
「カナダに長期で留学したい」「でも、費用や仕事の面で不安だな……」
とお悩みの社会人は多いのではないでしょうか?
カナダは語学留学やワーキングホリデーが選べることから、主に20代中盤〜後半の社会人に人気です。
留学費用は1カ月でも69.3万円ほど必要ですが、留学期間を短縮する、ワーキングホリデーでアルバイトをするなど、留学プランの工夫で費用を抑えることは可能です。
そこで、カナダで社会人におすすめの留学方法や費用相場、留学プランの作り方などをまとめました。留学を考えている社会人はぜひ参考にしてみてください。
なお、カナダ留学についての全般的な情報は下のページにまとめています。まずカナダがどんな国か知りたい人は、こちらからお読みください。
カナダ留学
記事内ではカナダドルをCADと表記、為替レートには2025年5月1日時点での情報を参照し、1CAD=105円で計算しています。
[目次]
留学考えるなら今から準備!
留学の準備は渡航する半年前、余裕を持つなら1年前からの準備がおすすめです!
スクールウィズのLINE相談では、チャット相談やオンラインカウンセリングなど相談方法が選べるので自分のペースで検討が進められます!
自分だけで調べるとわかりづらい費用やおすすめの留学先、準備するものも留学カウンセラーが寄り添いながらサポートするので安心。
ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!

photo by:Vin1237 / Shutterstock.com
カナダ留学は社会人でも可能ですが、年代や目的によって選ぶべき留学方法が変わります。そこでここでは、社会人がカナダで選べる留学方法や最近の傾向をまとめました。
社会人でもカナダ留学は可能です。ワーキングホリデーのみ申請時点で30歳以下の年齢制限がありますが、それ以外の方法では年齢制限はなく、ビザ申請や語学学校への入学も年齢で不利になることはありません。
特に語学留学は入学やビザ申請に年齢制限がなく、社会人留学の一般的な選択肢としてよく選ばれています。
最近の傾向として、スクールウィズでは学生時代にコロナ禍で留学できなかった24〜26歳前後の方からのご相談が増えています。特に20代の方からは、仕事を辞めて語学留学+ワーキングホリデーといったプランが人気です。
社会人は仕事との兼ね合いで、短期にするか長期にするか、学生以上に考える必要がありますが、「しっかりと語学力を伸ばせるから」「経験を積みたいから」と思い切って仕事を辞めて1年程度の留学が選ばれる傾向です。
社会人で留学するメリットは、こちらの記事も参考にしてみてください。
社会人が留学するメリットは?帰国後の仕事探しから就職についてまで徹底解説
カナダで社会人が選べる留学方法と費用の目安をまとめました。
| 留学方法 | 特徴 | 留学できる期間 | 学費の相場 | 必要なビザ | 必要な英語力 |
|---|---|---|---|---|---|
| 語学留学 | ・英語初心者でも留学できる ・モントリオールならフランス語も学べる |
・最短1週間から | ・1年間語学学校に通った場合、約211.5万円 | ・6カ月以内なら観光ビザ ・6カ月以上なら学生ビザ |
・特に条件なし |
| ワーキングホリデー | ・現地でアルバイトができる ・生活費などを賄いながら海外で生活できる |
・1年まで | ・3カ月間語学学校に通った場合、約62.5万円 | ・ワーキングホリデービザ | ・特に条件なしだが、働くならTOEIC700点以上あると良い |
| 大学・大学院留学 | ・海外の学位が取得できる ・転職に活きる知識が身に付く |
・大学は4年 ・大学院は2年〜 |
・The University of British Columbiaの建築学部の1年感の授業料が、49,433.70CAD(約5,190,539円)(※1) | ・学生ビザ | ・基本的にTOEFL88点以上、またはIELTS6.5以上が必要 |
| Co-op留学 | ・語学学習とインターンシップの両方を体験できる ・大学よりは安くで専門知識が学べる |
・1年が一般的 | ・VanWest College バンクーバーのEnglish Program - Intensive English 25コマ/週を1年受講した場合、約210.2万円 | ・学生ビザ | ・特に条件なし |
どれもある程度の学費が必要で、上記に加えて1年間の生活費として約347.7万円必要です。
語学留学であれば期間を2〜3カ月と短くしたり、1週間の授業数を減らしたりすることで、費用の負担は少し軽くすることができます。また、ワーキングホリデーであれば、月に数十万円の収入を得ながら生活できます。
ただ、留学する都市や語学学校・コースで費用は変動します。またそもそも、「自分はどの留学方法を選べば良いんだろう」と悩むかと思います。
その場合は留学エージェントに相談してみましょう。スクールウィズでは、留学カウンセラーがあなたの希望やお悩みから、カナダのおすすめ都市や学校を紹介します。
相談はLINEから受け付けているので、まずは登録だけでもしてみてくださいね。
1年間の留学費用はこちらにもまとめています。
【2025年版】1年のカナダ語学留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
カナダは20代に限らず、30代や40代で留学する社会人もいます。どちらも仕事の合間というよりは、退職して長期で留学する人が多い傾向ですが、その中でも次のような人から人気です。
ワーキングホリデーは別の国でも可能ですが、カナダはオーストラリアやニュージーランドなどと比べると、さらに多国籍。
例えば、オーストラリアの語学学校では生徒の日本人比率が40%近くなるところ、カナダでは20〜30%まで下がります。さらにカナダはアジア系だけでなく、中南米とより幅広い国籍の留学生が集まることも特徴です。
ただ、物価が高いため、半年や1年の長期留学はハードルが高いところ。そのため、留学期間を抑えて数カ月にする、現地で働けるワーキングホリデーにする人が多くはあります。
スクールウィズでも、「働いて収入を得られるから」という理由で、ワーキングホリデーが人気。現地で働くには英語力が必要なため、語学学校で英語力を上げてからチャレンジするプランが人気です。
語学留学の費用を抑えたい人は、語学留学を物価の安いフィリピンで経験し、その後ワーキングホリデーのためにカナダに行くというケースもあります。
スクールウィズであれば、フィリピン+カナダの2カ国留学もご紹介可能です。こちらで解説しているので、ご参照ください。
2カ国留学とは?
留学方法はわかったものの、実際にどんな留学生活が送れるのかまではイメージしづらいかと思います。
そこで次は社会人でカナダに留学した3人の体験談を紹介します。どの留学方法にするか、どれくらいの期間にするか悩む人は、先輩がどんな留学プランにしたのか、参考にしてみましょう。

