TOEIC パート7を攻略して弱点克服!おすすめの勉強法と教材も紹介します
- 2024/03/07
TOEICのパート7がいつも時間内に解ききれない、どうやってトレーニングをしたら良いのか分からないとお悩みの人は多いのではないでしょうか。パート7は、他のパートと違って問題文の中に正解の根拠が必ずあるので、正しく読解をすればスコアを取りやすいパートとも言えます。
読解力を上げるためには基礎的な語彙と文法を身につけ、文の構造を意識した精読と音読のトレーニングが有効です。
この記事では、パート7の概要や攻略のコツ、ポイントなどとともに読解力を鍛えてスコアアップにつなげるおすすめの勉強法と教材も紹介します。
ぜひパート7の苦手意識を払拭してスコアを伸ばしたいという人は、この記事を参考にしてください。
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TOEIC パート7の概要
まず、TOEICのパート7ではどんな問題が出題されるのかを理解しましょう。問題形式や問題数、問題の傾向など、パート7の概要を以下で解説します。
TOEIC パート7の問題形式と問題数
問題数 | 54問 |
---|---|
回答時間(目安) | 55分(リーディングセクション全体では75分) |
問題形式 | 長文読解形式 |
パート7は長文読解形式です。1つの文書または、複数の文書が問題文として提示され、その内容に関する2〜5問の設問に対して、4つの選択肢から答えを選ぶ問題です。回答時間は1つの設問につき1分程度が目安で、パート7全体では55分程度で完了できるように進めましょう。
TOEIC パート7の問題種別と傾向
パート7では、1〜3つの問題文が提示されて、それぞれの内容について設問が出題されます。問題文が1つの場合を「シングルパッセージ」、2つの場合を「ダブルパッセージ」、3つの場合を「トリプルパッセージ」と呼びます。
問題文の題材は、メールや広告、記事など英語圏での社会生活でよく見かける内容です。高度な専門用語や学術的な内容はほとんどないため、英文の量にひるむことなく落ち着いて取り組みましょう。
問題文として出題されやすいトピックと問われやすいポイントは以下の表のとおりです。
トピック | 問われやすい内容 |
---|---|
告知 | 日時や対象などの詳細 |
チャット | メッセージ意図 |
手紙、メール | 問い合わせの目的 |
広告 | サービスの特徴や料金、支払い方法 |
新聞などの記事 | 書き手の意図を問う内容 |
各問題文に対するよくある設問としては、以下のパターンがあります。
種類 | 内容 |
---|---|
語彙知識を問う問題 | 本文中の語彙と意味が近い選択肢を選ぶ問題 |
具体的な内容を問う問題 | 文書の目的やテーマ、日にちや人名など具体的な内容を問う問題 |
内容一致を問う問題 | What is indicated about〜?(〜について示されているのは何か)などの設問で、選択肢から内容と一致するものを選ぶ問題 |
当てはまらない内容を問う問題 | What is NOT mentioned 〜?(〜について触れていないのは何か)などの設問で、問題文に載っていないことや異なる内容を選択肢から選ぶ問題 |
挿入する文の位置を選ぶ問題 | 設問で提示されたある文が問題文のどの部分に入るのかを問う問題 |
TOEIC パート7を苦手に感じる理由と原因
パート7を苦手に感じる主な理由と原因を解説します。なかなかスコアが上がらないと感じているならば、苦手部分を具体的に知ることで、適切な対策が見えやすくなります。以下を読んで自身がなぜ苦手に感じるのかを考えてみましょう。
パート7に時間がかかるのは読むのが遅いから?
