交換留学のメリットとデメリットは?費用から休学すべきかまでを徹底解説
- 2019/08/02
こんにちは、イギリスのロンドンに留学していた柴田です。
近年、留学に興味のある人、実際に行こうと考えている人が増えてきました。しかし留学と言っても、その種類にはさまざまなものがあります。そしてその内の1つとして、交換留学を検討している人も多いかと思います。
交換留学とは日本の大学に在籍したまま、海外の大学にも通える方法のこと。自分の大学が提携している学校に留学し、帰国後はもともと通っていた大学に戻ります。
交換留学には費用がおさえられる、単位を認定してもらえるなど、メリットも少なくありません。
とはいえ交換留学は、「名前こそよく聞いたことはあっても、具体的にどのようなものなのかわからない……」と感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、交換留学を検討している人に向けて、正規留学との違いや交換留学のメリット、具体的な費用などを解説します。
大学のプログラムを利用して交換留学を希望している人は、この記事を参考にしてみてくださいね。
交換留学の概要・基本情報
まずは、交換留学がどのようなものなのか、その概要を確認していきましょう。正規留学との違いについても解説しているので、参考にしてみてください。
交換留学とは、日本の学校に在籍したまま留学する方法
交換留学とは、大学など日本の学校に籍を置いたまま、海外の学校に1年間ほど留学する方法です。
籍は日本の学校に残しているため、海外の学校を卒業するわけではありません。留学を終えたら、日本の大学に戻って単位を取得し、卒業を目指します。
「交換」という言葉がついていることから、学生同士を交換するというイメージを持つことが多いです。しかし実際は、学生を直接交換するわけではありません。どちらかというと「海外に留学して、お互いの国の文化や考え方を交換する」イメージです。
交換留学は大学で募集しているのが一般的で、留学先は各大学が協定を結んでいる学校となります。留学中に取得した現地の大学の単位の扱いは大学によって異なるので、卒業単位に含むことができるのかなど事前に確認はしておきましょう。
正規留学との違いは、日本の大学に籍があるかどうか
では、交換留学と正規留学は何が違うのでしょうか?交換留学と正規留学の大きな違いは「籍が日本の大学にもあるかどうか」です。
正規留学は簡単にいうと、海外の学校に正規の学生として入学し、現地の学生と同じようにカリキュラムをこなした上で卒業するものです。正規留学は交換留学と違って日本の大学などに籍があるわけではありません。
正規留学は、海外の大学だけに4年間通います。
交換留学のメリット3つ
ここからは、実際に交換留学をするメリットを3つ解説します。今まさに交換留学をしようか悩んでいる人は、参考にしてみてください。
メリット1:サポートが手厚い
交換留学は大学のプログラムであるため、留学生に対する大学のサポートは手厚いことが多いです。
サポートは例えば、
・滞在先となる学生寮の手配
・ビザ取得
などです。
さらには、留学生が語学を学ぶためのコースを用意してくれていることもも。
対して正規留学は、現地の滞在先を自分で探さなければいけないうえに、ビザなど各種手続きも基本的にすべて自分で手配します。また正規留学生として入学する以上、入学前の段階で学校の授業についていけるレベルまで、語学力を引き上げておくことが欠かせません。
このように正規留学と比べると、交換留学の方がサポートは手厚くて安心です。
メリット2:学費が正規留学より安い
交換留学では、日本の学校に籍を置いたまま留学するとお伝えしました。その場合、日本の学校に払う授業料だけで留学先の授業を受けられることが多いです。
海外の学校の中には、日本以上に授業料の高い学校もあります。しかし交換留学であれば、高額な授業料をさらに支払う必要がありません。むしろ「追加で費用を支払うことなく海外の大学で授業が受けられる」と考えると、とてもお得だといえます。
ちなみに学校によっては、交換留学生用の奨学金が用意されていたり、学校が授業料を負担してくれたりすることも。詳しくは、各学校の交換留学プログラムを確認してみてください。
メリット3:現地の学校の授業が受けられる
本来であれば、海外の大学などの授業を受けることはなかなかできません。授業を受けるには正規留学をする必要があるため、お金も時間も必要です。
しかし交換留学であれば、難しい手続きや高いレベルを求められることなく、現地の学校の授業を受けることができます。
授業を受けることには現地の学生と交流するチャンスもあるほか、日本では学べない分野をを勉強することも可能です。
もちろん語学力は現地の正規生と同じレベルを求められます。難しく感じるかもしれませんが、それでも非常に大きなチャンスになります。
交換留学のデメリット3つ
交換留学には、デメリットもいくつか存在します。どういったものなのか、詳しく確認していきましょう。
デメリット1:留学先や勉強できることが限られる
交換留学は正規留学と異なり、自分の通う学校と協定を結んでいる大学を選ぶことが前提条件となります。留学先の選択肢が限られてしまうだけでなく、交換留学のプログラムに沿った授業しか受けることができない可能性があります。
また交換留学の期間は、およそ1年ほどが一般的です。人によっては、短いと感じることもあるかもしれません。
期間が正規留学ほど十分ではないために、留学中にできることも限られてしまいます。
デメリット2:タイミングを考える必要がある
交換留学は大学が提供するプログラムであるため、学校内の選考に合格する必要があります。そして選考内容は、学校によってさまざま。
例えば、
・志望理由書の提出
・指導教員による推薦書の提出
・学校での成績
・TOEICなど語学レベル
などの提出をし、判断されることが多いです。
さらに選考の時期は決まっているため、タイミングを合わせて準備を進めておくことが欠かせません。
つまり交換留学は、自分のタイミングで留学をすることが難しいのです。
デメリット3:留年の可能性もゼロではない
学校によっては、交換留学先で取得した単位を卒業要件として認めるケースもあります。しかしすべての学校で、現地で取った単位を卒業要件に含めることができるわけではありません。
単位認定が受けられないケースもあり、そうなると日本の学校を留年する可能性もあります。
もちろん単位認定が受けられなくてもさまざまな経験ができるため、交換留学をすることに十分価値はあります。しかし留年の可能性があるということは、就職も遅れるなど新たなデメリットになりかねません。
交換留学に申し込むときは、単位認定についても確認しておきましょう
交換留学の費用はいくら必要?
