
「留学したいけれど、仕事から逃げているだけと思われたらどうしよう」
「どうせ留学するなら後悔したくない」
とお悩みではありませんか?
留学は10代〜20代前半の若い世代から人気のイメージがあり、社会人は「馴染めないのではないか」「仕事はどうしよう」という不安を抱えやすいもの。実際に、留学したものの「逃げているだけ」と言われたという人もいます。
しかし海外留学は語学力アップやスキルアップなど自己研鑽のチャンスであり、社会人でも留学することは可能です。目的や理由があれば逃げと言われることもなく、後悔もしづらいです。
そこで今回は社会人の留学がなぜ「逃げ」と言われるのか、社会人留学で後悔しない方法などを紹介します。

すでに留学を決めている方は、渡航先の国や都市、学校を考えていきましょう。スクールウィズでは留学カウンセラーによる無料相談を受け付けています。留学先選びで悩んでいる方は、こちらのLINEからお気軽にご相談ください。
なお、社会人留学の方法やおすすめの時期、語学学校などは下のページにもまとめています。概要を掴みたい方はこちらもチェックしてみてください。
社会人留学ガイド
監修者

留学カウンセラー:津田 圭吾
高校1年時にフィリピンはセブ島で短期研修に参加。憧れだった海外で英語を勉強し、外国語学習や異国の文化に触れる面白さに取り憑かれる。大学ではスペイン語を専攻しメキシコへ10ヶ月の長期留学や一人旅で10カ国ほど訪れた。現在はフィリピンを中心に留学カウンセラーとして留学のプランニング/サポートに従事。
[目次]
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「仕事からの逃げ」「意味がない」というイメージを持たれやすい社会人の留学。まずは社会人の留学が逃げと言われる理由や自分の留学したい理由、不安や状況を一つずつ整理しましょう。
社会人が留学する代表的な理由は、年代ごとに次の通りです。
20代の社会人は、30歳までという年齢制限のあるワーキングホリデーに興味のある人が多数。加えて「学生のときにしたかったけれど、できなかったから」「海外で働いてみたい」など、興味から留学を考えた人が多い傾向でした。
30代の社会人は現職や転職活動のためのスキルアップを見据えて留学を考える傾向が見られました。さらに「転職が決まったが、入社まで数カ月あるからその間に行きたい」など、まとまった時間ができたときに留学を考える人もいました。
そのほか、お子さんのいる30〜40代であれば親子留学をしたいというご相談もあります。
社会人の留学と聞くと仕事に関係のあるスキルを取得したり、ビジネス英語を習得したりと高い目的があるように感じますが、意外と「行ってみたい」という気持ちの人もいます。特に20代であれば、帰国後の転職で第二新卒やポテンシャル採用を活用できる可能性もあり、気軽に挑戦する人もいるようです。
社会人の留学でも、意外と「行ってみたい」という気持ちで十分なのかもしれません。
世間で社会人の留学が逃げと言われるのは、帰国後の転職活動がうまくいかなかった人の話をネットなどで見かけることがあるからです。
社会人が留学する場合、今の仕事を退職もしくは休職するということです。特に、日本では「好きなことをするのは学生まで」「社会人は落ち着くべき」といったイメージがあり、海外のように大学卒業後にギャップイヤーで一年海外に行くといったライフプランは一般的ではありません。
社会人になってから留学する場合、そこまでして留学するからには、きっと何か目的があるのだろう……と周りは想像します。
そして、本人にこれという留学の目的や意欲がない場合、留学したのに英語力が上がらなかったなど、何も成果を得られない状況になりがち。同時に、英語は日本でも英会話教室やオンライン英会話、独学などで習得することも可能と言えば可能です。
留学はある程度の費用もかかることから、海外で英語を学びたい明確な理由や、仕事を辞めて海外まで行ったのに得るものがないと「逃げただけ」「遊んでいたんでしょ」と思われやすいのです。
明確な成果が得られないのは、留学の目的・目標を整理しないまま留学してしまったことが原因です。留学プランは目的・目標によって変わり、そのプラン内容によって留学の成功・失敗も大きく左右されるからです。
実際には逃げている訳でなくても、帰国後のキャリアも考える必要がある社会人の留学では、目的や成果なく留学しただけでは「逃げ」と捉えられやすいのです。
社会人の留学を逃げと捉えてしまうことには、次のような留学に対する不安も関係しています。
主に「仕事を辞めて大丈夫か」「留学後に仕事が見つかるのか」という仕事との兼ね合いで不安を感じているのではないでしょうか。または「高い目標がある訳ではないのに、留学しても良いのだろうか」と、留学する理由がまだ漠然としていることも原因に入ります。
その結果、「後悔したくない」という思いが強くなっているのだと思います。
確かになんとなく留学するのは危険ですが、帰国後の転職活動で重要なのは「留学したい理由をしっかりと自分の言葉で語れること」。希望業界や職種、年齢にもよりますが、「人に勧められたから」「周りが留学していたから」といった理由ではなく、自分なりの目的や目標を自分の言葉でしっかりと説明できれば、仕事に直接的に関係のない目的や目標でも問題ありません。
後悔をしないためには、まず「なぜ留学したいのか」を明確にすることが必要なのです。

