
まったく知らない海外の土地での留学。不安な中、まずはホストファミリーとの関係性を築くために自己紹介をしたいと考える人は少なくないですよね。
またすでに留学を終え、ホストファミリーなどお世話になった人へ、丁寧なお礼の手紙を送りたいと考えている人も多いと思います。
欧米では今もカードを送り合う文化が根付いていますが、具体的に英語でどのように手紙を書けば良いのかと悩む人もいるでしょう。
この記事では留学前後にホストファミリーに宛てた手紙やカードを書きたいと考えている方に向けて、英語での手紙の書き方について詳しく解説していきます。
英語での手紙で押さえるべきポイントはそれほど多くありません。ぜひこの記事を参考にして、留学先の方々へ手紙を送れるようになりましょう!
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ホストファミリーに手紙を出すタイミングとしては、主に下記の5つが挙げられます。
また、手紙を書くときは下記の4つのポイントを押さえておきましょう。

お世話になった方へ帰国後にお礼の気持ちを伝えようとしたとき、その手段として「メール」または「手紙」どちらにしようか迷いますよね。
メールは費用がかからず、送信すればすぐに相手まで届くので負担が少なくて済みます。加えて、留学中に撮った写真のデータなどを添付することも可能です。
一方直筆は、メールに比べると手間暇がかかり大変です。しかし、手書きにはその人にしか出せない文字の雰囲気が加わりますし、時間をかけて丁寧に文章を考えたことが相手に伝わります。
感謝の気持ちをより強く伝えたいのであれば、直筆の手紙がおすすめです。

手紙だと少し自信がない、という方は「グリーティングカード」や「ポストカード」もおすすめです。
日本ではあまり一般的ではないかもしれませんが、欧米ではグリーティングカードはさまざまなタイミングで大切な相手へ送る、いわば定番のアイテムになっています。
など、大きなイベントごとの時は必ずといって良いほど、ポストカードを店先で目にするはずです。特に欧米圏では、クリスマスシーズンは日本の年賀状のように家族や友達同士で1年に1度手紙を送り合う習慣があります。
国際郵便の場合は1~2週間かかることを見越して、12月に入ったタイミングで送ることをおすすめします。
「英語の手紙に自信がないから……」と、ついつい例文を見ると、そのまま書いてしまいそうになると思います。
もちろんある程度は例文を真似てもいいと思いますが、すべてそのまま書き写してしまうと、せっかく手書きで書いたのに味気ない手紙になりかねません。
ホストファミリーも、あなた自身の気持ちで書いた手紙を待ち望んでいるはずです。
現地での思い出や楽しかったことなど、 自分にしか書けないことを盛り込むようにしましょう。
留学中はなかなか英語が通じずに困るなど苦労することもあるでしょう。文化の違いに驚くこともあるかもしれません。こういったことに触れてもいいですが、手紙は必ずポジティブなトーンで終わるように心がけてください。
「~が大変だった」で終わらせるだけでなく、「~が大変だったけど、ホストファミリーのみなさんに助けられました」のように、前向きな印象でまとめるようにしましょう。

