相手の話を聞いていることを示したり会話を盛り上げたり、円滑なコミュニケーションに欠かせない「相槌」。みなさんは、英語での相槌(backchanneling)は、どのように表現するか、ご存知ですか?
日本語と同じように、「聞いている・理解している」と示したいとき、驚いたときなど、英語でも使われる用途・シーン・ニュアンスごとに適切な相槌が変わります。
英語の相槌は使い分けに慣れるまで難しい面がある一方、慣れればグッと自然な会話を作れますよ。今回は、英語の相槌表現や例文、使い方を、フレーズの持つニュアンスも含め詳しく解説します。
[目次]
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今回は、以下の5つのシーンで使う英語の相槌表現をまとめました。
英語圏の文化では、会話中に黙っていると「関心がない」と捉えられてしまう傾向にあります。「黙っているのも良くない」という時や、短く自分の感情を表して受け応えする時にも、相槌は大活躍します。
ただし、使い方を間違えると自分の意図とは異なる伝わり方になってしまうこともあります。まずは下記のポイントを押さえ、相槌の使い方をマスターしていきましょう。
日本語の場合、「話を聞いている」「話を理解している」ということを示すために、相手の話の途中で相槌を打つことがよくありますよね。「なるほど」「はい、はい」などと合いの手を入れる人は少なくないでしょう。
しかし、英語の場合は話の途中にはそれほど頻繁に相槌を入れません。むしろ、相手の言葉をさえぎってしまうのはマナーとして好ましくないのです。相手が間を置いたときや話し終わったときに相槌を打ちましょう。
会話中はただ相槌を打つだけではなく、相手に質問をしたり自分の感想を述べたりと相互にコミュニケーションを取ることを意識しましょう。
もし自分が誰かと話していて、「うん」「そうだね」と相槌だけで返されると、「自分の話に興味がないのかな?」と感じませんか?相手にそういう印象を抱かせないためにも、相手の話を深掘りする姿勢が重要です。
今回ご紹介するフレーズも、相槌のあとに続けて一文が入っているものが多いのでぜひ参考にしてみてください。
同じ表現の繰り返しも避ける方が賢明です。日本語の「はい」や「えぇ」の感覚で’Yes, yes’や’Yeah, yeah’と使ってしまうと、それもまた相手に「話を聞いているのか?」「飽きているのか?」などと感じさせてしまいかねません。
もちろん表情やボディランゲージでポジティブな姿勢を見せることはできます。しかし、オンライン会議などそういった非言語コミュニケーションが伝わりづらい状況では、相槌の打ち方が非常に重要です。
まずは具体的な相槌表現について紹介します。相手の話を聞いているシーンで使われ、軽めの肯定の意味を持つ単語やフレーズには以下のようなものがあります。
とっさの返事として使うときも便利なので、黙っていたら相手は不安に思うかもしれないと思う場面で使ってみましょう。
Rightはフォーマルからカジュアルまでさまざまなシーンで使用できます。
"Right."(そうですね。)
That’s right には「そうですね」「そうです」といった「合いの手」に近いニュアンスがあります。なお、主語をつけてThat’s right とした方がRightのみよりも丁寧に聞こえます。
"Right. "(そうです。その通りです。)
"And he is now over 90. Right?"(もう90歳を超えておられるんでしょう?)
"That’s right. He is 93 years old."(そうです。93歳です。)
Uh-huhはこちらもとりあえずの合いの手です。そのあとに、一文付け加えて相手の話に関心を持っていることを示すと、丁寧な印象を与えられます。
"Uh-huh… it sounds nice. May I ask you what else is near the school?"
(そう…いいですね。学校の近くには、ほかに何がありますか?)
Yeah/Yepは軽い肯定を示します。Yeahは「そうですね」のニュアンスです。同級生同士の砕けた会話などでは、Yepもよく使われます。
"Yeah/Yep. It really is."(そうですね、まったくです。)
賛同や共感を示す表現には以下のようなものがあります。
Of courseは強めの賛同で、オフィシャルなシーンでも使用しやすいワードです。
"Of course, that's a nice idea."(もちろんです。いいですね。)
Okayは、「本当はあまり嬉しくはないが、まあいいや」という時も含め、もう少し広く使われます。
"Okay, join us next time."(いいよ、また今度ね。)
賛同を表すには、よくI knowを使います。know に少しアクセントを強めに置くと、「そうなのよ!」「そうそう!それそれ!」といった少し強めの賛同を表現できます。
" I know. I don’t understand it either."(それそれ。私もよくわからないの。)
Sureはビジネスでも日常会話でもよく使われます。Sure ではなく、Sure thingということもありますが、ほぼ同じ意味です。
"Sure, I’ll wait for you. "(もちろん、待っています)
Certainlyも「もちろん」の代表的な表現です。Sureよりもフォーマルな印象を与えます。
"Certainly. Please go ahead."(もちろん、どうぞ。)
I feel youは相手が落ち込んでいるとき、相手に良くないことが起こった時の相槌として使います。
英語圏では「まずは共感を示すことは礼儀」と考える人も多く、I feel you などはよく使われます。
"I feel you. Do you want a cup of hot coffee?"(お気の毒に。ホットコーヒーはいかが?)
