デビットカードは留学に役立つアイテム?その理由やおすすめカードを徹底解説!
- 2018/12/02
留学を検討している方の中には、現地での支払いをどのような手段で行おうか考えている方もいるのではないでしょうか。
海外での支払い方法には現金支払い、クレジットカード支払い、プリペイドカードの支払いなどがありますが、今回おすすめしたいのはデビットカード。デビットカードは発行の審査もなく、決済も支払いの直後の行われるため、海外へ持って行く決済用のカードとして使用することができます。
とはいえ他の支払い方法との違いなど、デビットカードについて知らないことも多いはず。
そこで今回は、デビットカードの特徴、他の支払い方法との違い、おすすめのカードについてご紹介します。これから留学へ行く方は、ぜひこの記事を読んで渡航前にデビットカードを作ってみてはいかがでしょうか。
なお、留学先へのお金の持って行き方などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学時のお金の持って行き方は?クレジットカードから現金までおすすめを徹底解説
[目次]
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デビットカードとは?
デビットカードは買い物をした際の支払い金額を銀行口座から引き落とす決済用のカードです。発行には基本的に審査はなく、未成年(15歳以上)でもカードを作ることができるため、学生にもおすすめとなっています。
デビットカードの特徴は、使用した際にすぐに使用金額が銀行口座から引き落とされる点です。
そのため支払い後の残高がわかりやすく、盗難や不正利用などの被害に遭った場合でも早い段階で事態に気づくことができます。
デビットカードとクレジットカードの違い
デビットカードとクレジットカードの違いは大きく分けて2点あります。
違い(1)支払い方法と限度額
クレジットカードは「後払い」、デビットカードは「即時引落し」が基本です。
クレジットカードは分割払いやリボ払いができるので支払いの融通が効きますが、デビットカードの支払い方法は「一括払い」で口座残高が利用上限となります。
そのため、口座にお金がないとデビットカードを使用できないので、まとまったお金を銀行口座に入金をしておくことが必要です。
違い(2)発行会社と審査基準
クレジットカードは基本的にクレジット会社がカードの発行を行い、支払い能力を判断するために審査も行います。審査が設けれらている理由としては、クレジットカードでの支払いが「後払い」であり、カード使用後、支払い金額を持ち合わせず決済できない場合があるためです。
そのため対象年齢は18歳以上となり、支払い能力が証明できない中高生はクレジットカードを作ることができません。
一方でデビットカードは支払い方法が「即時引落し」であるため、カード発行者の支払い能力があるかを審査する必要がなく、対象年齢も基本的に15歳以上から発行することができます。
デビットカードとプリペイドカードの違い
デビットカードとプリペイドカードの違いは大きく分けて4点あります。
違い(1)引き出し方法
デビットカードとプリペイドカードの一番の違いとしてお金の引き出し方法が挙げられます。
デビットカードは銀行口座のお金から引き落とされるのに対して、プリペイドカードはチャージした金額から支払いが発生します。
そのためデビットカードを使用する場合は、口座にしっかりと入金しておけば必要な時に必要なだけ引き出すことが可能です。一方でプリペイドカードは事前にチャージした金額の範囲内のみで支払いが可能となっています。
違い(2)審査や年齢制限
デビットカードとプリペイドも審査がなく発行がしやすいですが、年齢制限に関して少し異なります。
デビットカードの発行条件は基本的に15歳以上なのに対し、プリペイドカードには年齢制限がありません。小中学生でも持つことができます。
違い(3)限度額
引き出し方法が違えば限度額も変わってきます。
デビットカードは銀行口座から引き出すため、銀行の口座の残高が限度額です。入金残高が限度額になるので、実際のところ限度額はないと言えます。
一方、プリペイドカードはチャージ額に限度額が設定されている場合がほとんどで、上限は100万円程度です。
違い(4)使用リスク
海外留学でカードを使用する場合、盗難や不正使用のリスクをしっかりと理解しておく必要があります。
デビットカードはクレジットカードと同じく、口座情報などの個人情報が記載されているので、盗難やスキミングによって不正使用されるリスクがあります。
しかし、プリペイドカードの場合は名前や銀行口座がなくても作れるカードなので、仮に盗まれた場合でもチャージ分のお金がなくなるだけで、それ以上のお金が使用されることはありません。
デビットカードをおすすめする人
留学を控えた学生
留学へ行く学生にとってお金が引き出せるデビットカードは必要不可欠だと言えます。