留学を後悔する社会人には、失敗する理由がそれなりにあります。社会人の留学を逃げと言われないためには、どういう場合に留学が失敗に終わってしまうのか、パターンを知っておくと安心です。ここでは代表的な失敗例を紹介します。
「留学で英語力を高めたい」と意気込んでも、期間が短すぎると十分な英語力が身に付きません。特に「英語力アップという目的に対し、旅行程度の一週間の短期留学にした」「仕事を辞めたのに一カ月以下の留学にした」場合に当てはまります。
一般的に日常会話レベルまで伸ばすのに、まず1〜2カ月の時間が必要。特に英語初心者の場合は3〜4カ月ほど必要で、一週間では足りません。退職・転職といった仕事への影響は少ないものの、得られるものなく終わります。
また、仕事を辞めた場合でも1カ月程度の留学では基礎力を伸ばすだけで終わる可能性が高いです。転職活動では、さらに上のビジネス英語までできることが求められます。1カ月程度では履歴書に書けるレベルの英語力を身に付けられず、「せっかく退職してまで留学したのに、これだけ?」とネガティブなギャップを持たれてしまいます。
自分の現在の英語力と目標レベルを理解しないまま短期留学で終わらせると、失敗に終わり、後悔するのです。

高い英語力を身に付けるには3カ月以上の期間が必要ですが、長期留学をしても計画的に学習しなければ英語力は伸びません。
「時間はあるからちょっとくらい遊んでも大丈夫だろう」と、現地での観光や遊びを優先しすぎて勉強が疎かになり、英語力が期待ほど伸びないと失敗に終わります。
息抜きも大切ですが、遊びが優先になり勉強の時間を確保できないと、転職活動でアピールできる英語力が身に付きません。その結果、留学経験を伝えても具体的な成果を示せず、転職活動が難航することがあります。

