シンガポールはアジア圏でも特に経済成長を遂げている国の一つであり、現地で就職する日本人も増えています。多国籍で公用語も英語が話されるようになったシンガポールは、海外就職先として世界各国からも人気です。
しかしシンガポールで就職を考えている人には、
「シンガポールで就職したいけど語学力が不安」
「シンガポールで働くにはどんなビザが必要?」
「日本語だけで働ける職場はあるの?」
こういった不安を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はシンガポールで就職する方法から必要な英語力、仕事の種類やビザなどについて紹介していきます。
[目次]
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シンガポールは労働環境が良いことから日本人の海外就職先として人気があります。
日本で働いていると採用の時の労働条件と違うことがあり、サービス残業や休日出勤、有給休暇が取れないということが当たり前。
しかし、シンガポールでは採用前の労働条件と実際の労働環境の違いはそこまでありません。もし労働環境が大きく違う場合は訴えたりすることもできますし、反発する人も多いので悪質な会社は少ないです。
働き方を重視するならシンガポールはおすすめといえます。
シンガポールのチャンギ空港は世界でも有数のハブ空港として知られています。世界一に輝いたこともある空港で、現在は4つのターミナルが24時間稼働しています。
世界中の航空機の中継地点として使用されているため、他国へのアクセスは東南アジアで最も良いと言われています。シンガポールに住む人たちは低価格で他の国に行くことができ、海外旅行が好きな移住者も多いです。
チャンギ空港には娯楽施設も多く、映画館やプール、24時間営業のフードコートなど充実した設備が整っています。
シンガポールは多国籍な文化が入り混じっていて、高島屋や明治屋などの百貨店もあります。そういったところで日本食も買うこともできますし、日本食を扱うスーパーも多いです。
また日本食はシンガポールでも人気なので、日本食のレストランも数多くあります。日本食が食べれないということはありませんので安心してください。
シンガポールでは公用語に英語が使われているので英語力を磨きながらキャリアアップできる環境が整っています。
英語を常に話さなければいけないので、ストイックに英語を勉強したい人にはおすすめです。
シンガポールは女性が活躍しやすい社会を目指しています。
スキルがあるのに平等に働けないと思っている人はシンガポールでの就職を考えてみてもいいかもしれません。
シンガポールに住む日本人は約4万人と言われており、現在も増え続けています。そのため日本人の友達が欲しいと思う人は日本人と交流を持つことができます。
日本人が増えるにつれて日本食レストランや日本の食材を取り扱ったスーパーも増加しているので、移住しやすい環境も整ってきました。
また、日本人向けの求人も増えているので海外就職のチャンスは大きいと言えます。
シンガポールは世界的にも特に治安がいい国として知られています。
世界平和指数ランキングでは日本よりも順位は低いものの、犯罪発生率でみると日本の半分以下になっています。
日本並みに安全な国と言ってもいいほど治安は良いですが、多国籍な国柄もあり日本人が狙われる場合もあります。外国だということを理解して最低限気をつけておきましょう。
シンガポールは非常にコンパクトな国で、面積は東京23区とほぼ同じです。数日あればシンガポール全体をぐるりと観光できてしまいますし、必要なものは徒歩圏内に揃っています。
しかし、国は小さすぎるので窮屈に感じてしまう人もいるかもしれません。
シンガポールには四季がなく1年中暖かいのが特徴です。特に花粉症の原因となる植物がない国なので花粉症の人には嬉しいのではないでしょうか?