特に中高生に大金を現金で持たせるのは非常に危険なので、現金とデビットカードに留学資金を分散して管理するのがおすすめです。また、デビットカードは銀行口座の残高が限度額になっているので、浪費対策や防犯対策にも使うことができます。
クレジットカードの審査に満たない人
クレジットカードの審査基準を満たしていない人にはデビットカードがおすすめです。
特にクレジットカードは18歳以上が審査基準で、中高生はカードを作れません。一方、デビットカードの審査基準は15歳からで審査も通りやすいので、これから留学に行くという人にはぴったりのカードです。
使用した金額がすぐに把握したい人
留学中のお金の管理が不安、使いすぎてしまいそうで心配という人には、デビットカードの決算システムは非常に有効です。
デビットカードは銀行口座から即時引き落としが基本なので、その日使った金額をすぐに把握することができます。特に留学中のお子さんがいる方は、どのようなことにいくら使ったのかすぐに確認することが可能です。
また、月に使う金額を決めて銀行口座に入れておけば使いすぎ防止になります。口座残高が不足した場合は、その度に振込みをすれば問題ありません。
デビットカードの選び方
選び方(1)手数料
最も注意しなければならないポイントは銀行のATM手数料と振込み手数料です。銀行により「月◯回まで無料」「◯◯銀行宛ては無料」「◯◯銀行ATMは無料」と違いがあります。
そのため、使用頻度など生活スタイルや留学方法に合ったデビットカードを選ぶことをおすすめします。
選び方(2)カードブランド
デビットカードの種類はVISA、JCB、Mastercardが主です。しかしこれらカードがどのような特徴を持っているかは意外とわかりづらいもの。そこでここでは、各カードブランドの特徴を紹介します。
VISA
VISAカードは世界で最も普及しているカードブランドで、世界中に多くの加盟店があるのがポイントです。留学先にもよりますが、海外に行くならVISAカードは1枚持って行きたいものとなっています。
JCB
JCBカードは海外にも普及していますが、世界的にみると加盟店は少ないのが現状です。
日本人がよく訪れるアジア圏やハワイ、グアムなどは普及しているようですが、留学先として人気の欧米諸国ではそこまでではありません。その代わり年会費や還元率に関してはVISAカードより優れている点もあり、渡航先によってはおすすめできるカードとなります。
Mastercard
MastercardはVISAカードに継いで、世界で多く普及しているカードの1つです。大抵の国でVISAカードかMastercardが使用できます。
カードは2枚持ちがおすすめ
海外にカードを持って行く場合は、2枚異なるブランドのカードを持って行くことをおすすめします。持っていくカードの種類は「VISAカード」を1枚と、自分の持ちたいカードを1種類用意するのが良いでしょう。
ない場合の保険といった面で活躍してくれます。
選び方(3)年会費
デビットカードには年会費が無料のもの、有料のものそれぞれあります。
年会費が有料の場合、ポイント還元率が高い、ショッピング保険付帯などの条件がつく場合がありますが、留学などでショッピングを楽しんだりお金をたくさん使うことがない限り年会費は無料のものを選んだ方が無難です。
デビットカードを使うときの注意点
注意点(1)口座残高を確認しておく
デビットカードはクレジットカードと違い、使用した時に銀行口座から即座に引き落とされます。そのため、口座残高がなければデビットカードは使用することができません。
普段クレジットカードを使用し、分割やリボ払いなどの後払いに慣れている方は注意が必要です。
注意点(2)利用時間帯を確認しておく
基本的にクレジットカードは24時間利用できるもが多いですが、デビットカードは時間帯によって利用できないものもあります。カード支払いをする際は、事前に利用できる時間を確認するようにしましょう。
一方で、ネットバンクが発行するデビットカードの多くは、24時間利用できるものがほとんどなので、利用時間に制限を持ちたくない方にはおすすめです。
注意点(3)デビットカードが使えない場所
デビットカードは場所によって使用できない場合があります。具体的にはカジノや高速道路での支払いなどが該当します。
おすすめのデビットカード
カード(1)Sony Bank WALLET(VISA)
Sony Bank WALLETはネットバンキングのソニー銀行が発行するVISAデビットカードです。年会費無料で口座開設と同時にカード発行ができるので面倒な手続きがありません。
メリットとしてはカード利用額に対して0.5%〜2.0%のキャッシュバックがある点が挙げられます。キャッシュバック率は外貨預金の金額などによって決まりますが、海外預金がない人でも0.5%のキャッシュバックが得られます。
手数料に関しては、「他銀行宛て振込み手数料が毎月2回まで無料」「セブン銀行ATM、イオン銀行ATM手数料無料」なので日本に帰ってからでも活用できる万能なカードとなっています。
また、年間50万円のショッピング保険や不正利用保証もついているので治安が不安な海外でも安心して使用できます。