次にご紹介するのが理解を伝える相槌です。「わかった」「わかりました」の意味で、代表的なものにI seeがあります。その他にも理解した・できたことを伝える際には下記のような表現も一般的によく使われます。
最も代表的なのがI see でしょう。
"I see. I don’t think it is a difficult question."(わかります。難しい問題ではないようですね。)
I got itは、理解を示すため、学校でもアルバイト先など日常生活でもよく使われます。
"I got it. In this way, the prices are clear for all of us."
(わかりました。これなら誰にでも値段はよくわかります。)
That’s trueやTrueは「同じことを思っている」と言いたいときに頻繁に使われます。True でも意味は通じますが、That’s を付けた方がより丁寧に聞こえます。
"That’s true. This is what we haven’t imagined before."
(その通りです。これは以前想像もしなかった。)
I understandは「わかりました」にあたり、学校・職場・日常会話と場面を問わず使えます。
"I understand. So, they reflect two different emotions, right?"
(わかりました。つまり、2つの違う感情を投影しているというわけですね?)
Roger thatは「了解」の意味です。日本の「了解」と同様、かしこまった場面で使うのは適切ではありませんが、便利な表現の1つ。以下は、学校で劇の準備をしている場面です。
"Roger that! I cannot wait for what’s going to happen!"
(了解。何が起こるか、待ちきれません。)
「本当に?!」と驚きを伝える際は、"Wow!" "Really?"などの表現をよく使います。その他にも一言で驚きを表せる相槌は以下のようなものがあるので、例文でどんな場面で使われるかを確認してみましょう。
Wow!は、びっくりしたときや嬉しいニュースを聞いたときに使用します。
"Wow! What great news!"(わあ、そりゃすごいニュースだね。)
Really?は、「本当に?」「マジで?」と言いたいシーンで使います。
"Really? I have never heard of it before."(ほんと?聞いたことないよ。)
Incredible!は、びっくりしたことを表す相槌としてよく使われます。
"Incredible! It’s a miracle!"(びっくりした。奇跡だよ。)
Fantastic!は予想以上に良いことに驚いた時によく使います。日常会話では目上の人が目下(ボスから部下、親子など)に使うことが多い傾向にあります。
"Fantastic! I am proud of you."(すごい。あなたってえらい子ね。)
(That’s) Surprising!はThat’sをつけて丁寧目に表現する場合と、つけずに端的に表現することがあります。
"That’s surprising! I never thought I could see the first edition."
(びっくりしますね。初版を見られるとは思いませんでした。)
(Oh) My goodness!はネガティブ・ポジティブ、双方の文脈で驚いた時に使われます。
"Oh, my goodness! What is the score?"(あらまあ。試合のスコアは。)
「いいね」「いいですね」など、好意的な感想を伝える相槌には、Cool/Nice/Good、あるいは少し強めのGreatがあります。それ以外にも、ポジティブな意味の形容詞を使うと肯定的な印象を伝えられますよ。
Cool/Nice/Goodはどれも「いいね」の意味です。
" Cool. Now you have time to go shopping together."(いいね。じゃあ、一緒に買い物に行く時間あるよね。)
Greatは、Niceよりもテンションが高い返しの言葉です。
"Great. I have just done my roast chicken for dinner."(それはいい。ディナー用のローストチキンもちょうどできたよ。)
Amazing!は強めの「いいね」「素晴らしい」を表現する相槌です。
"Amazing! Do you want to take a look at the pics?"(素晴らしかった。写真見せていいかな。)
Awesome!は「かっこいい」「すごい」の意味で頻繁に使われます。
"Awesome! I love your new hairstyle."(かっこいい。あなたの新しい髪形、好きだわ。)
Hilarious!は「笑える」「おかしい」をFunnyと比べて強めに表現するために使います。
"Sir Smith, would you mind telling me when you would like to have a tea break? I am waiting for you with Madame Smith."
(4歳の子が『スミス様、いつお茶の時間にされるのでしょうか。スミス夫人とお待ちしております。』ってお行儀よくソファーに座って言うんだよ。)
"Hilarious! The girl is the hope of the Smiths."(そりゃ笑える。その子はスミス一家のホープだね)
Sounds good!はビジネスでも、カジュアルな場面でも使える便利な「いいですね」の表現です。
"Sounds good. Thank you so much."(いいですね。ありがとうございます。)
日常会話の中でよく使う相槌は、Yeah、Right、Of courseなど。「そうですか」「分かりました」などの意味で頻繁に使います。
例えば昨日、電話で買い物の注文について、お店の方との会話の中で使ったものを思い起こしてみると、こんな相槌を使っていました。
さらに、注文した商品がバーゲン期間で安い値段で買えることがわかったときには"Awesome!(そりゃいい)"と返しています。短い会話の中でも、こんな風に相槌はよく使います。
また、ノンネイティブにとっては、次に何を言うかを考える瞬間もありますよね。そんなときは相槌で間を埋めることも可能です。
ただし、会話の中で何度も同じ表現を繰り返すと、相手に「自分に関心がないのかな」「ちゃんと聞いてくれているのかな」といった印象を与えてしまいます。
特に同じ言葉を二度繰り返すと、相手への尊重に欠ける表現になってしまうこともあるので注意しましょう。
英語の相槌表現のなかでも、日常会話でよく使う表現をまとめました。ご紹介した相槌表現は、英語のレベルを問わず、日常会話で頻繁に使うものです。
最初はどの表現を使っていいのかわからないなら、自分に使えそうな表現から使ってみましょう。相槌を適度にはさむことで、会話を盛り上げたり相手との関係を深めたり、よりスムーズなコミュニケーションを取れるようになりますよ。
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