お金がないから留学を諦めるのはもったいない!費用を抑えるコツや奨学金情報を徹底解説

こんにちは!
貯金が20万円しかない状態で、オーストラリアやフィリピンへの留学を実現させたことがあるモリキです。

「お金がないけど、留学したい……」と考えている人は多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、留学費用をおさえるポイントを知っておくことで、手持ちのお金が少なくても工夫して留学することが可能です。

例えば「学費が安い国に留学する」「給付型奨学金に応募する」など、費用をおさえる方法はたくさんあります。

実際に私は、貯金が20万円もない状態で留学と世界一周を決意し、無事に実現できました。

今回は、お金がなくても留学する方法、留学費用をおさえるポイント、おすすめの給付型奨学金を順に紹介します。

この記事を参考にしながら、留学できる方法を考えていきましょう!

なお、語学留学にかかる費用は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
費用から留学先を探す

留学したいけどお金がない……それでも留学する方法はある?

「費用をおさえて留学する方法ってどんなものがあるの?」という方に向けて、具体的な方法として

  • (1)学費が安い、もしくは無料の国を選ぶ
  • (2)ワーキングホリデーで渡航してアルバイトする
  • (3)給付型奨学金に応募する

の3つをご紹介します。

(1)学費が安い、もしくは無料の国を選ぶ

1つ目は「学費が安い、もしくは無料の国を選ぶ」です。

留学費用の中で大きく占めるのが「学費」です。つまり授業料などを大きく節約できれば、留学費用もおさえらえることが多いです。

学費をおさえたいときは授業料が安い、もしくは無料の国を選びましょう。

具体的には、以下の国です。

  • 【語学留学】
  • ・学費が安い:フィリピン、フィジー、アイルランド、マルタ、マレーシアなど

語学留学は、学校によっては「0円留学」を提供しているところもあり、授業料をおさえたい方はそういった学校を探してみるのもおすすめです。

  • 【大学留学】
  • ・学費が安い:フィリピン、ドイツ、オーストリア、ハンガリーなど
  • ・授業料が無料:ノルウェー、アイスランド(どちらも国公立大学に限る)、チェコ(チェコ語での修学の場合は無料)

大学留学は、条件によっては授業料が無料の国もあったり、学費が安い大学もあります。

お金がないときは、まず授業料をおさえられる国を検討してみてください。

(2)ワーキングホリデーで渡航してアルバイトする

2つ目は「ワーキングホリデーで渡航してアルバイトする」です。

日本は多くの国とワーキングホリデー協定を結んでおり、ワーホリできる国は、

  • ・カナダ
  • ・オーストラリア
  • ・イギリス
  • ・フランス
  • ・韓国

など、多岐に渡ります。

詳しい協定国の情報は、日本ワーキング・ホリデー協会のウェブサイトでチェックしてみてください。

ワーホリビザで渡航すれば、海外でアルバイトをすることが可能です。

特に海外は最低賃金が高く設定されており、オーストラリアであれば19.49豪ドル(約1,618円)から。留学中にアルバイトをして、貯金をする人も多いです。

※1豪ドル=83円(2021年6月現在)で計算しています。

ワーホリでアルバイトをして、生活費を稼ぐことも考えてみましょう。

(3)給付型奨学金に応募する

3つ目は「給付型奨学金に応募する」です。

奨学金とは、学生の進学などに使うお金を支援する制度のこと。

主に、以下の2種類があります。

  • ・給付型:返済不要の奨学金
  • ・貸与型:返済の義務がある奨学金

給付型の奨学金を利用すれば、留学費用をすべて自分で用意する必要がありません。応募条件や選考などはありますが、合格すれば大きな節約につながります。

おすすめの奨学金は最後に紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。

お金がない状態でも留学するために知っておきたいポイント5つ

先ほどお伝えした、費用をおさえて留学する方法に加えて、知っておきたいポイントもあわせてチェックしましょう。

留学を実現するためのポイントとして、

  • (1)オフシーズンに渡航する
  • (2)物価の安い国を選ぶ
  • (3)留学前に英語力を伸ばしておく
  • (4)語学学校のキャンペーンを活用する
  • (5)留学経験者から持ち物を譲り受ける

