カナダは自然が豊かで語学学校の数も多いことから、留学先として人気の国です。加えて留学生初心者向けのカリキュラムも多いため、初めての海外でも安心して過ごせるでしょう。
カナダへ留学するとなれば、航空券の手配が必要です。しかしカナダへの航空券はアジア圏に比べると、高額になりがち。費用をなるべく抑えて、航空券を手配したいと考える方は多いと思います。
この記事ではカナダの航空券を安く手に入れる方法やおすすめの航空券などについてご紹介します。カナダ留学を検討し、航空券の手配をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
なお、カナダ留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
カナダ留学前の準備の流れ
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カナダ留学をする方にとって気になるのが、航空券の費用です。カナダへの片道チケットの平均額は、6〜14万円が相場です。
なるべく安い航空券を獲得する方法を、ご紹介します。
カナダ留学を決めたら、渡航日を選択しましょう。
カナダの大学は、9月が入学式です。カナダの大学へ留学予定の方は、渡航日は9月前に設定するのがおすすめです。
語学学校の場合、ほとんどの学校が1週間ごとに入学日を設定しています。そのため入学のタイミングは自分で決められます。
新生活が始まる4月前後や長期期間、航空券のオフシーズンなどに渡航日を設定するのもおすすめです。
渡航日を決めたら、Google Flightで航空券を検索しましょう。
Google Flightのトップ画面で、出発地・行き先・渡航日を選択します。画面上部に片道・往復の選択ができるボタンがあるため、こちらも設定しましょう。
すべての条件を記入すると、該当するフライト一覧が表示されます。「並び替え↑↓」と書かれている表示をタップし、金額が安い順に並び替えます。
並び替え後、1番上に表示されたフライト内容を確認して、出発時間や経由地、搭乗時間などに問題がなければ予約をします。
Google Flightで表示されたフライトをタップすると、航空会社の公式サイト、もしくはGoogleが推奨する予約サイトが表示されます。
表示されたサイトをタップすれば、そのまま便の予約手続きに進みます。
表示されるサイト以外のサイトやサービスで航空券の予約をしたい場合は、便の詳細をメモに残し、改めて任意のサイト・サービスで検索しましょう。
日本からカナダへのフライトには、直行便と経由便があります。
それぞれでおすすめの航空券をご紹介します。
日本からカナダに直行便で渡航する場合、行き先は以下の3都市に限定されます。
直行便を運行している航空会社は、エアカナダ航空・JAL・ANAの3社です。3社のうち、エアカナダ航空はすべての行き先に対応しています。
また、バンクーバーを目的地とする場合、エアカナダ航空であれば大阪・名古屋の空港からも直行便が出ています。
選択肢の幅が広いことから、カナダへ直行便で渡航する際は、エアカナダ航空を優先的に利用すると良いでしょう。エアカナダ航空を使って日本・カナダ間を直行便で渡航した際の航空券代は、片道で20〜30万円ほどが費用相場です(※1)。ANAやJALと金額に大きな差はありません。
日本の航空会社でないことから、日本語が通じない点に、不安を抱える方もいるでしょう。しかし、日本発のエアカナダ航空は、日本語対応のCAが搭乗していることもあります。機内アナウンスも日本語・英語・フランス語の3カ国語のため、英語力に自信がなくても飛行機の中で困ることはほとんどないでしょう。
日本からカナダの経由便は、中国や韓国などのアジア経由と、アメリカ経由があります。
費用はアジア経由もアメリカ経由もそれほど変わらず、片道で8〜16万円ほどが相場です。(※1)
乗り換え時の手間や手続きを避けたい方は、中国・韓国経由がおすすめです。アメリカ経由と比べて移動時間が倍近く増えますが、中国や韓国のアジア経由の便では、乗り継ぎに必要な手続きやターミナル移動が不要になります。
中国・韓国経由の便を選択する際は、リーズナブルな価格でサービスも良質な大韓航空やキャセイパシフィック航空などを利用すると良いでしょう。
乗り継ぎに手間がかかっても、早く安くカナダに到着したい方は、アメリカ経由を選択するのがおすすめです。アメリカ経由の場合は、アメリカ到着時にESTAの取得や荷物のピックアップ、入国審査などが必要になります。
乗り継ぎの手続きが手間ですが、日本からカナダまで、早ければ15時間ほどで到着が可能です。
アメリカ行きの航空会社はデルタ航空がもっとも便数が多く、選択肢の数が豊富です。アメリカ経由便を選ぶのに迷った方は、ぜひ検討してみてください。
カナダ留学で航空券を買う際は、気をつけておくべきポイントがあります。