ワーキングホリデーは現地での就労経験を積める留学方法ですが、目的に合わない仕事選びや計画不足が失敗や後悔を招くこともあります。
例えば、現地のカフェでフルタイムのアルバイトに熱中しすぎた結果、英語力の伸びが見られず留学が終わるパターン。そのほか英語力がないまま職探しを始め、日本食レストランやホテルの清掃スタッフなど英語を使わない仕事に就き、日本で働くのと変わらない状態になるといったケースです。
この場合海外で働いた経験は得られますが、これだけで転職活動に有利になることはありません。海外だからこそできる仕事やスキルを活かした仕事のほうが、留学がアピール材料になりやすいです。
早く留学したいために、「現地で稼ごう」と少ない金額で出発する社会人もいます。確かに現地で働けば収入は得られますが、留学には学費や生活費、航空券代など多額の費用がかかります。
例えば、カナダで3か月の語学留学をする場合は172万9,000円が必要です。
お金が足りないと生活が不安定になるだけでなく、希望の語学学校・コースに通えなかったり、気になる観光地に行けなかったりと、満足できる留学プランを組むことができません。
「なんとかなるだろう」と楽観的に考えたり、早く行きたい気持ちだけを優先したために、自転車操業のような状態になって現地で後悔することになるのです。
日本の留学生は高校生や大学生が多く、社会人になって留学すると年齢差を感じることがあるかもしれません。JASSO(日本学生支援機構)の調査によると、2023年時点で海外に留学している日本人は学生だけで8万9,179人(※1)。また、スクールウィズでも20代の相談者さんが中心です。
20代後半から30〜40代の社会人の場合、留学先では自分より年下のクラスメイトやルームメイトと一緒になることがあります。学生は旅行も兼ねて留学する人もおり、感覚や留学生活の過ごし方でギャップを感じるかもしれません。
仕事を辞めて留学したものの、帰国後の転職・キャリアチェンジがうまくいかない場合も後悔に繋がりやすいです。
せっかく仕事を辞めてまで留学したのに、現地で語学力やスキルが思うように身に付かないと、結果的にキャリアにブランクが生じることになりかねません。
これは留学の目的・計画を明確にしていなかったことが原因です。帰国後のキャリアプランや身に付けるスキルを見据えずに留学したために、結果として周りからも「逃げ」と言われてしまうのです。
不安が大きい一方で、社会人の留学は得るものもたくさんあります。
語学力はもちろん、ワーキングホリデーやインターンシップでは海外での就労経験を積むことも可能です。普段働いているからこそ、仕事から離れてリフレッシュする時間を持つこともできます。
日本にいるとそのような時間を持てることは少ないため、今後の自分の人生やキャリアを整理するきっかけにもなるでしょう。
つまり、社会人の留学だからといって無理に高い目的・目標が必須な訳ではありません。「リフレッシュのために年末年始に1週間だけ留学してみる」など、自分なりの目的とそれにあったプランを組めばマイナスイメージを抱かれることは少なく、後悔もしづらいです。
また社会人の留学が逃げではないかと不安を感じるのは、失敗事例ばかり見聞きするからかもしれません。そこで社会人で留学して成功した体験談を紹介します。

photo by:豊原さん
| Before | ・相手と英語でコミュニケーションを取れない ・英語で話せないことに辛さを感じ、日本人とばかり交流する |
|---|---|
| After | ・とにかくわからないことを聞いて、積極的に発言 ・カナダではできなかった、友達とのおしゃべりができるようになった |
豊原さんは27歳の頃に留学を決断し、イギリス留学に挑戦しました。
実は学生時代にカナダ留学の経験があったものの、英語力がなかったゆえにうまく会話できず、心残りがあったそうです。その後塾講師として英語を教えるなかでも自身の英語力に不安が拭えず、再び英語を学びたいと感じます。
当時はすでに結婚して仕事と家庭があったものの、旦那さんの後押しもあり、イギリスに2カ月留学しました。イギリスでは自分自身の現在のスキルをしっかり受け止め、理想の留学生活などを明確にしたことで、自分らしく過ごせたそうです。
豊原さんのイギリス生活や留学で感じたことは、こちらの記事で語られています。
「主婦、パート、アラサーだろうが関係ない」。留学初日に言われた、私を再び英語好きに変えた言葉

photo by:増田さん
| Before | ・英語とは無縁の生活 ・将来は絶対に英語は使わない、必要があればスマホで通訳すれば良いと考える |
|---|---|
| After | ・少しずつ英語を学ぶこと自体に楽しみを感じる ・自分から交流の場に出かけ、カナダ人と交流 ・海外大学への進学という新たな目標を発見 |
次に紹介するのは、自衛隊を辞めてカナダ留学に挑戦した増田さんです。もともと英語に対してそれほど興味がなく、「自分が英語を使うことはない」「必要あればスマホアプリで通訳すれば良い」と考えていました。
しかし、職場で20カ国語を話す友人に出会って考え方が一変。英語を話せるようになりたいと思い、同時に語学の勉強の仕方もわからない自分は海外に行ったほうが効率的では? と考えたそうです。
自衛隊の仕事で出世も考え始めるタイミングでしたが、一度興味を持ったことは経験したい性格や、日本と海外の働き方の違いにも興味が出たことで、退役と留学を決意したと話します。
このように、最初はちょっとした興味でも留学を通してやりたいことが見つかる社会人もいます。特に「まだ留学を通して何をしたいか決まっていない」という20代の人にはおすすめです。
そのほか留学を後押しした将来への不安など、こちらの記事にまとめられています。
「10年間の計画を3日間で書いてこい!」元自衛隊員がカナダ留学を経て通信制大学への進学を決めた理由