しかし、四季があった方がいいと感じる人もいるので、現地で滞在してみて決めると良いでしょう。
家族がいる人にとって子供の教育はとても重要です。シンガポールの教育水準は非常に高く、公用語が英語と中国語なのでグローバルな教育を受けさせることができます。
また、東京大学よりもレベルが高いシンガポール大学があり、こちらはアジアで最も優秀な大学です。
よって、シンガポールの教育は世界的にみても高水準であるといえます。
シンガポールで就職するための条件や経歴は会社によって様々です。
しかし共通して評価されるポイントもあり、そこを押さえておけば就職に有利になることは間違いありません。
そこでシンガポールでの就職に有利な条件や経歴、スキルを解説していきたいと思います。
日本と同様にシンガポールでは若ければ評価の対象になります。
若ければスキルや経験が浅くても比較的採用されやすく、逆に年齢が30歳以上になるとマネジメントやその他のスキルや実績が必要になるので採用されにくくなります。
しかしスキルさえあれば40代でも転職のチャンスはゴロゴロ転がっているので、挑戦してみるのもいいと思います。
シンガポールでは英語が公用語として使われているため、英語力が高ければ高いほど評価の対象になります。英語力が低いと求人の選択の幅がかなり狭くなり、就きたい職業に就けないことも。
最低でもTOEIC700点、またはビジネス英会話で問題なく話せる能力が必要です。
シンガポールはアジアの中でも特に学歴を重要視する国です。
「どこの大学を卒業したか」「大学の偏差値はいくつか」をシビアに見られます。
シンガポールで就職を考えている人は頭にいれておいた方が良いでしょう。
シンガポールをはじめ世界的にもITスキルを持った人材は非常に重宝されています。特にプログラマーなどは世界的にも人材不足なので、プログラミングのスキルがあるだけで多くの企業から声がかかります。
また、シンガポールは工業(医療、バイオ、機械)などの産業と金融業が大きな割合を占めており、そこで日本人が任される仕事は海外への営業がメインになってきます。
英語での高いコミュニケーション能力や専門性、営業スキルが必要なので、ハイレベルな人材を求めている企業が多いです。
シンガポールで働きたいけど必要な英語力ってどのくらい?と思う人も多いのではないでしょうか。
英語力は高ければ高いほどいいですが、最低限どのくらいあればいいのか気になりますよね。
そこでシンガポールで就職するために必要な英語力について解説していきます。
シンガポールで働く場合、どんな仕事でも日常会話レベルの英語力は必要になってきます。もちろん日本語のみの求人もありますが求人の幅は非常に狭く、給料も期待することができません。
ある程度の英語力をつけておくか、シンガポールで仕事をしながら英語を勉強して転職をすることも考えましょう。
結論として英語はしっかり勉強しておくのがベストです。
シンガポールは公用語として英語を使用していますが、発音も独特で言い回しや単語の使い方も違います。シンガポールのイングリッシュという意味で「シングリッシュ」とも呼ばれ、なまりのある英語で戸惑うことも多いと思います。
英語が話せる人は問題ないですが、英語が話せない人はシングリッシュとなまりのない英語の両方を理解しなければなりません。英語が苦手な人はシングリッシュだけ覚えてしまい英語が話せないということもありますので、英語の勉強は怠らないようにしてください。
シングリッシュの特徴としては短縮表現が多く、非常に簡潔なものがほとんどです。
例えば、英単語の「can」は本来「〜できる」という英文を作るときに使われますが、シンガポールでは「これやってみてもいいですか?」「私はこれができます」という言葉も「can」の一言で済ませてしまいます。
最初は難しいですが慣れると非常に使いやすいので、英語ができる人は覚えておくと便利です。
シンガポールに就職する上で気になるのが年収やかかる生活費ですよね。
こちらではシンガポールの年収や職種などを詳しく解説していきます。
シンガポール人の平均年収は約400万円で、これは日本とほとんど変わらない金額です。
さらに日本の年収は上がっていないですが、シンガポールの年収は年々上がっているので超える日が近いのは明確です。
シンガポールで日本人が働く場合の平均月収がS$3,000からS$5,000と言われており、日本円で25万円から40万円になります。年収でいうとボーナスにもよりますが500万円から600万円ほどはもらえるようです。
ちなみにシンガポールの就労ビザで日本人の最低月収がS$3,000に決まっているのでこれを下回ることはありません。
最低年収でもS$36,000(300万円)は保証されているということになります。
結論から申しますとシンガポールの物価は非常に高いです。
