【高校留学体験記】 オーストラリアの大学進学方法とは?大学入試制度まとめ

オーストラリアのアデレードに留学していたあずさです。
私はオーストラリアの高校に留学して、そのまま大学に進学しました。

海外で高校から大学に進学する場合、どのような入試制度があるのだろう?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

オーストラリアの大学入試制度は、日本の入試制度と大きく異なり「大学受験」という考え方はありません。基本的に、Year12(高校3年生)の1年間の成績によって入学できる大学が決まります。

今回はオーストラリアの大学入試制度について、高校の授業体制を掘り下げつつ詳しくご紹介していきます。

なお、オーストラリアの大学に関する情報は下のページでまとめているので、制度や名門大学などを知りたい方はチェックしてみてください。
オーストラリアの大学へ進学するには?制度の特徴や大学ランキングを一挙解説

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オーストラリアの大学入試制度は州ごとに異なる

オーストラリアは、広大な国土や文化の多様性などに配慮する連邦制を採用しています。
連邦政府には日本の文部科学省に該当するような教育省は設置されておらず、教育は各州・テリトリーに設置された教育省に委ねられています。そのため、大学入試制度も各州によってバラバラ。

私がいた南オーストラリア州をはじめ、多くの州は高校3年生の最終学期(11月)に各科目の州統一最終試験があります。

例えば南オーストラリア州に在籍しているのであれば、各科目を選択した生徒全員が同日に受ける仕組みになっているんです。

オーストラリアの高校は授業科目が全て選択式

日本の高校からオーストラリアに留学して驚いたこと、それは授業科目が全て選択式だったことです。自分の好きな科目を選択して、得意な分野をのばすのがオーストラリア流。

オーストラリアでは、Year 11(高校2年生)とYear12(高校3年生)は全ての科目が選択式になります。科目はYear10(高校1年生)の時に学校のカウンセラー、担任教諭、科目別教諭と相談しながら自身の得意科目や将来の方向性に合わせて選択します。

Year10の時に選択した科目が、高校3年生の最終試験の科目に繋がります。そのため、科目の難易度や進学したい大学の学部のレベルとのバランスがとても重要です。

私は音楽や美術が苦手だったため、授業選択制は非常にありがたかったです。

学年・科目の飛び級はあたりまえ!

オーストラリアのような科目が全て選択式の場合、得意な分野で自分の知識・能力を伸ばすことができるため、学年もしくは科目ごとに飛び級をする生徒が多いです。

一方必須科目もあり、日本で言うところの国語のように、オーストラリアの高校では英語が必修になります。全生徒が卒業までにyear12(高校3年生)の科目を5科目以上取る必要があるため、スポーツ特待生として入学し卒業後にプロ選手になる生徒でも、体育やアウトドアなど得意な科目を選択し試験を受け、卒業資格を得る必要があります!

得意分野で能力を伸ばし、飛び級をすると言うのは日本にもあってほしいなと思いました。

オーストラリアの高校で私が選択した科目

オーストラリアの高校在学中に私が選択した科目は以下の通りです。
高校2年生の時に得意の数学、そして日本語を飛び級しました。

Year 11(高校2年生)在籍中に選択した科目
・数学Ⅲ(飛び級)
・数学C
・日本語(飛び級)

Year 12在籍中(高校3年生)に選択した科目
・英語
・生物
・化学
・数学C(再選択)
・ホスピタリティー(家庭科)

南オーストラリア州では日本語が選択科目になっているため、日本人の生徒が日本語を選択して試験で満点を出すと言うのがほとんどでした。

year12(高校3年生)の科目の成績で進学先が決まる!

year 12(高校3年生)で選択した科目の最終試験での成績、学業成績(テスト・課題・授業態度)を総合的に評価し、Tertiary Entrance Rank(TER)という得点が算出されます。

TERは日本の偏差値や評定平均のようなもので、最高値が99.9%です。自身のTERのスコアが、志望する大学の学部が提示する入学基準を上回れば、入学が可能。

私が志望した「南オーストラリア大学 健康科学部 作業療法学科」のボーダーラインは85.0%(留学生枠)でした。第2言語として日本語を選択して満点を獲得できたこと、そして数学を飛び級できたことが功を奏し、無事にTER96.2%を取得することができ、南オーストラリア大学への入学が叶いました。

日本の大学受検も大変ですが、オーストラリアでの大学進学も非常に複雑で大変なプロセスですので、入学できたときにはとてもホッとしました。

留学生に対する配慮がある

もちろん各大学は「現地生徒枠」と「留学生枠」に異なるボーダーライン(TER)を定めています。

「南オーストラリア大学 健康科学部 作業療法学科」の現地生徒枠は92.0%でしたが、留学生枠は7.0%低い85.0%でした。英語のハンデを考慮して、留学生もきちんと進学できる仕組みになっています。


私の場合、当初大学へ進学する予定がありませんでした。
入試制度については留学中に高校生活を送りながら、現地の友達に聞きつつ自分で模索し学びました。

オーストラリアの高校から大学へそのまま進学する日本人留学生があまりいないので、情報があまり多くないと言うのも事実かもしれません。

海外留学中に高校から大学へ進学する方は、是非その国のシステムを事前に調べることをおすすめします。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

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    この記事を書いた人

    あずさ

    オーストラリアに7年間留学し、高校と大学を卒業。大学では作業療法学科を専攻。

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