photo by:Ayakaさん
| Before | ・教育関係の会社で約6年間、英語教材の編集者として勤務 ・キャリアチェンジを目指し、オーストラリアへの一年の留学を決意 |
|---|---|
| After | ・日本・現地メディアのライター、動画での留学レポーターなど会社の肩書きがない状態でいろいろなことに挑戦 ・過去の仕事が新たな仕事につながり、経験が溜まると同時に仕事の幅も広がることを実感 |
次に紹介するAyakaさんは、6年勤めていた教育関係の会社を退職し、オーストラリアのブリスベンにて大学留学とインターンシップを経験しました。
留学当初は再就職の保証もなく、貯金を削りながら生活する一年で不安もありました。しかしAyakaさんはその不安を拭うように、現地の大学でスポーツマネジメントやスポーツイベントの社会的意義を学んだ後、ビジネススクールでの勉強や飲食店でのアルバイト、ライター活動などさまざなことを経験。
このように活動できたのは、仕事を辞めたからこそ「ここで結果を出さないと自分はこの先、生きていけない」という危機感を持っていたことが理由だと話します。
このように社会人は、留学がきっかけでスキルアップ・キャリアチェンジの可能性が広がることは十分あります。Ayakaさんのように「自分はこの留学で何を得たいのか」を明確にすることは必須ですが、事前計画をしっかりとすれば後悔することは少ないでしょう。
Ayakaさんなりに、後悔しないように試行錯誤したエピソードはこちらにまとめています。
オーストラリアでの社会人留学1年間を総括!留学で手にしたものとは 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記#22

ここまでをまとめると社会人の留学が逃げと言われるのは、準備不足が原因です。特に退職して留学する社会人は、事前準備が特に重要です。その理由や失敗に終わらないプランの作り方を紹介します。

社会人留学が逃げと言われるくらい失敗するのは、単純に準備不足による目的とプランの不一致が原因です。特に、留学前から留学後まで全体のプラン設計が甘いこと、キャリアのゴールを考えずに留学を組んでしまったことが原因です。
そこで留学を後悔しないためにやるべきこと、習得すべきおすすめのスキルを紹介します。

先ほどの成功談も、明確な目的・理由があった人ばかりです。まずは軽くても良いので、留学する目的を言葉にしてみましょう。
社会人留学は「今の仕事から逃げたいだけなのでは?」という不安を抱えやすいですが、それは「なんのために留学するのか」が曖昧なことが理由でもあります。
目的や目標を整理しないまま留学すると、適切な期間や学校・コースを選べず、留学期間が短すぎる、目指す英語レベルに必要な授業を受けられない、その結果英語力が伸びないといった事態に陥ります。
そして留学経験や英語力がアピール材料にならず、転職が決まらず後悔する、周りから逃げと言われるという結果になるのです。
目的も曖昧だと時間とお金だけを費やしてしまうことになりかねません。留学を逃げにしないためにも、まずしっかりと「なぜ留学するのか」「留学で何を達成したいのか」そして「留学後にどうなりたいのか?」という姿を整理して、そのゴールから逆算してプランを考えることが必要です。
特に、社会人は帰国後のキャリアにどう繋がるかを具体的にイメージし、留学中の目標を定めておくことで、留学後の転職活動もスムーズに進みやすいです。
とはいえ、目的・目標ごとにどういう風にプランを考えれば良いのか、なかなかわかりづらいもの。そこで目的・目標別のおすすめプランの例を紹介します。
今回は英語初心者を想定してプランを組みました。
| 目的 | おすすめプラン | 備考 |
|---|---|---|
| 語学力アップ | ・フィリピンで半年の語学留学 | まず3カ月ほどで一般英語を身に付け、残り3カ月でビジネス英語を学ぶ ただフィリピンで半年はやや長いため、ほかの国との2カ国留学や事前学習と組み合わせるプランもおすすめ |
| キャリアチェンジ・キャリアアップ | ・カナダで語学留学+大学留学 ・カナダで語学留学+現地インターンシップ |
カナダは語学留学とインターンシップがセットになったCo-op留学という選択肢もある |
英語初心者の場合、まず一般英語を身に付けることが必須。だいたい3カ月は必要なため、その後ビジネス英語を身に付けるような、合計で半年の留学プランがおすすめです。
半年が長いと感じたら、一般英語は事前に日本で高めておくことも可能です。その場合、留学中はビジネス英語の習得に集中できる分3カ月の留学で済み、次の転職までのブランクも最小限に抑えられます。
転職を見据えた留学では、英語力または現地就労の経験が必要で、そのためには3〜6カ月の語学留学か、就労経験の積めるインターンシップで留学を計画しましょう。
「留学したけれど、何も身に付かなかった」「転職活動で希望の会社・職種に就けなかった」という後悔を避けるためには、キャリアに直結するスキルを留学中に身に付けることが重要です。
語学力はもちろん、Co-op留学などを利用して専門分野の学習とインターンシップを組み合わせれば、実践的なビジネススキル・経験を習得できます。
ここでは、おすすめスキルとして「ビジネスレベルの英語力」「就労経験」を紹介します。