photo by: 長谷部さん
長谷部さんは、24歳のときに仕事を退職してカナダでワーキングホリデーをしました。
新卒で広告代理店に就職したものの、学生時代から留学したい気持ちがありました。また当時の営業職という仕事が忙しい上に、結婚や出産後に復職する女性が少ないことから、ずっとここで働き続けるのか? と疑問を感じるようになります。
そこで就職から3年経つ前に退職し、留学を決意。現地でアルバイトできる点からワーキングホリデーを選び、現地でECサイトの受注・発注管理や日本食レストランでのホール業務を経験しました。
滞在中はトロントとビクトリアに住み、なかでもトロントの人種の多様さに驚いたそうです。多国籍だからこそお互いを尊重し合う、違いがあることが普通という感覚が印象的で、居心地の良さを感じたとも話します。
その後、長谷部さんはワーホリをきっかけにキャリアチェンジをします。その続きはこちらからお読みください。
留学で働き方や生き方の多様性を知り、未経験から半農半フリーランスに。新しい道を切り開くことができた理由とは

photo by: 成松さん
成松さんは仕事を2カ月休職してバンクーバーで語学留学をしました。
もともと英語は話せる訳ではなかった成松さん。ただ、いつか話せるようになりたいと思っていたところ、身内が2人も急に亡くなり、自分が本当にやりたいことを考えるようになります。
そこで以前から気になっていた留学をしようと考え、カナダ留学を決意。最初はワーキングホリデーを考えていましたが、明確な目標が定まらなかったこともあり、曖昧なまま1年留学するよりはひとまず2カ月留学し、英語を学んだ先に自分が何を望んでいるのか、確かめてみようと短期留学を選びました。
カナダ留学では50分の授業を1日5コマ受講。英語力は2カ月で大きく伸びた訳ではないものの、繰り返す内に徐々に聞き取れるようになり、スムーズに英語の単語や文章が出てくるようになったそうです。
成松さんの学校生活やバンクーバー生活の様子はこちらにまとめました。
社会人こそ留学すべき!入社5年目の私が2カ月休職、カナダへ英語語学留学した話【留学経験者インタビュー】