パート5、6と比べてとにかく英文の量が多いパート7は、長文というだけで苦手意識を感じている人が多くいます。さらに英文を読むスピードが遅く時間内に解ききれないというのが、パート7でスコアが伸びない原因としてよく挙げられます。
「読むのが遅い」の中にある原因を知ることから対策が始まる
パート7が苦手な原因を「読むのが遅い」とだけ認識していると、どのように対策をしてよいか迷ってしまうでしょう。そこで、読解を阻んでいる原因が何かをより緻密に見ていくことが大切です。
主な原因としては、以下の3点が考えられます。以下の原因によって、初見で英文を読むのにつまずき、何度も読み返しをしてしまうことで時間がかかり、結果として読むスピードが遅くなるのです。どの点に自身の原因があるのか考えてみましょう。
・語彙不足
基本的な語彙力が不足していると、問題中も分からない語彙が多くなり、英文の意味を理解することが困難になります。TOEIC専用の単語帳を使うことで、問題によく出る語彙を効率良く身につけることができます。
・文法理解不足
語彙力があっても、英文法を理解できていなければ、英文の意味を正しく把握することができません。文法の理解がほとんどできていない人は、まずは中学レベルから学びましょう。
・回答の根拠不足
設問も問題文も理解しているのに正解できないのは、問題文中で根拠を見つけられず、正解にたどり着けないということが一つ原因です。
設問は理解しているのに回答を間違える……というときもありますよね。それにはいくつか理由が考えられますが、言い換えの表現に気づけていないということが大きな原因として考えられます。
パート7では設問で使われている語句が問題文の中ではそのまま使われず、違う表現で言い換えされていることが多々あります。パート7の演習問題に取り組み、言い換えのパターンや傾向に慣れることが必要です。
TOEIC パート7攻略のコツ・ポイント
パート7を攻略するコツやポイントを解説します。以下のことを意識することで、早くスコアアップにつなげることができるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
文章を正確に読む練習を繰り返す
パート7は、設問を先に読んだ上で、問題文を読み進めるようにしましょう。パート5、6とは違い、パート7は設問の答えの根拠が必ず問題文の中にあります。設問を先に読んで問題を読み進めることで、拾うべき情報をキャッチしやすくなり回答効率が上がります。
そして最も大切なのは、文章を正確に読む力です。そのためには基本的な語彙と文法の理解が必要であるのはもちろんですが、これらだけでは十分ではありません。語彙と文法が分かっていても、長文になると修飾部分が多くなり、文が複雑に見えて読みづらくなります。
一見どんなに複雑に見えても、英文は基本的に5つの文型しかありません。そのため修飾部分に惑わされず、その文の構造を即座に見抜く力を身につければ、早く正しく読み解くことができます。
英文を見て文の構造を素早く見抜くには、文型や文の要素を正しく理解していることがまず必要で、さらに精読や音読の訓練をすることでそのスピードを上げられます。
難しそうに思うかもしれませんが、慣れてくると初見でも英文の要素となるSVOCや修飾語を語句の塊で捉えられるようになります。短文やシンプルな文章から精読や音読をして慣れると良いでしょう。
知らない、憶測で判断してしまう語彙や文法の理解を増やす
英文の中で知らない語彙や理解不足の文法があると、その英文を一読で理解できないため、前後の流れから推測しなければなりません。そうなると、読み返しが増え時間がかかるだけでなく、英文を正しく理解しづらくなるため全体を読み終わっても曖昧な部分が残るでしょう。
語彙を暗記し、文法を正しく理解することは基礎的なスキルですが、結果的にパート7の正答率や回答スピードのアップにつながります。
文章を読み込まずに解ける設問は先に回答する
広告やチャットを題材としたものなど、よく出る設問のパターンのひとつに、語彙知識を問う問題で本文をほとんど読まずに回答できるものがあります。
パート7に取り組むときは、設問を先に読んだ上で問題文を読み進めるのが攻略のポイントと述べましたが、このパターンの問題があれば設問を読む段階で先に回答をしてしまうのがおすすめです。
TOEIC パート7対策の勉強法とおすすめ教材
パート7でスコアアップを目指すためには、長文を早く正確に読むための訓練が必要です。そのためには、以下の3つの観点で勉強を進めていくと良いでしょう。
・中学レベルの単語・文法の習得
・精読の練習
・音読の練習
上記3つがどのように長文読解の力を伸ばすのに重要かを解説するとともに、それぞれの学習でおすすめの参考書やアプリも紹介します。
中学レベルの単語・文法を完璧にする
単語や文法に苦手意識がある人は、まず基本となる中学レベルの単語と文法からマスターしましょう。「もっと難しいことも勉強しなければ」と焦るかもしれませんが、まずは基本が第一です。基本を理解できれば、高度な内容も取り組みやすくなります。
以下では分かりやすく文法を学べる参考書と、基本レベルから上級レベルまで語彙力を身につけられるアプリを紹介します。
英語勉強アプリmikan
<主な特徴>
・TOEICのバイブル的な単語帳「金のフレーズ」などを収録
・スキマ時間でゲーム感覚で単語のクイズや暗記ができる
・リスニング、リーディング対策もできる
本アプリは、ベストセラーのTOEICの単語帳である「金のフレーズ」や基礎的な単語が収録された「英単語ターゲット1900」など人気の単語帳を多数収録したアプリです。さらに本と違ってかさばらずスキマ時間でいつでも勉強に取り組めるので単語学習がはかどります。
超・英文読解 中学英語の37パターンで英語がスラスラ読める!
