バギオ観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポットやイベント・グルメを紹介

フィリピン・ルソン島の北西部に位置するバギオには、外せない観光スポットがあちこちにあります。観光スポットだけでなく、イベントやグルメなど街の特徴も知っておきたいですよね。

今回はそんなバギオでも特におすすめの観光スポットやイベント、グルメなどを厳選してご紹介したいと思います。

※記事内ではフィリピン・ペソをPHPと表記し、為替レートには2023年10月22日時点での情報を参照し、1PHP＝3円で計算しています

自然あふれる山岳地方の避暑地「バギオ」

バギオは標高1,500mの位置にある山岳都市です。標高が高いことから気候は涼しく、自然豊かな避暑地としても親しまれています。

首都マニラと同じルソン島にあり、マニラからは車で北へ5時間ほどの場所です。観光のベストシーズンは3〜5月ごろ。マニラの喧騒から離れ、豊かな自然に囲まれながら、涼しい場所でのんびりと過ごしたい人にぴったりの街です。

バギオの象徴「バギオ大聖堂」

バギオ大聖堂はバギオのシンボルのような建物です。

外観は大きな2つの尖塔が立派で、白い建物に赤い屋根が映えます。内部のステンドグラスや聖像も美しく、必見です。ぜひ内部見学もしてみましょう。

ミサの時間になるとたくさんの地元の人々が祈りを捧げ、心のよりどころとなっています。不定期で演奏やイベントが行われるときもありますよ。

「セッションロード」を歩こう

セッションロードはバギオのメインストリートです。銀行や商店などが軒を連ねています。

また、おしゃれなカフェやレストランが揃っているため、食事をするのにも困りません。いつもたくさんの車両や人々でにぎわっており、歩いているだけでも活気を感じながら楽しめるはずです。

ショッピングにもおすすめ

セッションロードはショッピングにもおすすめの場所です。古着や雑貨を取り扱うお店があちこちにあり、ショッピング目的で掘り出し物を探しに来る人も多くいます。

お店の人との会話も楽しみながら、お気に入りを見つけてみましょう。

「SMシティ・バギオ」でお買い物

SMシティ・バギオはセッションロードの近くにある大型ショッピングモールです。日本でも有名なブランド店や便利な両替所、ごはんに重宝するフードコートやスーパーなどあらゆるショップがそろいます。

ショップの種類と数が豊富で、週末になると地元の人や留学生、観光客で大にぎわい。地元の人々の日常生活も垣間見えるでしょう。

ナイトマーケット

ナイトマーケットは、セッションロードからほど近いハリソンロード上で開催される夜市です。屋台でB級グルメを楽しんだり、服や雑貨などを安く購入したりすることができます。

屋台で食べたいB級グルメ

まずは、ナイトマーケットの屋台で味わっておきたいB級グルメを紹介します。

トウモロコシの串焼きやフライドチキンはフィリピン屋台グルメの定番的存在。バロット（羽化直前のアヒルの玉子）や太い卵麺を使ったロミなど、フィリピンのローカルフードに挑戦してみるのも良いでしょう。

日本ではなかなか見かけないB級グルメばかりなので、見ているだけでも面白いはずです。

食事以外にも色々売っている

ナイトマーケットではロゴ入りのTシャツやおもちゃ、靴や服、骨董品などさまざまなものが安く売っています。売っている商品はどれも安く、中にはTシャツが一枚100円から購入できる場所もあるほど。

現地で服が足りなくなった時や、バラマキ用のお土産のために購入しても良いでしょう。ただ、このナイトマーケットは多くの人が訪れるため、はぐれないようにしましょう。スリや盗難にも気をつけてください。

広大なショッピング・スポット「バギオ・シティマーケット」

バギオ・シティマーケットはセッションロードのほぼつきあたりに位置するマーケットです。地元の人から観光客までたくさんの人で賑わっています。

バギオ・シティマーケットに並ぶのは、新鮮でカラフルな野菜やお花、洋服などさまざま。欲しいものを探しているだけでも楽しい時間が過ごせるはずです。

バギオ名物のいちごがあちこち売られているのもこのマーケットならでは。ひとつは食べておきたいところです。

また、バギオはコーヒーを栽培するのに適した地域でもあるため、シティマーケットではコーヒー豆が売られています。滞在中に現地のコーヒーを味わいたいときにもおすすめです。

絶景スポット「マインズビューパーク」

マインズビューパークは、自然豊かな眺望を楽しむことができる場所です。展望台から眺める風景は雄大な山脈が広がり、リフレッシュにうってつけ。朝日が昇る時間帯は特に美しく、息をのむような美しさです。

民族衣装を着てみよう

景色を眺めるだけでなく、民族衣装のレンタルをして楽しむことができます。山岳民族のカラフルで伝統的な衣装を着て写真撮影をすれば、思い出作りになるでしょう。

他にも雑貨店やお土産屋さんが充実しています。お土産探しにもぴったりです。

市民憩いの「バーナム・パーク」

バーナム・パークはアメリカ人建築家が設計した古い公園です。市民の憩いの場として親しまれており、週末になると多くの人でにぎわいます。

公園内には大きな人工湖やカラフルな遊具もあります。現地の人たちとともに、思い思いに過ごしてみましょう。

乗り物がいっぱい！

公園内には、世代を問わず楽しめる乗り物のレンタルサービスがあります。人工湖ではアヒルを模したボートに乗り、湖の上をのんびりと泳ぐように散策できますよ。

公園内はとても広いので、自転車をレンタルして散策するのもおすすめです。スタンダードな1人乗りの自転車だけでなく、複数人でこぐグループ用も豊富です。

ボートや自転車をレンタルして、楽しい時間を過ごしてみましょう。

「メリノール・エコロジカル・サンクチュアリ」で不思議体験

メリノール・エコロジカル・サンクチュアリはキリスト教団体が運営する環境教育のための施設です。広い敷地内にはアート・ギャラリーや図書館、宿泊施設やカフェなどがあります。