ここでは、英語で手紙を書くときに知っておきたいルールとして、
の5つを詳しくご紹介します。
1つ目のルールは、お礼のメールや手紙はできるだけ早めに出すことです。
これは日本でも共通のルールだと思いますが、大切なことなので最初にお伝えしておきます。
丁寧に手紙を書こうとする場合、ましてや初めての手紙となるとついつい時間がかかってしまいがちです。
しかしお礼の手紙はタイミングが1番大切。相手が「帰国したあの子は元気にやってるかな」と思い出してくれる内に手紙が届くのがベストです。
できれば帰国してから1週間以内に手紙を出すようにしましょう。
あまり時間が経ちすぎると、手紙を送ること自体が億劫になってしまうこともありますし、なるべく早めに送ることをおすすめします。
2つ目のルールは、「宛名」「書き出し」「本文」「結びの言葉」を押さえることです。
外国の手紙も日本と同様、文章は前文や主文などのブロックで構成され、それぞれ役割があります。構成の流れや各ブロックを適切に押さえておくことで、マナーを守った丁寧な手紙に仕上げることができます。
「書き出し」「本文」「結びの言葉」については後ほど例文で詳しくお伝えするので、ここでは「宛名」について解説します。
まず宛名を書く際は、フレンドリーな相手やフォーマルな場合にも対応できる「Dear」を使いましょう。
上記のように使用します。
宛名の敬称は親しい間柄では付けませんが、そうでない場合は以下のように名前の前につけるのが無難です。
女性への敬称は、かつては既婚が「Mrs.」、未婚が「Miss.」と分けていましたが、現在は分け隔てなく「Ms.」とするのが一般的です。
またこの他にも、大学の教授など肩書きがある方に対して使う敬称もあります。
まずは手紙の書き出しです。
Hello! または Hi. (こんにちは!)
「Hello」や「Hi」はフレンドリーでくだけた挨拶です。元気さが伝わる挨拶なので、楽しい内容が続くことを相手に期待してもらえるでしょう。
同じように、以下の表現も挨拶したり、「元気にしていますか?」と相手を気遣ったりするときに使用します。
より丁寧な表現を使いたい時、以下の言い回しがよく使われます。「元気でお過ごしのことと思います」「お変わりなくお過ごしのこと思います」といったニュアンスです。
本文を書き終わったら、最後は結びの言葉で手紙を終えます。一般的には、心遣いや敬意を意味する「Regards」を使用します。また、Regardsの前に形容詞をつけると、ニュアンスを付け加えられますよ。
ちなみに、「Regards」ではなく「Best」のみで結ぶと、ややカジュアルな印象になります。親しい間柄など、カジュアルな言葉を使いたい時は、以下のような表現があります。
また、クリスマスなどのイベントや休暇が近いときには「休暇を楽しんでくださいね!」といった表現で手紙を締めるのもおすすめです。
ホストファミリーと再会する予定があるときには「またすぐ会いましょう!」「またね!」といった表現もよいでしょう。
結びの言葉については、下記の記事でも取り上げているのでぜひ参考にしてみてください。
英語のメールで使う適切な結びの挨拶とは?ビジネス・フォーマル・カジュアルのシーンごとに紹介します!
姓と名の名称、表記方法も知っておきましょう。
英語では、姓を「ラストネーム」、名を「ファーストネーム」と呼びます。加えて、「ミドルネーム」を持っている人も少なくありません。また英語では、姓名の表記順が日本と反対になります。
例えば「鈴木太郎」を英語で書く場合は「Taro Suzuki」です。
しかし最近は異文化を尊重する流れができつつあり、日本で使っているように「姓→名」の順に記載するケースも増えてきました。ただし、諸外国に浸透しているかというとまだまだ途上であり、一般的には名→姓が主流です。
そのため、姓→名と表記する場合には「Suzuki, Taro」とカンマを入れるのがルールです。名前表記におけるカンマは、姓名の前後を逆にしていることを伝える意味があります。あるいは姓だけ大文字にすることもあります。
ちなみに、日本語表記をローマ字にするときには「ヘボン式」で表すのがルールです。実はローマ字にはいくつか表記方法があり、それによって「sha/sya(しゃ)」「cha/tya(ちゃ)」など書かれ方が異なる文字がいくつかあります。日本では「ヘボン式」が採用されているので、迷ったら参照してください。
署名の入れ方も覚えておきたいポイント。欧米では、手紙の最後に自分の名前をサインするのが常識です。パソコンなどで文章を作成してプリントアウトする場合も、署名だけは必ず手書きで行います。
署名はあくまで本人オリジナルのものなので、相手に名前が伝わる確証があれば、漢字やひらがなを使っても構いません。

メールの場合は件名も忘れずに記載しましょう。
件名が書かれていないと、「迷惑メール」と判断されてメールを相手に開いてもらえない可能性があります。
「Special thanks from Taro」など、自分の名前を見出しに入れるのがおすすめです。

