マニラの電車の乗り方を解説!利用のポイントから便利に乗るコツまで合わせてご紹介します
フィリピンの交通手段と言えばジプニーやトライシクルという三輪車が有名ですが、首都マニラのあるルソン島では電車が走っています。
渋滞がひどいマニラでは、電車は通勤・通学の重要な足。
日本人には少し利用しにくい印象があるかもしれませんが、安全面に気をつけて乗ればとても便利な交通手段のひとつです。
ここでは、マニラの電車の乗り方や気をつけることなどをまとめます。
なお、レートは1ペソ=2.1円で計算しています。
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マニラの電車の基本情報
マニラの電車の特徴
マニラの電車は主にメトロ・マニラという巨大首都圏の端から端までをつなぐ役割をもつLRT(Light Rail Transit)・MRT(Metro Rail Transit)と、メトロ・マニラ首都圏と郊外の地方都市を結ぶPNR(Philippine National Railways)という路線からなっています。
メトロ・マニラは車の渋滞が悪化しており、場所によっては電車のほうが早く到着できることもあります。
そのため、職場や学校の最寄り駅まで電車を利用し、ジプニーに乗り換えるという使いかたをしたり、マーケットの近くを通る駅を利用してお買い物をしたりするのに便利です。
地元の人たちにとってジプニーと合わせて生活に欠かせない交通手段のひとつになっています。
マニラの電車:LRT(Light Rail Transit)/ MRT(Metro Rail Transit)
LRT・Line-1
メトロ・マニラを縦断する路線。パラニャーケ市のBaclaranとケソン市のRooseveltを結ぶ20の駅からなります。
路線図の色から「グリーンライン」とも呼ばれます。
*路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「イエローライン」になっています。
Doroteo Jose駅でLRT Line-2のRecto駅と、EDSA駅でMRT Line-3のTaft Avenue駅とそれぞれ乗り換えができます。
LRT・Line-2
メトロ・マニラを横断する路線。マニラ市のRectoとパシグ市のSantolanを結ぶ11の駅からなります。
路線図の色から「ブルーライン」とも呼ばれます。
*路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「パープルライン」になっています。
Recto駅はLRT Line-1のDoroteo Jose駅と、Cubao駅はMRT Line-3のAraneta Center Cubaoの駅と乗り換えができます。
MRT・Line-3
メトロ・マニラの主要道路であるEDSA通り沿いを南北に走る路線。パサイ市のTaft Avenue駅と、ケソン市のNorth Avenueを結ぶ13の駅からなります。
マカティ市やマンダルヨン市(オルティガス)を通るため、他の路線と比べて最も混雑しています。
路線図から「新イエローライン」とも呼ばれます。
*路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「ブルーライン」になっています。
Taft駅でLRT Line-1のEDSA駅と、Araneta Center Cubao駅でLRT Line-2のCubao駅と乗り換えができます。
LRT/ MRTの運行時間
LRT Line-1
平日
5:00am始発、9:30pm Baclaran発終電、10:00pm Roosevelt発終電
土日・祝日
5:00am始発、9:00pm Baclaran発終電、9:30pm Roosevelt発終電
LRT Line-2
平日
5:00am始発、9:30pm Santolan発終電、10:00pm Recto発終電
土日・祝日
5:00am始発、9:00pm終電
MRT Line-3
平日・土日・祝日
5:00am始発、11:00pm終電
マニラの電車:PNR(Philippine National Railways)
フィリピン国有鉄道。マニラのトンド地区にあるTutuban Stationを始発とし、北方線・南方線に分かれています。
北方線はかつてイロコス地方まで伸びる路線だったそうですが、現在はメトロ・マニラの都市Caloocan以北はほぼ廃線状態となっており、Caloocanまでの路線も運休中という情報があります。
一方、南方線はメトロ・マニラからアルバイ州のLegaspi駅までを結んでいます。ただし、ラグナ州のCalamba駅〜南カマリネス州のSipocot駅までは長期運休になっています。
