間に追われるなか、焦りもあるため解けない問題に固執してしまいがちです。

ただ、一旦その問題をスキップしても点数に大きく響くことはありません。最後まで問題を解いた後に解けなかった問題を解き直すことだってできます。

人にはそれぞれ得意不得意があるのでTOEICの練習問題を解くときに、どのパートが解きやすいか確認しましょう。苦手とするパートや解くのに時間がかかるパートは、捨て問題の候補にするのがおすすめです。

TOEIC990点を達成するための参考書&アプリ

現代は、TOEICに特化した参考書やアプリが数多くあります。その中でも特におすすめな参考書とアプリを紹介します。

TOEIC L&RTEST 出る単特急 金のフレーズ

TOEICで990点を目指すなら、出題率の高い単語を覚えるのが一番の近道です。特にTOEICの問題は時間との勝負なので、全体が分からなくても単語から大体の意味を理解するのがとても大切なのです。

『TOEIC L&RTEST 出る単特急 金のフレーズ』には、TOEICによく出る単語がまとめられているので、効率的に単語が覚えられます。社会人であれば勉強に割く時間は限られているので、効率的に英単語が覚えられる単語帳は役に立つはずです。

本のサイズも小さく、持ち運びにも便利ですし、音声ファイルもダウンロードできるので通勤通学中でも勉強ができます。繰り返し音読しながら覚えていくのがいいでしょう。

TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミシリーズ

「TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ」は、TOEICの定番ともいえる参考書です。TOEICのノウハウを知り尽くす受験トレーナーのヒロ前田氏が監修しており、スコアアップのコツが記載されています。「問題を解くためのコツを掴みたい!」と考える人に最適な1冊です。

コツさえ掴めれば問題を解く時間も早くなるので、パート7まで辿り着く可能性も高くなりますよね。ポイントも明確に書かれているので、スコアがなかなか上がらないという人は一度読んでみましょう。

スタディサプリ

スタディサプリとは、オンラインの英語学習アプリです。アプリなのでスマホで授業が受けられるのが特徴になります。月額2,980円(税抜)で始められて何時間でも授業を受けられ、利用者の中には最高500点UPした人もいるほどです。

TOEICに関する著書を60冊も出版するカリスマ講師の関正生氏の講義動画が見られるのも大きなメリットになります。また学習時間なども管理してくれるので、英語を勉強するモチベーションアップにも繋がります。

自分のタイミングで勉強ができるので、忙しい社会人にもぴったりな勉強法ではないでしょうか。

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まとめ

この記事では、TOEIC990点を取る方法を紹介しました。

TOEIC990点を目指す上で一番大事なことは、問題を解くスピードと時間配分です。これを実現するには語彙力の数を増やすことと、リスニング強化が必要になります。

なかなかTOEICの点数が上がらないと悩む人にも有効な勉強方法です。TOEIC満点を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください

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    この記事を書いた人

    さや

    イギリス・ロンドンにあるロンドン・カレッジ・オブ・ファッション芸術大学に1年間の留学経験があります。留学中はファウンデーションコースにてメディア全般を学び、帰国後はアパレル商社のレディスPRとして4年間働きました。現在は会社を退職し、パリで子供ブランド立ち上げるべく奮闘中です。ブログでは海外生活や旅行、英語学習の情報を発信しています。

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