コズミック・ジャーニーという展示のあるトレイルコースを歩きながら、宇宙の創生から宗教の誕生という壮大な時の流れを知ることができるのも魅力。

ゆっくり歩いて1時間ほどかかりますが、豊かな緑に囲まれてリフレッシュにもなるでしょう。

「アシン温泉」でのんびりひと休み

アシン温泉はバギオの郊外、標高300mの位置にある温泉です。

このエリアには数軒の温泉施設があり、じっくりと温泉につかってリフレッシュできますよ。11〜2月の少し冷え込む時期に、温泉に入って温まるのも良いでしょう。なお、温泉を楽しみたいなら、水着の持参がマストです。

リゾート気分で「パームグローブ・スパリゾート」

アシン温泉にあるパームグローブ・スパリゾートという施設は、リゾート感たっぷりの雰囲気です。開放的な空間で、リラックスしながら温泉を満喫できます。

温泉以外にもカフェやBBQスポット、レストランやプールなどが揃っています。温泉をめいっぱい満喫したら、じっくりとマッサージを受けてよりリラックスするという楽しみ方もできますよ。

「ベンカブ・ミュージアム」でアートな時間

ベンカブ・ミュージアムは世界的な芸術家、ベネディクト・カブレラによって創設された美術館です。彼自身が40年以上のキャリアで手がけた個性的な作品に加え、フィリピンの現代アーティストが手がけた作品や先住民による工芸品も多く展示されています。

バギオ郊外の広大な敷地内には、緑豊かな農場と庭園、先住民族の建物も設置されています。アート鑑賞後にはこれらの風景を眺めながら、併設されたカフェでのんびりと過ごすのも良いでしょう。

バギオのイベントといえばこれ！

バギオを訪れたら、観光だけでなくイベントも楽しんでみましょう。ここからは、バギオで開催されているイベントについて紹介していきます。

開花の時期を知らせる「パナグベンガ・フェスティバル」

標高が高く多様な種類の花が育てられているバギオでは、花の開花する毎年2月頃にパナグベンガ・フェスティバルが開催されています。パナグベンガとは、地元の言葉で開花や芽吹きの季節を意味します。

さまざまなプログラムがある中でも、大通りで行われるパレードは必見です。カラフルな花がモチーフの衣装を着た人々が、本物の花で埋め尽くされたフロートとともに行進します。華やかなパレードは見ているだけでも楽しめるはずです。

名産・いちごを味わう！「ストロベリー・フェスティバル」

バギオはいちごの名産地としても有名です。毎年3月になると、隣町のラ・トリニダードではいちごの収穫を祝ってストロベリー・フェスティバルが行われます。

毎年さまざまなプログラムが開催されていますが、2014年にはプログラムのひとつとして9600㎏以上の巨大ないちごケーキが展示され、ギネスブックにも掲載されました。ほかにもパレードやダンスパフォーマンスなどで、訪れた人々を楽しませてくれます。

開催期間中には、露地栽培を行うストロベリー・ファームでいちご狩りを楽しむこともできます。新鮮ないちごのおいしさを味わいながら、イベントも楽しんでみましょう。

バギオの名産品を満喫！

バギオを訪れたら、地元ならではのグルメも味わいたいところですよね。ここからは、バギオの名産品といえるグルメについて紹介していきます。

地元を代表する果物・いちご

バギオや隣町ラ・トリニダードではいちごが名産品として有名です。

バギオのマーケットでは新鮮ないちごの量り売りをするお店があちこちにあり、気軽に味わうことができます。ラ・トリニダードには露地栽培のいちご畑が広がり、旬の時期にはいちご狩りが楽しめますよ。

新鮮ないちごをそのまま販売するだけでなく、自家製のジャムやワインを取り扱うお店もあります。さまざまな方法でおいしいいちごを味わってみましょう。

バギオ産コーヒーを飲んでみよう

バギオの位置するベンゲット州は、フィリピンでも有数のコーヒー豆の産地です。標高の高さと涼しい気候を活かし、良質なコーヒー豆が栽培されています。

地元で生産されたコーヒー豆は、バギオ市内のマーケットやカフェで取り扱いがあります。日本ではなかなか味わうことのできないバギオ産のコーヒー豆をぜひ体験してみましょう。

バギオ観光のアドバイス

バギオの魅力は、なんといっても涼しい気候と豊かな自然です。街の中心部での散策とあわせて、自然豊かな郊外の観光も楽しんでみましょう。

マカオのようににぎわう繁華街やセブ島のようなビーチリゾートはないものの、街には落ち着いた雰囲気があります。すでにマカオやセブなどの大都市を訪れたことがある人にも、バギオでの時間には新たな発見があるでしょう。

落ち着いた雰囲気の街ですが、日本のような治安の良さではないため注意しましょう。観光客を狙ったスリや置き引きには気をつけてくださいね。

まとめ

涼しい気候で過ごしやすく、治安も良いバギオ。観光スポットやイベント、グルメも魅力的です。滞在する際にはぜひバギオでのお気に入りを見つけてみてくださいね。

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