Sony Bank WALLETの詳細情報
各種項目 | 詳細 |
---|---|
申込年齢 | 15歳以上 |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュバック率 | 0.5%〜2.0% |
保証 | 年間50万円まで保証されるショッピング保険付帯、不正利用保証付帯 |
カード(2)スルガ銀行WorldCabit(VISA)
スルガ銀行WorldCabitはスルガ銀行が発行するデビットカードで、口座開設と同時にカードを発行することができます。
年会費は無料でATM手数料は216円かかります。
特長としては、カードを利用する度に登録したメールアドレスに確認メールが届くので、不正利用や盗難に遭った場合でもすぐに事態に気づける点が挙げられます。また、年間30万円までカード利用で購入した商品の保証や、不正利用された場合の保証もついているのでこれから留学する人には特におすすめできるカードです。
スルガ銀行WorldCabitの詳細情報
各種項目 | 詳細 |
---|---|
申込年齢 | 15歳以上 |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュバック率 | 0.2% |
保証 | 年間30万円まで保証されるショッピング保険付帯、不正利用保証付帯 |
カード(3)セブン銀行デビット付きキャッシュカード(JCB)
セブン銀行デビット付きキャッシュカードはセブン銀行が発行するデビットカードです。
年会費無料でnanacoも付帯しているので、日本のセブンイレブンの店舗で支払いする時も便利です。
ポイント還元率は0.5%〜1.5%、通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブンイレブン店舗での還元率は0.5%、セブン&アイグループ(デニーズ、SOGO、7netなど)の還元率は1.0%と高還元率となっています。
海外で使用する場合は0.5%が基本となりますが、それでも高還元率なので持って置く価値はあります。
セブン銀行デビット付きキャッシュカードの詳細情報
各種項目 | 詳細 |
---|---|
申込年齢 | 16歳以上 |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュバック率 | 0.5%〜1.5% |
保証 | 盗難で最大500万円の保証付き |
カード(4)住信SBIネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカード
住信SBIネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカードはネットバンクの住信SBIネット銀行から発行されるカードです。
年会費無料でポイント還元率は0.6%とデビットカードの中でも特に高還元率となっています。
住信SBIネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカードの詳細情報
各種項目 | 詳細 |
---|---|
申込年齢 | 16歳以上 |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュバック率 | 0.6% |
保証 | 盗難・不正利用で最大100万円の保証付き |
カード(5)ジャパネット銀行VISAデビットカード
ジャパネット銀行VISAデビットカードはジャパネット銀行から発行されるデビットカードです。
年会費無料で通常の還元率は0.2%ですが、ジャパネット銀行VISAデビットカード(ファミマTカード)も選べるのでTポイントもたまる併用カードとして活用することもできます。また海外で使用する際も、サイトにアクセスすれば使った金額の明細が見れるので安心です。
もし盗難にあっても年間500万円まで保証がついているので留学に持っていきたいカードの1つです。
ジャパネット銀行VISAデビットカードの詳細情報
各種項目 | 詳細 |
---|---|
申込年齢 | 16歳以上 |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュバック率 | 0.2% |
保証 | 盗難で最大50万円の保証付き、不正利用で最大500万円の保証付き |
まとめ
デビットカードの種類は多く選ぶのが難しいと思われがちですが、海外留学に焦点を当てると、手数料の安さと盗難・不正利用の保証がしっかりとしたものを選ぶことをおすすめします。
また、留学生の中には盗難や不正利用のリスク軽減のためデビットカードを2枚持ちする多くいます。
これから留学に行く方は、この記事で紹介したポイントをしっかり抑え、渡航先に合わせたカード選びを心がけてください。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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