フィリピン観光庁大臣との意見交換会に招待頂き、フィリピン留学に関する3つの提言をして参りました

少し前に会社の電話が鳴る。
フィリピン政府観光省から僕宛の電話でした。

「太田さん、近々フィリピン政府の観光長官(大臣)が来日します。
もし良かったらフィリピン留学についての意見交換会に出席されませんか?」

大変なる驚きと同時に、恐縮かつ光栄の極み。

「私でよろしければ歓んでお受けしたいと思います!」と快諾しました。

フィリピン政府観光省の方に意見交換会の詳細を伺うと、衝撃の事実が。意見交換会というものは複数名で執り行われるイメージがあったのですが、今回は大臣と次官、そして大臣の秘書やアシスタントの皆さまが5〜6名。そこに対するフィリピン留学の代弁者としての日本側からはまさかの僕一人。文字通りの単独日本代表となってしまったのです。

とてつもない重役を授かってしまったので、僕一人の意見を届けるだけではもったいない。そのように考え、同業のフィリピン留学を得意としている留学エージェントの方や、語学学校のオーナーの方にお逢いしたり、Facebookやメールでフィリピン政府への要望や意見などをヒアリングさせて頂きました。

その結果として、今回僕の方からは3つの提案をさせて頂きました。

1.SSP(Special Study Permit)の短期留学生向けへの免除
2.WEG(Waiver of Exclusion Ground)の手続き簡易化や費用カット
3.フィリピン留学のPR強化

順番に説明していきます。

なお、フィリピン留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学

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1.SSP(Special Study Permit)の短期留学生向けへの免除

SSPは外国人がフィリピンの教育機関でレッスンを受けるのに必ず取得必須と言われているライセンスです。これが15,000~20,000円弱するのですが、1週間の短期留学の人も、半年間の人も、値段が変わらないのです

半年留学する人ならまだしも、1週間の人の留学費用に20,000円計上されるのは割高感が否めない。コストパフォーマンスが魅力的なフィリピン留学なのに、SSPの費用がネックになって留学を断念した人もいるのではないかと。

そう考えると損失は大きいので、SSPは4週間以上の人だけを対象とし、1〜3週間の短期の人たちからは取るべきではない、免除して頂けないかと提言して参りました

もしSSPが免除になれば、語学学校の1日体験レッスンなども安価にセブ旅行の観光客に提供できるようにもなるため、中長期的にみれば関係者各位へのメリットは大きいはずです。

2.WEG(Waiver of Exclusion Ground)の手続き簡易化や費用カット

フィリピン留学業界で仕事をしている人なら聞いたことがあるはずのWEG。これは15歳未満の子供が、親権者である親と同伴ではない状態でフィリピンに渡航する際には必ず取得しなくてはならないビザのようなものです。

犯罪防止のためにWEGは存在しているので存在意義は理解できるのですが、このWEGの取得手続きは尋常ではないぐらい大変です。何度も役所とのやり取りが発生する上に、渡航予定の子供の親がやり取りをせねばならないため、更に大変という代物です。

おかげで代行業者に依頼しようとすると、数万円の費用計上となります。自力でやろうとしても中々大変です。

一昨年頃からフィリピン留学を実施する高校や中学校が急増中です。弊社のクライアントにも複数あるのですが、毎回このWEGは苦労させられています。中学生ですと15歳未満もいるため、WEG取得必須なのですが手続きが大変なのと、費用が数万円追加計上となるためコストパフォーマンスも悪くなり、留学希望者も伸び悩んでしまうと警鐘を鳴らしました。

そこで、このWEGの取得手続きの簡易化による費用カットを提言して参りました

2020年に大学入試が英語を中心に大きく変更となることが決まっているため、中学校や高校では劇的な英語教育の変化が求められています。内部でなく外部の英語教育リソースを活用しようと、フィリピン留学を利用し始める中高が増えてきているため、このWEGが簡易化されれば爆発的な需要が期待できるかもしれません。

3.フィリピン留学のPR強化

最後に提言させて頂いたのがフィリピン留学のPR強化です。フィリピン留学はフィリピン観光庁のミッションの一部でしかありません。彼らのミッションの大部分は観光客の誘致であることは間違いありません。実際に日本でのフィリピン政府観光省の観光客誘致の広告予算はなかなかだと思います(山手線の車両トレインジャック広告、複数のキャンペーンサイト構築など)。

それに比較すると、フィリピン留学にかけているPR予算はかなり乏しいものと推測されます。毎年実施されている政府観光省主導のフィリピン留学フェアも、正直にいうとPR予算が限られているからか全くもって広報宣伝できておらず集客が厳しい状況となっています。

アメリカ留学、カナダ留学、オーストラリア留学など、彼ら各国の留学への広報予算やイベントの規模に比較するとフィリピン留学は間違いなく予算が乏しいでしょう。

せっかく日本人のフィリピン留学渡航者数が増えているのだから、この波を一過性のブームにするのでなく文化とするためにPR予算を増加させ、日本人にもっと知ってもらえる取り組みをと提言して参りました
(※提言後、次官に「是非具体的なPR施策を提案して欲しい!」というブーメランが戻ってきてどうしようかなと考えているところでございます。どなたか良いアイディアがあれば是非ご連絡下さい。)

フィリピン観光庁のテオ大臣との意見交換会を終えて

7年前にフィリピン留学していた当時の自分からすると、まさかフィリピン政府の大臣たる方に面と向かって提案の機会を頂けるなんて思いもしなかったでしょう。業界をより良くするために、精一杯伝えたつもりではあるので、しっかり伝わっていれば本望です。

フィリピン政府への意見や要望などのヒアリングにご協力頂いた業界の皆さま、この場で恐縮ですが心より御礼申し上げます。そしてご調整頂いた日本のフィリピン政府観光省の皆さま、このような機会を誠にありがとうございました。

僕らスクールウィズ自身もしっかりパワーアップをして、ユーザーの皆さんに有益なサービスを提供し続けられるように鋭意努力を続けて参ります。

皆さま、今後とも何卒宜しくお願い致します。

株式会社スクールウィズ(School With Inc.)
代表取締役 太田英基

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    この記事を書いた人

    太田 英基

    学生時代に仲間と起業し、広告事業タダコピを手掛ける。退社後、世界一周へ。「若者のグローバル志向の底上げ」を使命としたサムライバックパッカープロジェクトを立ち上げ、50ヶ国を巡る。帰国後、スクールウィズを起ち上げる。

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