転職活動で活かしたいのであれば一般英語だけでなく、ビジネスレベルの英語力が求められます。
日本での転職活動であれば、TOEICなど資格試験を受けて自身の英語力を証明するのがおすすめ。目安として、700〜800点以上あると安心です。
TOEICなどの具体的な数字目標を立てる場合には、「CEFR(セファール)」というガイドラインを参考にするのがおすすめです。
これはTOEICやIELTS、TOEFLなどのさまざまな英語能力検定の対照表で、各試験の得点に応じて自分の英語力の習熟度を知ることができます。
| CEFR | 英検 | IELTS | TOEIC(L&R) |
|---|---|---|---|
| C2 | - | 8.5〜9.0 | - |
| C1 | 1級 | 7.0〜8.0 | 945〜 |
| B2 | 準1級 | 5.5〜6.5 | 785〜 |
| B1 | 2級 | 4.0〜5.0 | 550〜 |
| A2 | 準2級 | 3.0 | 225〜 |
| A1 | 3〜5級 | 2.0 | 120〜 |
習熟度はA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階にわかれており、ビジネスの場で通用するレベルはB2以上です。英検なら2級から、IELTSなら5.5から、TOEICなら785点以上がそのレベルにあたります(※2)。
実務レベルに近い英語習得を目指すのならB2以上を目標としましょう。
転職で求められるものは即戦力、専門スキル、実績などです。特に30代以上の転職では実務経験や実績が重視されるため、その職業に必要なスキルが揃っていることは大きなアピールポイントになります。特に異業種への転職などキャリアチェンジを考えている人は、留学中にインターンシップまたはワーホリビザでのアルバイトで実務経験を積んでおくと安心です。
もしくは語学留学とインターンシップがセットになったカナダのCo-op留学もおすすめです。
経験がないとそもそも候補者として扱われない場合もあるので、チャンスがあるなら短い期間でも働くことをおすすめします。
ビジネスレベルの英語力と就労経験を積むには、留学前の英語力によってプランが変わります。
英語初心者の方は、まず4〜5ヶ月の語学留学で基礎を固めるのがおすすめです。または、日本で事前に英語を学習し、2〜3ヶ月の語学留学で集中的に学ぶという選択肢もあります。それからインターンシップで就労経験を積むのが良いでしょう。
すでに英語力に自信がある方は、3ヶ月程度の語学留学でより実践的な英語を身に付けるか、Co-op留学で専門分野を学びながら海外での就労経験を積むプランが合います。