続いては、自衛隊を退職してカナダに留学した増田さんです。もともと英語とは無縁の生活だった増田さん。しかし、職場で20カ国語を話せる友人と出会ったことで興味を持ち、自衛隊を退役してカナダでのCo-op留学に向かいました。
現地では英語を学ぶことはもちろん、「英語を使って何かを学ぶこと」に楽しさを見出したのだとか。その奥深さやおもしろさに触れる内に、海外大学への進学に興味を持ちます。半年のカナダ留学で鍛えた英語力も後押しとなり、アメリカの大学進学という新たな目標を見つけました。
増田さんがカナダ留学で新たな目標を見つけるまでは、こちらにまとめています。
「10年間の計画を3日間で書いてこい!」元自衛隊員がカナダ留学を経て通信制大学への進学を決めた理由

社会人は複数の留学方法を選べますが、年代や目的、仕事の都合などによって適切な留学プランは異なります。そこで次は20代、30代、40代の年代別におすすめのプランをまとめました。自分の留学プラン作成の参考にしてみてください。

20代におすすめの留学方法は次の2つです。
| 留学方法 | 必要な期間 | 学費相場 |
|---|---|---|
| 語学留学 | ・英語力アップが目的なら、半年以上 ・費用を抑えたいなら2〜3カ月 ・最短で1週間も可能 |
半年間語学学校に通った場合、110.9万円 |
| ワーキングホリデー | 基本的に1年 | 3カ月間語学学校に通った場合、約62.5万円 |
人気なのはワーキングホリデーで、アルバイトをすれば出費を抑えながら留学することができます。ただ、1年という期間ゆえに退職が必須のため、いまの会社に在籍したまま留学したい場合は短期の語学留学がおすすめです。
20代は半年から1年の長期留学がおすすめです。特に、費用や帰国後のキャリアが不安であれば、語学留学+ワーキングホリデーを組み合わせるプランがおすすめです。
英語力アップが目的であれば、基本的には半年以上の語学留学をご提案しています。しかし、長期になればなるほど費用も増え、1年間語学学校に通うと、211.5万円の学費が必要になります。
もう少し抑えたい場合、ワーキングホリデーであれば現地で働くことができます。都市やアルバイトにもよりますが、毎月20万円前後を稼ぐことも可能なため、生活費を補って留学の合計出費を減らすことは可能です。
ただ、カナダで働くにはTOEIC700点以上の英語力は必須。英語初心者がいきなり働こうとしても採用されないため、語学留学で英語力を伸ばしてからワーホリに移行するのが安心です。
さらに費用を抑えたい場合は、下記も合わせて工夫してみてください。
20代の社会人は、ワーホリで費用を賄いながら転職を見据えて行動できるプランを考えてみてください。

30代は以下のような方法がおすすめです。
| 留学方法 | 必要な期間 | 費用相場(学費) |
|---|---|---|
| 語学留学 | ・できるだけ長期で、半年以上がおすすめ | 半年間語学学校に通った場合、110.9万円 |
| Co-op留学 | ・基本的に1年 ※学校によっては9カ月などのコースもあり |
VanWest College バンクーバーのEnglish Program - Intensive English 25コマ/週を1年受講した場合、約210.2万円 |
今後のキャリアを考えると何かしらのスキルを得られるプランが良く、そのためにも半年以上の長期留学のほうが安心。英語だけでは不安という場合は、ビジネスやデザインなど専門知識を学べるCo-op留学を選ぶのもおすすめです。
30代の社会人が仕事を辞めて留学する場合、帰国後の転職活動を見据えて語学留学またはCo-op留学をおすすめします。英語力に不安がある場合は、語学留学とCo-op留学をかけ合わせたプランも選ばれる傾向です。
30代の社会人が転職活動をする場合、前職の経験やスキルが重視されます。そのため、長期のブランクが空く場合は、新たに英語力または専門スキルが身に付くプランにすると安心。できるだけ長く留学してスキル習得に集中するほうが将来にも役立ちます。
仕事や家庭が心配で日本を長く離れられない場合は、語学学習を日本で済ませて渡航するのも一つの手段です。例えばスクールウィズの提供するプレ留学であれば、同じく留学を控えている人同士、グループワークやチューターのサポートを受けながら留学前の英語力アップに取り組むことができます。
日本で勉強するので、語学留学分の学費や生活費を節約することが可能。日本での事前学習とうまく組み合わせながらのプランも検討してみてください。
それでも長期が難しいという場合は、1週間や1カ月の短期留学を考えてみても良いかもしれません。