ここまで交換留学のメリットとデメリットをお伝えしました。
留学は費用が高いイメージがありますが、交換留学の場合はどうでしょうか。そこで続いては、交換留学にかかる費用を項目ごとに解説します。
費用1:学費
学費は先ほども紹介したように、所属している大学に学費を支払っていると、交換留学先にあらためて授業料を支払う必要はありません。
支払いが必要なのは「教科書」です。種類にもよりますが、あわせて数万円〜20万円ほどかかる可能性があります。
高額になることもあるため、予算には余裕を持っておきましょう。もちろん教科書を購入しなくても、授業でレジュメなどが配布されることもあります。
費用2:生活費
生活費にはどの国に留学するかによって、違いが出てきます。
生活費に含まれているものは、例えば、
・滞在費
・食費
・通信費
などです。
◯万円と断言することはできませんが、だいたい1ヶ月で10万円〜20万円、1年間で120万円〜240万円ほどをイメージしておくといいでしょう。
留学中の滞在方法は学校の寮、もしくはホームステイが多く、光熱費や食費も滞在先の費用に含まれていることがほとんどです。
費用3:渡航費
渡航費は出発する時期によって、大きく異なります。
あくまでも目安ですが、往復で考えると目安は以下の通り。
・アメリカ:〜14万円
・カナダ:〜15万円
・オーストラリア:〜12万円
・イギリス〜15万円
ただしLCCのような格安航空券を利用することで、費用を少しおさえることは可能です。
交換留学にかかる費用の合計
交換留学の期間にもよります。ひとつの目安として、費用はあわせて200万円以上かかる可能性がある、と考えておきましょう。
休学してまで交換留学を選ぶべき理由
ここまで交換留学の概要から、メリットやデメリットなどを解説しました。
基本的に、交換留学に行くチャンスがあるならチャレンジすることをおすすめします。とはいえ、その理由はなかなかわかりにくいものです。
そこで最後に、交換留学をおすすめする理由をいくつか紹介します。
理由1:学費の負担がない
先ほどもお伝えしたように、交換留学は基本的に学費の負担がありません。学費の負担が少ないことが、おすすめする理由のひとつです。
アメリカやイギリスの大学に正規留学しようと思ったら、学費が1年間で数百万円かかることもめずしくありません。交換留学だと、高額な費用の負担がなくなります。
最低限の費用で海外で学べることを考えると、とてもおすすめの留学方法です。
理由2:1年間で学べることはたくさんある
交換留学の期間は1年間ですが、この期間は決して短くありません。滞在中の体験を通して、自分自身の視野を広がる、その後の進路や人生に大きな影響を与えるなど、さまざまな体験ができる可能性が高いです。
1年間の留学は、日常会話ができるくらいの語学力を身につけるのには十分な期間です。また外国人の友達を作ることで、異なる文化や習慣を知ることも。日本ではなかなか感じることのできない多様性も、海外だと当たり前だと認識できます。
さらに日本のように、自分の思い通りに物事がすすむ訳ではないため、メンタル面でも強くなる可能性があります。
時にはうまくいかないこともあるかもしれませんが、自分を成長させる経験が多いことも、交換留学をおすすめする理由のひとつです。
理由3:日本とは異なる教育環境で勉強できる
交換留学の協定を結んでいる学校の中には、世界トップクラスの学校や世界的に有名な先生が在籍している学校もあります。また学問としてはまだ確立されていない分野や、自分は興味があるけれど日本では発展していない分野を学ぶことも可能です。
日本とは違った教育環境で腰をすえて勉強に取り組めるのは、交換留学ならではといえます。
まとめ
この記事では交換留学の概要、メリットやデメリット、交換留学をおすすめする理由などを解説しました。
ここまでをまとめると、交換留学をする際に覚えておきたいポイントは以下の通りです。
・交換留学と正規留学の大きな違いは「籍がどの学校にあるか」
・交換留学の場合、授業料の負担はほとんどない
・交換留学を活用すると、手厚いサポートが受けられる
・単位認定については、事前に確認しておく
交換留学を検討している方は、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。そしてまずは、学内の選考会などに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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