必要な費用を計算せず、手持ちのお金だけで出発するのは危険です。特に社会人の場合は留学費用だけでなく、仕事を辞めてから出発するまで、そして帰国後の転職活動が終わるまでの生活費まで確保しておきたいところ。
どうしても早く留学したい場合は、現在の予算から現実的な留学期間を計算し、予算に合わせたプランを組むのがおすすめです。
希望の留学期間に必要な費用が足りない場合は、無理に留学期間を短くするのではなく、費用を工面してから出発する計画を立てましょう。十分な準備をしてからのほうが、留学中の金銭的な不安をなくし、勉強やアルバイトに集中できます。
カナダに一年留学すると仮定し、必要な費用を留学スタイル別にまとめました。
| 語学留学 | 約598万円 |
|---|---|
| ワーキングホリデー | 449万円 ※通学期間は3カ月とし、その学費は合計のうち約62万5,000円、生活費が約386万5,000円 |
| Co-op留学 | 約624万7,000円 ※そのうち学費は約238万2,000円、生活費は約386万5,000円 |
留学費用は、滞在する期間や都市、学校の種類などによって大きく異なるため、あくまで一例です。ただ、語学留学は期間を短くすることで費用をもう少し抑えることは可能なので、高いと感じたら期間で工夫しましょう。
社会人留学で必要な費用はこちらでも紹介しています。
社会人の海外留学に必要な費用は?国ごとの比較と安い留学先やプランを紹介
事前に考えるべきことやおすすめのプランを紹介しましたが、自分に合う留学プランは人それぞれ。「自分はこれで良いのか?」と感じたら、留学カウンセラーに相談するのも一つの手段です。
スクールウィズではLINEから相談を受け付けています。担当カウンセラーとLINEで直接やり取りできるので、まずは一度相談してみてくださいね。

社会人が留学を後悔せず、帰国後のキャリアに活かすためには、帰国後の転職活動も鍵となります。ここでは転職を成功させるために必要な準備を紹介します。
ここまで何度か「帰国後のキャリアプランに合わせて留学プランを組むのが大事」とお伝えしてきました。とはいえ、キャリアプランが明確になっていないと、プランも組めません。そのため、まずは「留学後、どんな仕事がしたいのか」を考えておきましょう。
例えば、翻訳など英語を使う仕事に就きたいのであれば英語力アップに集中したほうが良いですし、デザイン系の仕事をしたいのであればデザインを学べる学校・コースに通ったほうが良いです。
希望職種が決まれば、逆算して留学中に身に付けるべきスキルも見え、自分に合う国や学校・コースが決まります。
留学経験が評価されやすい職種に絞るのも一つの方法。例えば、外資系企業への転職や通訳・翻訳といった専門職、留学カウンセラーなどは留学経験や英語力が評価されやすくなります。
留学期間はあっという間に過ぎてしまいます。帰国後に慌てて転職活動を始めるのではなく、次のような準備は留学中から進めておきましょう。
近年はオンライン上で求人検索や面談ができるようになりました。帰国の数カ月前から準備しておくと、留学後すぐに転職活動をスタートできます。
また希望求人に記載されているスキルや資格を意識して、留学中に身に付けられるようにその都度計画を軌道修正するのもおすすめ。希望求人に「TOEIC700点以上」とあれば、その目標を達成できるように留学中の勉強計画を変えて取り組むと、帰国後にはしっかりと目標を達成できているはずです。
留学経験の転職への活かし方はこちらにもまとめました。
転職で留学経験を活かす方とは?キャリアップのために知っておくべきポイントを解説
留学で培った英語力は、テスト結果で示すことが可能です。留学が終わったら、すぐにTOEICやIELTSなどの資格試験を受けることをおすすめします。
特にTOEICは、多くの日本企業が英語力の指標として活用しており、700〜800点以上のスコアがあれば、英語を使う仕事において一つのアピール材料になります。そのほか、IELTSはアカデミックな環境での英語力を証明できるため、海外での就職や大学院進学を考えている場合に役立ちます。
語学学校によっては留学中に現地で受験できるので、TOEIC対策・試験を実施している学校を選ぶのも良いでしょう。
TOEICの勉強方法はこちらを参考にしてみてください。
【目標スコア別】TOEIC対策の参考書の選び方とおすすめ11選
ここまでをまとめると、社会人の留学は英語初心者なら半年、経験者でも3カ月は確保したいところ。しかし3カ月だと有給や長期休暇だけでは足りず、退職が必須の留学プランです。
仕事を辞めることにどうしても不安がある場合は、1週間〜1カ月の短期留学もおすすめです。その理由を解説します。

photo by:MDV Edwards / Shutterstock.com
まず1〜2週間の短期留学であれば、退職する必要はありません。GWや年末年始の長期休暇、もしくは長期休暇に有給を組み合わせれば会社に在籍したまま留学することも可能です。
特に「一度留学してみたい」など、経験してみたい気持ちが強いのであれば、長期留学でなくても実現できます。仕事を辞めて大きな挑戦をするよりは、まずは一週間程度の短期間で留学のイメージを掴んでから、退職も視野に入れた長期留学を考えても遅くはありません。
留学時期は遅れますし旅行程度の留学にはなりますが、今後のキャリアを考えるといきなり退職して留学して失敗するよりは安心です。後悔したくない人は、まず1〜2週間のプランで計画してみてください。「短すぎて不安」という場合は、長期休暇に有給を組み合わせて3週間前後の留学にすることも可能です。
なかでもフィリピンであれば、日本と近い分時差ボケもなりにくく、帰国後の仕事への支障も少ないです。気になる方はこちらをご参照ください。
フィリピン留学