40代は「管理職に就いているので長期の休職・退職はできない」「子どもがいて日本をあまり離れられない」といった人も多いかと思います。そのため、短期の語学留学がもっともおすすめ。
それでも長期留学をしたい、キャリアアップやキャリアチェンジのために留学を考えているなら、大学留学も一つの選択肢です。
| 留学方法 | 必要な期間 | 費用相場(学費) |
|---|---|---|
| 語学留学 | ・1〜2週間の短期がおすすめ ・スキルアップしたいなら、半年以上 |
・1週間語学学校に通った場合、11.8万円 ・半年間語学学校に通った場合、110.9万円 |
| 大学留学 | 基本的に4年間 | The University of British Columbiaの建築学部の1年感の授業料が、49,433.70CAD(約5,190,539円)(※1) |
前述の通り仕事を辞めるのは難しい、家庭もあるから心配といった40代は短期の語学留学がおすすめです。
語学留学は最短で1週間から可能なため、お盆休みや年末年始の長期休暇を使って渡航でき、休職・退職の必要性なく留学することが可能です。1週間の場合、授業料4.3万円に入学金などの諸費用を含めた、11.8万円が学費です。
今後を見据えて専門分野を学びたい、学位を取りたい場合は大学留学一択。費用と時間は必要ですが、仕事に役立つ留学方法ではあ∂ります。もしくは、Co-op留学にすれば大学留学よりは費用を抑えながら専門知識を習得できます。
その他お子さんがいる場合は、親子留学という選択肢もあります。お子さんと一緒に留学できるため、夏休みや年末年始の思い出作りにもなるでしょう。
親子留学についてはこちらをご参照ください。
【2024年版】カナダの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの学校をご紹介
このように、自分に合う留学プランは年代やご予算、留学できる期間によってバラバラ。一概にこれがおすすめと断言するのは難しく、自分に合うプランを自力で見つけるのもなかなか大変です。
記事を読んでも悩むという人は、留学エージェントに相談してみましょう。スクールウィズでは留学経験のあるカウンセラーが、あなたの希望やお悩みからぴったりの留学方法をご提案します。
相談はLINEから。お気軽にご利用くださいね。