日本人のほとんどがシェアハウスに住んでおり、その家賃も5万円以上はします。特に外食費は高いので自炊をして生活している人が多いです。
日本と同じ生活を求めると金銭的に苦しくなるので、節約している人がほとんど。
そのため企業側の福利厚生をしっかりと調べておき、住宅手当や寮などがあるか確認しておきましょう。そういった手当があるだけで生活がぐっと楽になります。
シンガポールで働く日本人男性は営業やマーケティングのスキルを生かして商社や貿易会社、金融会社に就職をしている人が多いです。
ある程度のスキルが要求されるので30代から40代で転職して来る人もいます。20代の若い人であれば未経験でも英語力さえあれば採用されることもあるので挑戦してみてもいいかもしれません。
シンガポールで働く日本人女性は秘書や営業アシスタント、事務などの職種で活躍する人が多いです。
その多くは英語力も高く、スキルを身につけてきた人が多いので就職の難易度は高め。職種を選ばなければ日本語だけの職場もありますが、やはり海外就職においては不利なので英語を勉強しておいた方がいいでしょう。
シンガポールの求人を見つけるには転職サイト利用するのがおすすめです。
非公開求人を取り扱っているものも多いので、登録をして様々な企業をみてみましょう。
GJJ(https://www.kaigai-shushoku.com/)
アジア圏内の求人情報を取り扱う支援サイト。シンガポールの求人も取り扱っているため必ず登録しておきたい。
JAC(http://www.jac-recruitment.jp/)
世界各国の求人を取り扱うサイト。非公開求人がメインなので登録して情報収集をしておきたい。
workingabroad(https://workingabroad.daijob.com/)
東南アジア専門の転職サイト。シンガポールの求人も多数。
現地にいる日本人に聞く方法が最も良い求人と出会える方法です。もし知り合いがいるのであれば現地の求人情報を聞くことができますし、知り合いの会社が求人を出していれば教えてもらうことも可能です。
また、内部の情報を知れるので、就職してからのミスマッチを防ぐこともできます。
知り合いがいない場合でも現地の日本人コミュニティに参加すればシンガポールで働く人にすぐ出会えます。方法は色々あるので興味がある人は試してみてください。
シンガポールには2種類の就労ビザがあります。
それぞれ申請の条件が異なるので十分に理解をして申請を行ってください。
ビザ名 | 申請条件 | 学歴 | スキル |
---|---|---|---|
EP | 月額給料がS$3,600以上 | 大学卒以上 | マネジメントや専門スキルが高く実績がある人 |
S Pass | 月額給料がS$2,200以上 | 大学または短大、専門学校卒以上 |
これらの他にDPというビザがありますが、DPとは配偶者ビザのことで、就労ビザを取得した人の配偶者と21歳以下の未婚の子供に発行されるビザです。このビザでは就労をすることができませんので注意してください。
駐在員と現地採用では待遇や給料に差が出る場合があります。駐在員は日本採用、現地採用は現地企業採用になります。
待遇や給料に関しては書類を見ればわかる話ですが、注意したいのは法律です。
現地採用の場合はシンガポールの法律が適用されるので、就労についての法律を確認しておきましょう。また法律上、現地採用は非常に解雇されやすいので、職を失って日本に帰る羽目になることも考えられます。
解雇されると就労ビザも2週間程度で切れるので、転職も難しいです。
シンガポールで就職をする際は、駐在員か現地採用かをしっかりと理解しておいてください。
シンガポールの人は時間にルーズで始業時間に遅れて来る人や、頻繁に休憩をとっている人がいます。しかしこれは国民性なので怒る必要もないですし、日本人もある程度は力を抜いて仕事をしても良いでしょう。
また、サービス残業や休日出勤なども少ないので働く環境は良いです。
シンガポールに就職を希望する場合、企業の面接があります。
そこで必ず聞かれるのは「なぜシンガポールで就職したいのか」という質問です。
この質問は絶対に答えられるようにしておかないと面接時に困ってしまいます。きちんと理由を説明できるように準備しておきましょう。
シンガポールは海外就職先として人気がありますが、安易な気持ちで転職をするのは避けてください。メリットとデメリット、注意点を押さえつつ情報を集めていってください。
シンガポールでの就職のポイントは以下の3つです。
これらのことを押さえつつシンガポールでの就職について考えましょう。シンガポールで良い転職ができるように情報収集をしっかりとしてみてくださいね。
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