郵送する場合には封筒の表に住所を書きますが、英語は日本語での書き方とは順番が大きく異なるので注意が必要です。簡単にまとめると、「日本語と逆」から書いていきます。
<英語例>
Mr. James Johnson
40 Victoria Street,
Sydney, New South Wales
Australia, 2000
日本語では地理的に大きい区切りから書いていきますが、英語では逆に最小単位から書いていきます。また、航空便で国際郵便を出す場合には「Air Mail」の記載も必要になるので、宛名を書くときには忘れないようにしましょう。
ちなみに日本郵便のホームページによると、郵送料金の目安は下記の通りです。差出元は東京としてシミュレーションしています。
| アメリカ | オーストラリア | イギリス | |
|---|---|---|---|
| 定型(~25g) | 140円 | 140円 | 140円 |
| 定型(~50g) | 220円 | 220円 | 220円 |
| 定型外(~25g) | 280円 | 280円 | 280円 |
| 定型外(~50g) | 280円 | 280円 | 280円 |
| 定型外(~75g) | 420円 | 420円 | 420円 |
| 定型外(~100g) | 420円 | 420円 | 420円 |
※2025年10月13日現在

留学出発前に、あいさつのためにホストファミリーに手紙を書きたい人もいるでしょう。その場合は、下記の構成を参考に書くとスムーズにまとまりますよ。
<例:宛先〜自己紹介まで>
Dear Mr. Jack Smith,
Jack Smith 様
Hello! My name is Yuko Sato, and I’m from Japan. I’m so excited to have the opportunity to stay with your family during my short-term study abroad program.
こんにちは!私の名前はサトウユウコで、日本出身です。短期留学のプログラムの間、あなたの家族と一緒に過ごせる機会をとても楽しみにしています。
Let me introduce myself a little. I’m currently a university student majoring in English education. I live in Tokyo, which is the capital city of Japan. I live with my parents and one younger brother, and we enjoy spending time together, especially during family dinners. In my free time, I like listening to music.
私のことを少し紹介させてください。私は現在、英語教育を専攻している大学生です。日本の首都である東京に住んでいます。両親と弟と一緒に暮らしており、家族との時間、特に夕飯の時間を楽しんでいます。空いた時間には音楽を聴くのが好きです。
<例:受け入れてもらえることの感謝〜結びの言葉>
I truly appreciate your kindness in welcoming me into your home. I chose to study in Australia because I’ve always been interested in the language and culture. I believe that living with a local family is the best way to experience everyday life and improve my English. I'm really looking forward to meeting you all soon and creating wonderful memories together!
私のことをあなたの家に迎え入れてくれるその優しさに本当に感謝しています。オーストラリアで学ぼうと思ったのは、その言語と文化に常に興味があったからです。地元の家族と一緒に住むことはオーストラリアの日常を経験するのと、私の英語の改善に一番の方法だと思っています。みなさんにもうすぐ会えること、一緒に素晴らしい思い出を作れることを本当に楽しみにしています!
Warm regards,
Yuko Sato
温かい気持ちと敬意を込めて
サトウユウコ
自己紹介では、まず自分の名前や出身地、専攻などの基本情報から始めましょう。日本人の名前には馴染みがない人も多いので、’please call me Kay.’ のように、ニックネームを伝えるとホストファミリーに覚えてもらいやすく、親しみやすい印象を与えられます。
続いて、自分の住んでいる場所や家族構成、趣味などを簡単に紹介します。例えば’I like listening to music and cooking Japanese food.’ など、短くわかりやすい文で伝えるのがポイントです。あまり形式ばらず、自然な英語で自分らしさを出すことを意識しましょう。
ホストファミリーに家族構成を伝えると、どんな環境で育ったのかイメージしやすくなります。例えば、両親と兄弟姉妹の人数や年齢、ペットがいる場合はそのことに触れると親しみが増します。例文としては ‘I live with my parents and one younger brother.’ のように短く簡単に書くのがポイントです。
また、家族とどう過ごしているのか、家族と一緒に楽しむ趣味がある場合、それを伝えるのもおすすめです。ホストファミリーにとっても、コミュニケーションのきっかけになります。
余暇の過ごし方を伝えることで、ホストファミリーはあなたがどんな生活をしているのかをイメージしやすくなります。英語では ‘I enjoy reading books.’ や ‘In my free time, I like to go for a walk or watch movies.’ のように、現在形で表現するのが自然です。
また ‘I often spend weekends cooking or hanging out with my friends.’ のように、日常の過ごし方も加えると親近感が出ます。複数の趣味を挙げる場合は ‘I also enjoy ~’ を使うと文がつながりやすく、文章全体がスムーズになります。
自分らしさが伝わる具体的な内容を少し入れると、会話のきっかけにもなるでしょう。
渡航前に手紙を出すなら、ホームステイ先として受け入れてくれたことに対する感謝も伝えましょう。
その際は、 “Thank you very much for welcoming me into your home.” や “I truly appreciate your kindness in hosting me.” のように、丁寧で温かい表現を使うと良いでしょう。
また、その国に対する興味や、ホームステイの目的を簡単に添えると、滞在を楽しみにしている気持ち、感謝の気持ちがより伝わるはずです。短くても心のこもった文章を心がけましょう。