Philippine National RailwaysのHPではCalamba駅までの料金表や時刻表が載っているのですが、レガスピ地方など南の地域の路線については直接問い合わせたほうが良さそうです。
マニラの電車(LRT / MRT)の乗り方
流れ(1)乗車券の購入
1回券(Single Journey Ticket)
窓口で行き先を言い、カード式の「Single Journey Ticket」を購入します。
LRT:15〜30ペソ(32〜63円)
MRT:13〜28ペソ(27〜59円)
チャージ式チケット(BEEP Card)
駅でStored Value Card(通称BEEP Card)を購入できます。
料金は100ペソ(210円)ほどで、カードにはすでに80ペソ(168円)分の料金がチャージされている状態となっており、以降は1,000ペソ(2,100円)までチャージできます。
フィリピンでは料金をチャージすることを「Load(ロード)」と呼びます。駅以外に、街なかのローディングステーションやコンビニエンスストアでチャージできます。
また、一部のバスでも利用できるので、大きなバスチケット売り場でもチャージできます。
Loading StationのマップはFIND LOADING STATIONSを参照してください。
流れ(2)改札前の荷物チェック
改札に入る前に荷物のチェックをされます。
危険物の持ち込みは禁止されていますが、日常使いするもので止められることはあまりない印象です。
流れ(3)プラットホームの行き先を確認し、改札を通過
いくつかの駅では反対側のホームへ移動しづらい構造になっていることがあるので、改札に入る前に目的の方角へ向かうホームかどうか確認します。
自動改札を通り過ぎ、ホームへ降ります。
流れ(4)乗車
乗車口の位置の目安がホームに記載されているので、並んで待ちます。電車が来たら乗り込みます。
混雑している時間帯はロープで列を区切ることがあるので、自分の前で区切られた場合は次の電車を待ちます。
流れ(5)下車
駅の数を数えるか、ホームの看板を見て目的地を確認し、下車します。
車内のアナウンスもありますが、混雑時はほぼ聞こえないため、外の看板を見ることをおすすめします。
マニラの電車を利用するためのポイント
ポイント(1)貴重品の管理に気を遣う
マニラの電車で多く耳にするのはスリです。
特にMRTは混雑が激しく、乗り降りの際に人が入り乱れるので注意が必要です。
貴重品はバッグの中にしまい、服のポケットなどには入れないようにしましょう。また、リュックは背中からおろし体の前で抱えるようにします。
斜めがけバッグやハンドバッグなども体の前で持ちましょう。斜めがけのバッグのファスナー口が背中側にあったため貴重品を抜き取られた例もあるので、ファスナーの位置も注意するほうがいいかもしれません。
ポイント(2)派手な格好は控える
マニラの電車の中では外国人であるだけで目立ってしまうのも事実。
都会のマニラではおしゃれな格好をして電車に乗るフィリピン人も多いので、特別ボロボロの格好をする必要はありませんが、お金持ちだと誤解されるような格好は避けましょう。
例えば、高価な時計やアクセサリー、スマートフォン(特にiPhone)などが周りの目に触れないような工夫をするとよいと思います。
ポイント(3)ラッシュアワーを避ける
朝の8時〜10時や午後5時〜8時はラッシュアワーのピークです。
Ayalaなど駅によっては入場制限がかかり、長蛇の列でホームに行くまでに30分〜1時間かかることも。
プライベートな用事で時間を調整できるようなら、ラッシュアワーを避け日中の11時〜3時くらいに移動する計画を立てたほうがいいでしょう。
ポイント(4)終電に注意する
意外と早いマニラの終電。LRTでは夜9時〜10時、MRTでも11時です。
細かい時刻表はないので、用事が遅くなりそうなときは利用する駅の終電到着時刻がどのくらいになるのかあらかじめ聞いておくといいでしょう。
また、電車を利用すると到着した駅からの徒歩の移動などがあるため、夜遅い時間の電車利用はマニラ生活に慣れていない人にはおすすめできません。
Grabなどの配車サービスを利用するなど安全な方法を検討してください。
マニラで電車利用が便利になるアプリ「Sakay.ph」
公共交通機関の乗換案内をしてくれるアプリが、「Sakay.ph」。
電車はもちろん、ジプニーやバス、UVエクスプレスというバンなども含めて経路を提案してくれるので、移動の計画に便利です。
まとめ
治安が悪いという評判のマニラの電車ですが、ここ数年でだいぶ様子が変わってきている印象です。
海外なので気をつけないといけない場面はありますが、電車を安全に利用できればメトロマニラの移動がとても便利になります。目的地や時間帯に合わせて、試してみてくださいね。
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