の5つを解説します。

ポイント(1)オフシーズンに渡航する

1つ目は「オフシーズンに渡航する」です。

留学や旅行には、オフシーズンとオンシーズンがあります。

  • ・オフシーズン:1年の中で旅行者が少ない時期
  • ・オンシーズン(ハイシーズン):年末年始やGWなど、旅行者が多い時期

オフシーズンは渡航する人が少ないので、集客のために航空券や授業料などが安く設定されていることがあります。国によって時期は変わりますが、年末年始など日本のオンシーズンを避けるだけで数万円ほど変わることも。

費用を少しずつおさえられるので、総合的に見ると大きな費用の節約になっているはずです。

ポイント(2)物価の安い国を選ぶ

2つ目は「物価の安い国を選ぶ」です。

留学費用をおさえたいのであれば、「物価が安く、公用語や第二言語に英語を使っている国」がおすすめです。例えばフィリピンやフィジーなどは、英語を話す人が多く、なおかつ物価の安い国です。

留学先はアメリカやイギリスといったイメージがあるかもしれません。しかし有名な国は先進国で物価が高いので、留学費用も高くなる傾向にあります。

対してフィリピンやフィジーは、1食あたり200〜300円で食べられるなど、物価や生活コストが安いです。また人件費も低価格な分、授業料が安く設定されています。その結果、留学費用がおさえられることが多いです。

費用を最も重視するのであれば、物価が安くて英語を使う国への留学を検討してみてください。

ポイント(3)留学前に英語力を伸ばしておく

3つ目は「留学前に英語力を伸ばしておく」です。

先ほどご紹介した奨学金には、選考があるとお伝えしました。その場合、特に英語力が重視されることが多いです。

奨学金の選考に受かるためには、留学までにできる限り英語力を伸ばしておきましょう。英語力が認められると、合格しやすくなります。

ポイント(4)語学学校のキャンペーンを活用する

4つ目は「語学学校のキャンペーンを活用する」です。

語学学校は時期によって、割引キャンペーンを提供していることがあります。

例えば、

  • ・留学の6ヶ月前に申し込むと授業料を20%オフ
  • ・3ヶ月以上の留学で入学金が無料

などです。

キャンペーンを活用すると、数万〜数十万円ほど費用をおさえられることも。学校を決める前に、キャンペーンを開催しているかチェックしてみてください。

キャンペーンの確認には、ぜひスクールウィズのLINE相談をご利用ください。スクールウィズでは語学学校の最新のキャンペーン情報を把握しているので、なるべく費用が抑えられるお得な語学学校やコースをご提案します

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ポイント(5)留学経験者から持ち物を譲り受ける

5つ目は実際に私が実践した方法ですが、「留学経験者から持ち物を譲り受ける」です。

留学したことがある人は渡航に向けてさまざまな持ち物を用意します。しかし帰国後、日本で使うことはあまりありません。

私は留学前にお金がなかったので、Facebookを使って「持ち物を譲ってほしい、もしくは貸してもらえませんか?」と呼びかけたことがあります。

その結果、

  • ・スーツケース
  • ・英語の参考書、問題集
  • ・ガイドブック
  • ・延長コード

などを借りられたおかげで、5万円ほど費用が浮きました。

周りに留学経験者がいれば、聞いてみてもいいかもしれませんね。

お金がない人でも大丈夫!留学におすすめの給付型奨学金5つ

ここまで留学費用をおさえる方法を紹介しましたが、その中の1つである「給付型奨学金」について具体的にお伝えします。

ここでは、おすすめの給付型奨学金として、

  • (1)日本学生支援機構(JASSO)
  • (2)イノアック国際教育振興財団
  • (3)伊藤国際教育交流財団
  • (4)経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金
  • (5)IELTS奨学金

の5つをご紹介します。

奨学金(1)日本学生支援機構(JASSO)

日本学生支援機構(JASSO)は、大学進学や海外留学に関する奨学金を提供している機関です。

給付型奨学金として「海外留学支援制度(学部学位取得型)」を提供しており、海外の大学進学をサポートしてくれます。

給付条件 ・海外大学の「学士号」を取得する課程に直接進学する人
・TOEFL iBT80点以上、もしくはIELTSアカデミックモジュールで6.0以上
など
※詳しい条件は、ウェブサイトで確認してください。
給付金額 ・奨学金:月5万9,000〜11万8,000円
・授業料:年度250万円を上限とする実費額
※支援期間は4年。
募集時期 事前登録は9/1〜開始
ウェブサイト 日本学生支援機構(JASSO)