ここまでさまざまな留学方法を紹介しましたが、留学プランは次の3つを元に考えると決めやすいです。
一つずつ解説しますね。

留学方法は「カナダで何を学びたいか」によって大きく変わります。例えば、英語力を高めたいなら語学留学で十分ですが、専門的な勉強をしたいのであればCo-op留学や大学留学を視野に入れなければなりません。
また一般英語やビジネス英語など、どれくらいの英語レベルを目指すかによって、語学学校のコースも変わります。ビジネス英語を習得したいなら、基礎的な日常会話だけでなく、業務で使う語彙や表現を学ぶ必要があるので、ビジネス英語コースに通う必要があります。
目指す英語レベルと現在の英語レベルが大きく離れていれば、留学期間はより長くなります。初心者の方がビジネスレベルを目指す場合、1年以上必要となる場合も少なくありません。
目的が定まらないままでは、豊富な選択肢から自分に合うプランを選ぶことができません。まずは「自分はカナダで何を勉強したいのか」「なぜカナダ留学が気になったのか」を整理することから始めましょう。
社会人の留学で悩ましいのが仕事との兼ね合い。退職するか、在籍したまま留学するかで、留学期間が変わります。
退職して留学するのであればどれだけ長期でも可能ですが、在籍したまま留学するなら、基本的には1〜2週間の短期留学になります。GWやお盆休み、年末年始などカレンダー上の休みを使って留学することになるので、休暇期間分の1週間、または有給と合わせて2週間ほどが現実的です。
短くはなりますが、転職やブランクが空くといったリスクは避けられます。この場合、海外生活の体験やリフレッシュが主な目的となるでしょう。
一方、退職して留学する場合は期間に縛られず、ご自身の目標に合わせた長期プランを立てることができます。語学力ゼロからスタートして、仕事に活かせるレベルまでしっかりと英語を伸ばすことができますし、現地で働くことができるワーキングホリデーも選択肢に入れられます。
スクールウィズのご相談者様の場合、仕事を辞めて1年くらいの長期留学を検討される方が多数です。帰国後の転職活動を見据えて計画的に留学する必要はありますが、ワーキングホリデーで就労経験を積む、Co-op留学でインターンシップを経験することも可能で、退職したとしても転職時のアピール材料を得られます。
仕事をどうするかで留学プランは大きく変わるので、まずは仕事との兼ね合いを考えると決めやすいかもしれません。
留学で誰もが気になるのが費用。特にカナダは物価が高い傾向で、たとえ1カ月の留学でも学費だけで25.1万円、生活費や渡航費などと合わせると、合計で69.3万円ほど必要です。
社会人であればコツコツと貯金している方も多いですが、日本での貯蓄額に応じて留学期間を調整する必要があります。予算が限られている場合、貯金すべてを費やして1年の長期留学をするよりも、数カ月ほどの短期留学が現実的なこともあります。
スクールウィズでも、語学留学であれば2〜3カ月の留学を計画される傾向が強いです。費用に不安があれば、まず数カ月程度で計画してみましょう。
「費用を抑えながらも、しっかり英語力を身に付けたい」場合は、フィリピンとの2カ国留学も人気が高いです。フィリピンでは欧米圏の半額ほどで留学できる上に、マンツーマンレッスンで1対1で教えてもらうことが可能。費用の割に英語力が伸びやすく、コスパの良い留学先です。
フィリピンで英語の基礎を固めた後、カナダに渡ってワーキングホリデーで実践的な英語力と就労経験を積むというプランも効果的です。予算から現実的な留学期間を計算しつつ、費用を抑えながら長く留学できる工夫も探していきましょう。
費用は現地の生活費を節約することでも対応できます。具体的な対策はこちらを参考にしてみてください。
留学中の節約術まとめ。たくさんお金を貯めなくても生活できる?

上記でなんとなく留学方法が決まったら、次はもっと細かい部分を決めていきましょう。具体的に考えるべき5つの観点を紹介します。
カナダ留学を決めたら、次はどの都市に滞在するかを考えましょう。
各都市にはそれぞれ異なる魅力があり、留学生活に何を求めるかで選ぶ都市も変わります。
人気都市と特徴を簡単にまとめました。
| 都市 | 特徴 |
|---|---|
| バンクーバー | ・カナダの中では温暖な気候で過ごしやすい ・大自然と都会が共存する穏やかな雰囲気 ・アジアからの留学生が多く、日本食レストランも豊富 |
| トロント | ・カナダ最大の都市で、ビジネスや金融の中心地 ・NYに似た雰囲気で、エンターテインメントやアートを楽しめる ・冬は氷点下を下回り、カナダ内でも特に寒いので注意 |
| モントリオール | ・ケベック州にあるフランス語が公用語の都市 ・一部の語学学校でも英語とフランス語を学ぶことが可能 ・ヨーロッパの歴史を感じさせる街並みが魅力 |
街並みや気温は若干違いますが、物価は都市間でそこまで大きくは変わりません。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、都市の雰囲気や気候で選ぶのがおすすめです。
気候重視なら温暖なバンクーバー、国際的な雰囲気が良いならトロントが合います。
また、ワーホリで働きたいと考えているなら、都市ごとの最低賃金も確認しておきましょう。カナダは以下のように、都市や州ごとで時給が変わります(※2)。
基本的にはバンクーバーやトロントなど、主要都市のほうが数ドル高いです。留学費用を抑えたい人は、時給も確認ポイントですね。