留学で英語力を伸ばしたい気持ちが強い、でもブランクが長くなると不安という人は、事前学習と組み合わせた3カ月の留学がおすすめです。
何度かお伝えした通り、社会人の留学ではビジネスレベルの英語力は身に付けたいところ。しかしそのレベルに到達するには、英語初心者なら半年は必要です。
ただ一般英語レベルであれば、日本でも学習することは可能です。日本で3カ月の事前学習をすれば留学期間は3カ月で済み、ブランクが長くなることを防げます。
働きながら留学準備と英語学習をするのは大変ですが、プロの指導やサポートがあれば安心です。スクールウィズで提供しているプレ留学は、4週間以上の留学であれば無料でサポートすることも可能です。
スクールウィズの独自調査によると、プレ留学参加者の約70%が3カ月で英語力の伸びを実感しました(※3)。
留学期間や英語力に不安がある方は、プレ留学の利用もご検討ください。
プレ留学

ここまでから社会人の留学で逃げと言われないためには、3カ月以上の留学でビジネス英語を身に付けるのがおすすめです。しかし「自分はそれだけの留学期間で足りるのだろうか」「そもそもどの国や学校に留学すれば良いの?」と、さらに細かいプラン作りで悩む人もいるのではないでしょうか。
プラン作りで悩んだら、留学エージェントに相談するのがおすすめです。ほとんどの留学エージェントでは留学相談を実施しており、留学経験のあるカウンセラーがあなたの希望やお悩みを聞きながら、おすすめのプランをご提案します。
スクールウィズでも無料で相談を受け付けています。さらに学校への入学手続きや航空券の手配なども代行可能。みなさんの留学を準備から渡航までサポートします。
相談はLINEから。アンケートにご回答いただければ、担当カウンセラーからご連絡いたします。少しでも悩んだら、お気軽にご利用くださいね。

まだまだ不安が残る人は、働きながら留学するという手段もあります。
一つ目はリモートワークができる会社や職種に限られますが、日本の会社の仕事をしながら、現地の語学学校で英語を学ぶことが可能です。会社からの許可や仕事と学業の両立は必要になりますが、リモートワークが可能であればこのような方法もあります。
また、日本にいながら海外の語学学校に通うオンライン留学もあります。授業は現地の学校のものを受けますが、オンラインなので日本に滞在したまま留学が可能。特に最近は円安の影響で現地の生活費が高くなっているため、費用を抑えたい人にはおすすめです。
どうしても留学が不安、後悔しそうでこわいという人は、働きながら留学する方法も考えてみてください。
詳しくはこちらも参考にしてみてください。
リモートワーク留学
オンライン留学って何?実際の授業やスケジュール・実施学校まとめ
社会人の留学は逃げと言われることもあり、後悔している人も見られますが、それは目的や目標がないまま海外で時間を過ごしてしまった場合に限られます。
不安なときは失敗事例が目につきやすいですが、仕事を辞めて留学して成功した社会人もたくさんいます。不安であれば短期で一度留学してみたり、留学カウンセラーに相談してみたりして、逃げにならない留学プランを少しずつ準備していきましょう。
スクールウィズでは社会人の留学サポートも行っています。不安なことがあれば、お気軽にLINEからご連絡くださいね。

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...JASSO「2023(令和5)年度日本人学生留学状況調査結果」(参照日:2025-08-29)
※2...文部科学省「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」(参照日:2025-08-29)
※3...PR TIMES「【スピーキング英語サービス学習者の実態調査】3か月で約70%の受講者が英語のスピーキング力が伸びたと実感。95%の受講者が学習を継続できたという結果に」(参照日:2025-08-29)
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