
「子どもに国際経験を積ませたい」「一緒に留学して、子どもだけでなく自分も英語を勉強したい」と親子留学を考えていませんか。親子留学ができる国はいろいろありますが、中でもカナダは英語圏であることと治安の良さから人気の留学先のひとつです。
しかし、留学費用が気になっている人も多いはず。特に親子留学となると、子どもと親の分の航空券や滞在費が発生するため、トータルでどれだけ必要になるのか気になりませんか。
そこで今回は、カナダへ親子留学する場合の費用について詳しく解説します。
親子留学についてより詳細に知りたい方は下記の記事もおすすめです。
【2024年版】カナダの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの学校をご紹介
※記事内ではカナダドルをCADと表記し、為替レートには2025年9月11日時点での情報を参照し、1CAD=108円で計算しています
[目次]
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はじめに、カナダ親子留学にどれくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。ここでは、春休みや夏休みを活用できる1週間と1カ月の留学にかかる総額と内訳をそれぞれ表にまとめています。
ただし、滞在先や通う学校、選ぶコースによって費用は変わりますので、あくまで目安としてご参照ください。
| 1週間 | 1カ月 | |
|---|---|---|
| 総額 | 93.4万円 | 163万円 |
| 学費 | 25.4万円 | 53.8万円 |
| 滞在費 | 8.4万円 | 29.2万円 |
| 生活費 | 8.8万円 | 27万円 |
| 渡航費 | 50.8万円 | 53万円 |
この表のとおり、渡航費を除き留学の期間が長くなると費用もそれだけかかります。次の見出しで詳細を見ていきましょう。
ここでは、上記で示した費用の概算を項目ごとに細かく見ていきます。
なお、ここで示す金額は10歳の子ども1人と保護者1人で留学する場合を想定したものです。滞在方法は1日2食つきのホームステイ、滞在期間は1週間と1カ月の2パターンを見ていきます。

子どもが私立の語学学校に通った場合、学費の目安は1週間で25.4万円、1カ月で53.8万円です。
これには授業料だけでなく、教材費や施設利用料などの諸費用が含まれます。その内訳は次の表のとおりです。
| 1週間 | 1カ月 | |
|---|---|---|
| 授業料 | 9.2万円 | 37.2万円 |
| 学校支払い諸費用 | 13.4万円 | 13.4万円 |
それぞれの内訳をさらに詳しく見ていきましょう。
授業料の目安は1週間で9.2万円、1カ月で37.2万円です。
授業料は学校によって変わるほか、親も一緒に授業を受けるかによっても大きく左右されます。親も授業を受ける場合、費用は単純に子ども1人で受けるときの倍になるので、費用を節約したい場合には子どものみの受講にする必要があるでしょう。
また、学校によっては週末にアクティビティが開催されます。アクティビティの参加費は学費に含まれているケースと参加する都度支払うケースがあるので、事前に確認が必要です。
学校支払い諸費用の目安は1週間で13.4万円です。
費用の中には入学金や教科書代だけでなく、空港までの送迎費用も含まれます。ただし、空港送迎費についてはオプションであることも多いので、詳細はエージェントや語学学校に確認しましょう。

渡航費の目安は1週間で50.8万円、1カ月で53万円です。
渡航費には航空券代、海外旅行保険加入費、ビザ関連費が含まれます。それぞれの内訳は次のとおりです。
| 1週間 | 1カ月 | |
|---|---|---|
| 航空券代 | 50万円 | 50万円 |
| 海外旅行保険加入費 | 0.6万円 | 2.8万円 |
| ビザ関連費 | 0.2万円 | 0.2万円 |
それぞれちょっとした工夫で支出が抑えられる項目なので、詳細を確認していきましょう。
航空券購入費の目安は2人分で50万円前後です。なお国際線の場合、2~11歳は小児料金であり運賃は大人の75%です。
ただし、LCCの場合は小児運賃を設定しておらず、大人と同じ料金を払うのが一般的なので注意が必要です。LCCで安い航空券を2枚取るのか、それとも大手航空会社で大人料金と小児料金を組み合わせて購入するのか、予算を見比べてみることをおすすめします。
また、航空券は渡航する時期や購入するタイミングによっても金額が変わるので、フライト情報はこまめにチェックしましょう。
海外旅行保険加入費の目安は1週間で0.6万円、1カ月で2.8万円です。
海外旅行保険に子ども料金はありませんが、ファミリータイプの商品を選ぶと保険料を節約できることがあります。各保険会社のプランをよく確認してみましょう。
また、クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯しているものもあります。保有しているクレジットカードもよく確認してみてください。
1週間あるいは1カ月の留学の場合、ビザ関連費の目安は2人で0.2万円です。
カナダの場合、1週間あるいは1カ月の短期留学に学生ビザは不要で、eTAと呼ばれる電子渡航認証があれば入国できます。2025年時点で、eTAの申請は1人あたり7CAD(約750円)必要です。