奨学金(2)イノアック国際教育振興財団

イノアック国際教育振興財団は、海外大学に進学する人に対して奨学金を提供しています。

自分の所属大学を通して申し込みすることになるので、対象は大学生のみ。しかし10ヶ月以上の長期留学が対象なので、生活費などの負担を大きく減らせるはずです。

給付条件 ・大学や大学院に在学している学生
・他の奨学金の支給を受けていないこと
など
給付金額 ・月額10万円
※留学スタートから10ヶ月以上、最大2年の間に支給されます。
募集時期 9月下旬頃〜募集スタート
ウェブサイト イノアック国際教育振興財団

奨学金(3)伊藤国際教育交流財団

伊藤国際教育交流財団は、支給額の大きい奨学金です。また災害に特化した研究をしている学生が対象のプログラムなど、特定分野を学んでいる学生におすすめです。

給付条件 ・日本から海外の大学などの大学院修士課程に留学する日本人
・書類選考と面接に通過した人
など
給付金額 ・学費(年間300万円以内)
・往復の旅費
・生活費(月額1,500〜2,000米ドル相当)
※支給期間は2年です。
募集時期 毎年6〜8月頃
ウェブサイト 伊藤国際教育交流財団

奨学金(4)経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金

経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金は、経団連が提供する奨学金です。応募できるのは対象校に通う大学生に限られますが、募集人数が20名と今回紹介する中では多いので、合格する可能性は十分あります。

給付条件 ・日本国籍を有する人
・指定する大学の2〜4年生、もしくは大学院博士前期課程(修士課程)1〜2年生の学生
・海外の大学に6ヶ月から1年未満の期間で留学する人
・留学中も指定する大学や大学院に席を置く人
・大学入学後のGPAが2.0以上であること
・他の奨学金を受ける予定のない人
・健康状態が良く、海外での留学生活に耐えられる人
・留学中にリーダーシップなどさまざまな能力を伸ばす意志がある人
など
給付金額 1人あたり200万円
募集時期 7月中旬頃〜応募開始
ウェブサイト 経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金

奨学金(5)IELTS奨学金

IELTS奨学金は、英語テストの「IELTS」が提供する奨学金です。採用されるのは4名と少ないですが、IELTSを受験したことがある人にはおすすめです。

給付条件 ・日本に住んでいる人
・IELTSの成績提出を入学条件としている大学や大学院に留学する人
・応募締切までにIELTSを受験し、6.0以上のスコアを取得した人
・留学中や留学後に、IELTS大使として留学に関する広報活動に協力できる人
給付金額 30万円
募集時期 毎年6月頃
ウェブサイト IELTS奨学金

こちらでご紹介した奨学金以外にも、さまざまな奨学金があります。下記を参考に、ご自身に合った奨学金を探してみてくださいね。
留学に使える奨学金まとめ!”あなたに合った”がきっと見つかる

まとめ

今回は、費用をおさえて留学できる方法やポイントを解説しました。

おさらいすると、留学する方法は以下の3つです。

  • (1)学費が安い、もしくは無料の国を選ぶ
  • (2)ワーキングホリデーで渡航してアルバイトする
  • (3)給付型奨学金に応募する

また、おすすめの給付型奨学金として、以下の5つをご紹介しました。

  • (1)日本学生支援機構(JASSO)
  • (2)イノアック国際教育振興財団
  • (3)伊藤国際教育交流財団
  • (4)経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金
  • (5)IELTS奨学金

今回の記事を参考にしながら、費用をおさえて留学できるように、まずは計画から立ててみてくださいね!

なお、語学留学を検討している場合には、ぜひスクールウィズのLINE相談をご利用ください。費用イメージや予算に合ったおすすめの国や都市、語学学校の提案、お見積りや申込みといった手続きなど、検討状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗っているので、検討が前に進みます。

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    この記事を書いた人

    モリキアユミ

    1992年生まれ、京都府出身のフリーライター。大学卒業時に就職を蹴って、24カ国・50都市の世界一周を実行し、旅の途中からそのままライターへ。現在はタイと日本を行ったり来たりしています。オーストラリア留学とセブ島留学の経験あり。

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