航空券の購入で失敗や後悔をしないように、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
日本からカナダへの便で航空券が安いシーズンは10〜3月の秋・冬の期間です。
この時期のカナダは最低気温がマイナス20℃に達する地域も多く、観光客が減少します。オフシーズンであるため、航空券を安く入手できる時期です。
一方で、春・夏はカナダへの観光客が増えることから、航空券代は高額になります。特にお盆の時期はピークの期間です。
安く航空券を入手したい方はオンシーズンは避けて、オフシーズンを優先的に選ぶと良いでしょう。
航空券には「オープンチケット」というシステムがあります。
オープンチケットとは、出発後に帰国日の変更ができる往復チケットのことです。復路を予定日から10日〜1年ほどずらせるため、帰国予定日がはっきりしていない方は重宝するでしょう。
便利なシステムが利用できる反面、オープンチケットは帰国日が決定している往復チケット(FIXチケット)よりも高額です。また、帰国時に別の国に立ち寄る予定ができたり、帰国日が1年以上延期になったりすれば、オープンチケットは無駄になります。
留学後の滞在プランに変更の可能性がある方は、往復チケットではなく片道チケットで渡航したほうが安心です。渡航後に帰国日がはっきりしてから、復路の航空券を準備しましょう。
カナダへの航空券代は、直行便と経由便で倍ほどの費用差があります。
直行便は乗り継ぎがなくカナダに到着するため、留学初心者の方でも安心です。しかし旅慣れしている方や、英語力に自信がある方であれば、経由便を選択し航空券代を節約するのも有効な手段です。
カナダ行きの経由便の中には、乗り継ぎの手続きがそれほど複雑でない便もあります。移動時間は長くなりますが、他の国の空港や人々の様子を見られるのも、乗り継ぎ便の醍醐味です。
どのくらいが旅慣れているかと聞かれると難しいですが、日本国内で新幹線などを乗り換えて一人で旅行ができる人であれば問題ないでしょう。ただし、初めての飛行機乗り換えであれば、乗り換え時間を3時間以上に設定しておけば問題なく乗り継ぎができるでしょう。
なお、アメリカ経由でカナダに向かう場合、ESTA(エスタ)の申請が必要になるため事前にチェックしてください。
Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection
アメリカでのビザ申請では、政府の公式サイト以外に申請代行サイトを利用する手段もありますが、利用される際には必ず手数料等を事前にご確認ください。
航空会社の都合で便がキャンセルされてしまった場合、航空券代の払い戻しは購入サイトが負担するのが一般的です。
航空券の格安検索サイトの中には、払い戻しに対応していないところもあります。
また、格安検索サイトは海外企業が運営しているケースもあり、問い合わせに時間がかかったり対応が遅れたりすることも少なくありません。
カナダ留学で不安要素を減らしたい方は、航空券の手配は格安検索サイトで行わず、信頼できる代理店や航空会社の公式サイトを活用したほうが良いでしょう。
航空券の予約サイトの多くが、「クッキー」と呼ばれるシステムを導入しています。クッキーとは、サイトを訪れたユーザーのサイト内での動向を記憶するためのシステムです。
再度サイトを訪れたユーザーに、お得なプランや広告を表示するために、使用されています。
クッキーはとても便利なシステムな一方で、航空券の予約サイトの中にはクッキーの利便性を利用して、航空券代を高く表示する例もあるそうです。クッキーによって何度もサイトを訪れていると判断されたユーザーは「航空券の購入の可能性が高い」とサイトが認識。その結果、強気な値段を表示するという、経営戦略の1つと考えられます。
安価で航空券を手に入れたい方は、航空券の予約サイトを閲覧する際は、ブラウザをゲストモードやシークレットモードにしたほうが良いでしょう。
航空券をより安く手に入れるには、経由便を活用するのが有効です。しかし留学初心者の方や渡航経験が少ない方は、安心して搭乗できる直行便を利用したほうが良いでしょう。
直行便は航空券代が高価になりますが、オフシーズンを狙うことで費用を抑えられます。
また、カナダ行きの航空券を購入する際は、往復・片道のどちらにするのか、留学プランを踏まえて検討することも大切です。
ご紹介した内容を参考にして、カナダ留学のための航空券を、より安く賢く手に入れてくださいね。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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※1...Google Flight(参照日:2023年11月20日)
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