先ほどお伝えした通り、「何を学びたいか」という目的によって、選ぶコースは変わってきます。「日常会話をマスターしたい」なら一般英語コース、「仕事で使える英語を学びたい」ならビジネス英語コース、「TOEICのスコアアップを目指したい」なら試験対策コースなど、目的に合わせてコースを選びましょう。
また勉強だけでなく観光も楽しみたい場合は、週のコマ数を調整することもできます。平均は週に20〜30コマですが、学校によっては10〜15コマのコースも選べます。
もしくは、平日の午前中のみ授業で午後は自由に過ごせるコースもあります。コマ数が少ないほうが授業料も安くなる上に、午後が空き時間であればアルバイトやボランティアに時間を充てるなど、柔軟に過ごせます。
特に、複数の国に展開している語学学校であればコースも豊富。迷ったら下記から考えてみてください。
カナダ留学では、次の5つの滞在方法を選べます。
| 滞在方法 | 特徴 |
|---|---|
| ホームステイ | ・現地の家族と生活を共にし、異文化交流や生きた英語を学べる ・食事付きのプランが多く、生活の心配が少ない ・留学初期や初めての海外留学におすすめ |
| 学生寮 | ・多国籍な留学生が集まるため、友人を作りやすい ・学校から近く、通学しやすい |
| シェアハウス・ルームシェア | ・家賃を抑えることができる ・ただ、物件探しや入居手続きは自分で行う必要あり |
| アパートメント | ・一人暮らしでプライバシーが確保される ・ただ、滞在費(家賃)はもっとも高い |
| ホテル | ・短期滞在者向け ・プライバシー確保に加え、清掃など自分でやる必要なし |
おすすめは、ホームステイか学生寮。というのも、バンクーバーは1ベッドルームの家賃が2025年時点で2,358.00CAD(約247,590円)(※3)と、高い傾向です。
一方、ホームステイや学生寮は月に8〜10万円前後で滞在できます。食事付きであるため、余分に生活費がかかることはありません。
どうしてもシェアハウスやアパートが良い場合は、都心を避けて郊外の物件を選びましょう。日本の一人暮らしのように、中心部や駅から離れている物件は家賃が下がる傾向です。
そのほか、カナダ留学の滞在先はこちらにもまとめました。
カナダ留学での滞在方法は何がある?期間ごとにおすすめをご紹介!

ワーキングホリデーでカナダに渡航したい20代の方は、事前にどのような仕事をしたいかを考えておきましょう。ざっくりですが、「稼ぐこと」と「キャリアアップ」のどちらを目的とするかで仕事が変わります。
【稼ぎたい】
【キャリアに繋げたい】
求人は現地でも探せますが、応募してもすぐには受からない可能性も考えられます。なかなか仕事が見つからないと稼げる期間も短くなるので、求人や英語の履歴書など日本でできることは先に準備しておきましょう。
ワーキングホリデーやCo-op留学で仕事をするには、やはり英語力が必須です。日常会話ができなくても働ける仕事はありますが、応募できる仕事の選択肢が限られてしまいます。
またカフェなど接客業では、ネイティブの方から英語で注文を聞かなければなりません。カナダは多国籍で非ネイティブの英語に慣れているとはいえ、人によっては早口だったり訛りが強かったり、全員が聞き取りやすい・話しやすいとも限りません。
ワーホリは1年という制限がある分、現地で基礎から学ぶ場合は働ける期間が短くなってしまいます。時間を有効活用したい場合は、渡航前に英語力を高めるか、フィリピンなど物価の安い国で2カ国留学を考えましょう。
現地で働くには、TOEICで700〜800点くらいの英語力があると安心です。事前学習やTOEICの受験、オンライン英会話などを通して勉強しておきましょう。