滞在費の目安は1週間で7.2万円、1カ月で29.2万円です。
ホームステイならば留学エージェントに支払う費用の中に、滞在費やホームステイ先の食費も含まれます。一方で自分でアパートなどを探す場合は、直接アパートのオーナーや不動産業者に家賃を支払う必要があります。
家賃は地域によって大きく異なり、ベッドルーム1部屋の物件の家賃は都市部の場合は1カ月約20万円、郊外では約17万円です(※1)。

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生活費の目安は1週間で8.4万円、1カ月で27万円です。生活費の内訳は次の表でまとめています。
| 1週間 | 1カ月 | |
|---|---|---|
| 食費 | 2.0万円 | 8.0万円 |
| 通信費 | 0.8万円 | 0.8万円 |
| 交通費 | 0.6万円 | 2.2万円 |
| 娯楽費 | 4万円 | 12万円 |
| 雑費 | 1万円 | 4万円 |
生活費には食費だけでなく、交際費や交通費などさまざまな費用が含まれます。娯楽費や食費は支出を抑えやすいものの、交通費や通信費など自分ではコントロールしにくい部分です。
また、日本と同じようにカナダも地域によって生活にかかる費用が変わります。一般的にバンクーバーやトロントといった大都市では生活費がかかりやすく、郊外になるほど費用を抑えやすい傾向にあります。

食費は、1週間で約2.0万円、1カ月で約8.0万円が目安です。
ホームステイの場合、1日2食つきのことが多いです。朝晩は滞在先のホストファミリーが準備してくれるので、現地で支払うのは自分と子どものランチ代だけです。なるべく自炊できれば節約できますが、外食することが多ければさらに費用がかかるでしょう。

通信費の目安は1週間から1カ月で0.8万円です。
日本では通信会社と月ごとの契約をすることが多いですが、海外ではプリペイド式のSIMカードが一般的です。カナダでもプリペイド式のSIMカードが広く普及しており、1週間から1カ月の短期利用も可能です。いくつかの通信会社のSIMカードの料金を比較してから決めましょう。
また、日本で海外旅行用のWi-Fiをレンタルする方法もあります。ただし、SIMカードに比べて割高です。

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交通費の目安は1週間で0.6万円、1カ月で2.2万円です。
カナダの中心部ではバスや電車などの公共交通網が発達しています。ホームステイ先が学校から離れている場合にはバスや電車で移動するため、交通費が日々発生します。運賃は都市によって異なるものの1週間で約3,000円、1カ月で約1万円が目安です。
娯楽費の目安は1週間で4万円、1カ月で12万円です。
週末に少し遠出をしたり、たまには外食を楽しんだりして、せっかくの海外生活を満喫したいと思う人もいるでしょう。子どもにいろいろな経験をさせたいなら、アクティビティにも積極的に参加させたいのではないでしょうか。カナダでは豊かな自然を活かしたアクティビティが頻繁に開催されています。
アクティビティで何をするかによって費用は変わりますが、1週間で2万円くらいを目安にしておくといいでしょう。
雑費の目安は1週間で1万円、1カ月で4万円です。
シャンプーや歯磨き粉といった生活必需品をはじめ、文房具などが必要になることもあります。急な出費に備えて、雑費としてある程度用意しておいた方がいいでしょう。1週間ならひとり5,000円、1カ月ならひとり2万円くらいが目安です。
カナダでは、一部の州に親子留学すると子どもの学費が無料になる制度があります。州ごとに制度の条件を紹介します。長期留学や費用を節約して留学したい場合は参考にしてみてください。

モントリオールのあるケベック州では、親が就学ビザで大学やカレッジに通ったり、就労ビザで働いたりしている場合、その子供は授業料無償で公立の学校に通うことができます。また、親が就学ビザを取得して語学学校に6カ月以上通うときにもこの制度が適用できます。
しかしケベック州では2025年中、留学生の受け入れ数制限の影響で語学学校への留学に必要な就学ビザ(Study Permit)の取得が不可になりました。実質的に2025年中は、語学学校の留学ではこの制度も利用できない状況のため注意しましょう。

ハリファックスのあるノバスコシア州でも、ケベック州と同様に親が就学ビザや就労ビザで滞在したり、6カ月以上語学学校に通ったりすれば、子どもも公立の学校に授業料無償で通学することが可能です。
ほかの州や都市でも、就労ビザや就学ビザがあれば子どもの公立学校の学費が無料になるケースがあります。
しかし、学費が無料になった場合でも現地での滞在費用がかかるうえ、必要な手続きが煩雑で難易度が高いと感じる人も多いでしょう。親がモントリオールやハリファックスで語学学校に通う場合でも、6カ月以上の留学期間でないと公立学校の授業料無償制度は適用されないため、子どもの学校の長期休暇を活用した短期留学には合わない方法です。
あくまでも親子留学の方法のひとつとして知っておくことをおすすめします。