<主な特徴>
・英文の文型や修飾語についてしっかり学べる
・英文を読むための基本的な内容を中学レベルでシンプルに絞っている
・カラーでイラストもあり見やすいデザイン
本書は文型や文の要素など英文の構造について特に詳しく説明しています。文法だけでなく、読解力アップにも役立つ一冊です。中学レベルで要点をシンプルに絞っており、デザインもとっつきやすいため、文法が苦手な人も取り組みやすいでしょう。
<書籍情報>
超・英文読解 中学英語の37パターンで英語がスラスラ読める!
著者: やり直し英語塾 ナオック
精読で読解力を高める
単語や文法の基礎固めができたら、英文を読む練習をしましょう。精読では、英文を見てどの文型かを素早く見抜き、語句の塊でSVOCや修飾語を捉えて1文ずつ正確に読み進める練習をします。
最初は時間がかかっても大丈夫です。精読の訓練を重ねると、英文の構造をつかむスピードもアップしていきます。ちなみに、「精読=英文を和訳できるようになること」ではないので気をつけましょう。以下でおすすめの参考書とアプリを紹介します。
TOEIC(R)L&Rテスト Part 7を全部読んでスコアを稼ぐ本
<主な特徴>
・スラッシュリーディングで英文を語句の塊で捉えて読解するトレーニングができる
・返り読みをせずに英語の語順のまま理解する力を養える
・無理なくレベルアップできるよう英文が選ばれている
本書では、スラッシュリーディングで英文を語句の塊で捉えながら読み進めるトレーニングができます。これによって文の構造を理解しやすくなり、返り読みをせず英語の語順のまま、一度で英文を理解できる力を身につけられるでしょう。題材の英文はやさしいレベルからだんだん難しいレベルへと段階的に挑戦できるようになっているため、無理なく読解力を伸ばせます。
<書籍情報>
TOEIC(R)L&Rテスト Part 7を全部読んでスコアを稼ぐ本
著者:岩重理香
レシピー
<主な特徴>
・好きなジャンルの英語ニュースで読解練習ができる
・リーディングだけでなく単語、文法、リスニング、スピーキング、ライティングなどオールインワン型で学べる
・TOEIC対策の内容がある
本アプリは、読解だけでなく、単語や文法、リスニング、スピーキングなどあらゆる英語学習ができるオールインワン型のアプリです。好きな英語ニュースを題材に読解の練習ができ、分からない単語もワンタップですぐ確認できるためどこでも手軽に読解の練習をできるのが魅力です。TOEIC対策の内容もあります。
音読する
精読で英文の構造を捉えられるようになったら、その構造を理解した上で意味や文の要素ごとに、語句の塊を意識しながら音読をしましょう。音読では日本語の語順に変えて返り読みをするということができないため、英語の語順のまま、意味のまとまりを体感しながら理解する練習ができます。以下でおすすめの参考書とアプリを紹介します。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
<主な特徴>
・全問題で英語の音声をダウンロードできる
・パート7に特化しており問題のパターン別に学べる
・500〜600点を目指す初心者向け
本書は、TOEIC500〜600点を目指す初心者向けでパート7に特化した学習書です。パート7で出題されるパターンを学べるため、効率よくスコアアップができます。全問題の英語音声はスマホ対応でダウンロードできるため、音読の教材として使うのにも最適です。問題を解いて英語と日本語のスクリプトを確認してから音読をすると良いでしょう。
<書籍情報>
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
著者:神崎 正哉、TEX 加藤、Daniel Warriner
TOEIC公式コンテンツ
<主な特徴>
・TOEIC公式のアプリ
・TOEICで出題されそうな英会話スキットを題材にしてリスニングやクイズができる
・音声再生は速度調整もある
本アプリは、TOEICで出題されそうなさまざまなシチュエーションの英会話スキットが収録されており、それにもとづいて語彙学習やリスニングなどができます。
スキットは英語と日本語の両方のスクリプトがあります。音声を聞くこともできるため音読の練習にも最適です。速度調整機能を使えば、自身のレベルに合わせた音声スピードで音読練習できるのもうれしいポイントです。
まとめ
この記事では、TOEICのパート7の概要、攻略のコツやポイント、おすすめの勉強法と教材などを紹介してきました。
パート7は、他のパートと違って答えの根拠は必ず問題文の中にあります。長文ではあるものの、内容はそこまで難解ではないため、制限時間に間に合うスピード感で正しく英文を読めればスコアをかなり獲得できるパートでもあります。
基礎的な語彙や文法を身につけた上で、攻略のコツをふまえて、精読と音読のトレーニングをすれば、読解力は向上し、パート7のスコアアップにもつながるはずです。
TOEICのパート7の苦手意識をなくしスコアを上げたい人は、ぜひこの記事を参考にして勉強に取り組んでみてください。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
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