最後に、カナダ社会人留学でよくあるご質問についてまとめました。
カナダは北米に位置する、都会的な部分と自然豊かな部分のバランスが良い国です。冬は氷点下を下回るほど寒いですが、夏は日本と比べると涼しくて過ごしやすいです。
カナダは英語の訛りが少なく、非常にクリアで聞き取りやすいという特徴があります。英語学習者にとって、正しい発音やイントネーションを身に付けるのに最適な環境と言えるでしょう。
また、カナダは移民国家で多国籍です。オーストラリアやニュージーランドなど他の留学先も多国籍ではありますが、カナダのほうが国籍の幅が広いです。特に中南米からの移民の割合が高く、他の国に比べてアジア人の比率が下がる傾向にあります。
留学のハイシーズンでも日本人同士で固まらず、国際色豊かな環境で英語漬けの生活を送れます。
治安も世界平和度指数で毎年上位にランクインするほど良く、2025年は14位と比較的上位です(※4)。英語初心者でも安心して過ごせる上に、国際交流なども実現しやすい留学先です。
社会人の語学留学は、2〜3カ月間がもっとも人気です。この期間であれば、基本的な日常会話レベルまで学びながら、カナダでの生活や文化を十分に体験することができます。
もちろん、留学の目的や現在の英語力によって期間は異なり、長期休暇が取りにくい方は1週間の超短期留学も可能です。またヨガや料理、アートなどを学ぶ「おけいこ留学」も人気があり、こちらも1週間から受け付けています。
まずはご自身の目標とライフスタイルに合わせて、期間を検討してみましょう。
ビザは30代や40代の方でも問題なく取得できます。
ワーキングホリデービザのみ、申請時点で30歳以下という年齢制限がありますが、語学留学や専門学校留学のための学生ビザに年齢制限は特にないです。
年齢を理由に留学やビザ申請が不利になることはありません。どちらかというと留学方法に適したビザ申請が大事なので、必要なビザなどはこちらからご確認ください。
【2025年版】カナダ留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
留学の準備自体は、出発時期の半年前くらいからがおすすめです。ただ、社会人の場合は会社の退職手続きなども必要ですよね。その準備や手続きも考えると、1年前からの準備が安心です。
特に語学学校の申し込みについて、人気の学校やコースはすぐに定員に達してしまいます。数カ月前の申込みでは間に合わないので、語学学校は遅くとも半年前の申し込みが必須。どこに留学するか考える時間も考慮すると、学校は7〜8カ月前から探し始めましょう。
一方、ビザ申請、航空券や海外保険の手配などの渡航準備は、留学の数カ月前からでも間に合います。
プランは早めに準備を開始し、それ以外の手続きや手配は決まり次第、追々進める形が良いでしょう。
留学エージェントへのご相談は、留学希望日の1年ほど前からがおすすめです。早めにご相談いただくことで、仕事のスケジュールを調整したり資金計画をじっくり立てたりすることができ、後悔のない留学に繋がります。

ここまでを読んで留学を決意したものの、どんなプランにするか悩む社会人もいるのではないでしょうか。特に仕事を辞めるかどうかでプランは変わるため、一人で決断するのは不安ですよね。
留学プランに悩んだら、留学エージェントに相談するのもおすすめです。留学エージェントはあなたの希望や悩みを聞いた上で、最適な留学プランを提案してくれます。留学経験のあるカウンセラーや社会人の留学を支援した企業も多く、実体験をもとに的確なアドバイスをくれます。
スクールウィズでも留学相談を受け付けています。相談はすべて無料で、LINEから可能。平日は仕事で忙しい社会人でも、チャットで気軽に相談できます。
登録はこちらのLINEから。アンケートに回答後、担当カウンセラーからご連絡します。
少しでも悩んだらお気軽にご連絡くださいね。
今の環境から離れて新しい挑戦をするときは、誰だって不安なもの。特に社会人となると将来のキャリアや転職活動など、学生時代より心配ごとが増えますよね。
社会人の留学は明確な目標と仕事との兼ね合いをしっかりと考えれば、失敗することはあまりありません。加えてカナダなら、ワーキングホリデーやCo-op留学といった帰国後の仕事に活きる留学方法があるのも魅力です。
カナダに行きたい、ワーホリをしたいなど明確な目的がある方は、その希望を実現できるよう、都市や学校選びなどをじっくり考えていきましょう。
留学プランに悩んだら、留学カウンセラーに相談するのがおすすめ。スクールウィズでも無料相談を受け付けているため、気になる方はこちらのLINEからお気軽にご連絡ください。
みなさまからのご相談お待ちしております!

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
留学前の英語スクール「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。
せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!
留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...The University of British Columbia「Undergraduate tuition fees」(参照日:2025-09-24)
※2...RCC「Minimum Wage by Province」(参照日:2025-09-24)
※3...rent seeker「Average Rent Prices in Canada」(参照日:2025-09-24)
※4...IEP「Global Peace Index 2025」(参照日:2025-09-24)
」英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/