カナダの親子留学について、自分ひとりで情報収集や手続きを進めるのはとても大変です。留学準備に迷ったら、留学エージェントのスクールウィズにご相談ください。
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ここからは、カナダで親子留学をする際に費用を節約するポイントをご紹介します。1人で留学するよりも費用がかかりやすい分、節約できる部分は節約を意識してみてはいかがでしょうか。
滞在費は費用の中でも大きな割合を占めるので、少しの工夫が結果的に大きなコストカットにつながる項目です。
滞在費は都市やエリアによっても大きな差があります。例えばバンクーバーでは、中心部のダウンタウンよりも国際空港のある南部エリアや、東部のバーナビーのほうが家賃が安く抑えられます。学校から少し距離があっても、駅から徒歩圏内の場所を選べば不便さはあまり感じないはずです。
ただし、毎日を過ごす場所なので、滞在先選びを妥協しすぎるのもよくありません。ストレスなく留学期間を過ごすことも重要なため、コストと快適さのバランスをよく考えましょう。

ホームステイの場合は1日2食つきが多いですが、週末の食事の提供があるかどうかはホストファミリーによって異なるので事前に確認しましょう。
1日2食つきの場合は昼食は自分で準備する必要があります。なるべく自炊をして、外食を避けるのがおすすめです。カナダは日本より外食費が高く、外で食事をするとかなりの費用がかかります。さらに日本とは異なり、レストランでは食事代の他にチップを渡す習慣があるため、なおのこと費用がかさみます。
滞在期間中、外食を繰り返していてはやがて大きな金額になってしまうので、外食はなるべく避けた方がいいでしょう。

航空券の予約はなるべく早く済ませましょう。航空会社によっては早期割引が適用になることもあり、費用を節約できます。逆に予約がギリギリになればなるほど費用が高くなっていくので、余裕をもって留学プランを立てるのがおすすめです。
可能であれば留学の時期を閑散期にすることも検討してみてください。航空券は時期によって価格が大きく変わります。
例えば航空券検索サイトスカイスキャナーで成田発バンクーバー行きの片道航空券を調べてみると、月によって大人1人あたり約4~7万円と大きな幅があります(※2)。航空券の安い時期を探して留学することで、大幅に節約できるでしょう。
カナダでは、日本より物価の高いものがほとんどです。滞在先で足りないものがあれば現地調達もできますが、なるべくその手間を減らしたほうが費用を抑えられます。
服や文房具などは、日本ですでに使っているものをある程度用意して持っていきましょう。日本で使い慣れているもののほうが、留学中も安心して使えるはずです。

カナダの親子留学に関する費用や制度について紹介しましたが、
「カナダの親子留学は費用が高い…」
「もっと費用を抑えて、子どもと一緒の語学学校で英語を学びたい」
と考えている方もいるのではないでしょうか?
カナダよりも費用をぐっと抑えて、親も子も留学先で英語を勉強するならフィリピンも選択肢のひとつに入れてみてください。フィリピンはカナダや日本と比べて、学費や物価、滞在費などがとても安い国です。
実際に大人が1週間のフィリピン留学をした場合の費用相場をカナダ留学と比べると、
と、1週間で10万円以上もフィリピンのほうが安く抑えられることがわかります。親と子が語学学校に通う場合でも、フィリピンのほうが費用をかけずに済むはずです。
費用面だけでなく英語を勉強する面でもメリットがいっぱい。語学学校の講師と1対1のマンツーマンレッスンが中心のため、短期間でも集中して英語力アップが狙えます。陽気でフレンドリーなフィリピン人講師とのコミュニケーションは、留学生活が不安な子どもにとっても心強い存在となるでしょう。
もしフィリピンでの親子留学にも興味があれば、次の記事もぜひご覧ください。フィリピンに親子留学するメリットや、親子留学できる学校を紹介しています。
【2025年版】フィリピンの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの6校をご紹介
今回の記事では、カナダでの親子留学の費用について詳しく紹介しました。
親子2人分の留学費用となるとどうしても1人で留学するよりも高くなってしまいますが、工夫次第で節約できる部分はあります。特に学費については選ぶ学校やコースによって大きく変わるので、事前の下調べが重要です。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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※1...NUMBEO「Cost of living in Canada」(参照日:2025-09-12)
※2...スカイスキャナー「東京発→バンクーバー行き飛行機・格安航空券・LCC」(参照日:2025-09-12)
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