滞在中に感謝の気持ちをしたためて、帰国前に渡したい人もいるでしょう。そんな人は、受け入れてくれたことへの感謝を下記のようにシンプルにカードにまとめ、渡してみてください。
Dear Mr. Mitchel
Thank you so much for your very warm and gracious hospitality.
It was so nice of you to take me on holiday.
I felt I was part of your family thanks to you.
I will miss you all so much.
I feel sad that the home stay is over.
See you next time. I am looking forward to seeing you again.
ミッチェルさん
心のこもった温かいおもてなしをありがとうございました。
休日にいろいろと案内してくださりありがとうございます。
あなたのおかげで、まるで家族の一員になったように感じました。
みなさんが恋しくなります。
ホームステイが終わってしまうことが悲しいです。
また会えるのを楽しみにしています。
ホストファミリーにカードや手紙を書くときには、やはり一番伝えたいのは感謝の気持ちでしょう。
上で紹介したフレーズ以外にも、下記のような表現が使えます。
ちょっとした思い出や特別な時間を添えると、より個人的で心のこもったメッセージになりますよ。

帰国後も折を見てホストファミリーに連絡を取ることはあるでしょう。メールやSNSでのチャットより、手間と時間がかかる分喜ばれるかもしれません。下記の構成に従うと、スムーズな流れで手紙を書けますよ。
Dear Mrs. Webster
I hope this letter finds you well.
Thank you again for your warm hospitality during my stay.
I truly enjoyed spending time with you and learning about your culture.
I have been doing well since I returned to Japan.
I often think about the fun times we had together and miss you all very much.
I hope to see you again someday.
Please take care and keep in touch.
親愛なるウェブスターさん
皆さんお元気でいらっしゃいますか。
滞在中は温かくおもてなししてくださりありがとうございました。
皆さんと過ごした時間、文化を学べたことが本当に楽しかったです。
日本に戻ってからは元気に過ごしています。
一緒に過ごした楽しい時間をよく思い出しており、皆さんがとても恋しいです。
いつかまた会えることを願っています。
どうぞお元気で、これからも連絡を取り合いましょう。
ここまで、ホームステイでお世話になった人へ送る手紙の書き方についてお伝えしました。
相手にお礼の気持ちを伝えたいのであれば、直筆で手紙を書くのがおすすめです。メールよりも手間はかかりますが、その分しっかりと相手に気持ちが伝わりますよ。
手紙を書くときに知っておきたいルールは、
の6つです。
姓名の書き方や封筒の書き方は、日本では馴染みのない部分ですので注意してください。
今回ご紹介した例文をうまく活用して、ぜひお世話になった人へ感謝の気持ちが伝わる手紙を書いてみてくださいね!

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