最終更新日:2024/01/01
ウェリントンを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はウェリントンの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり抑えておきましょう。
[目次]
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ニュージーランドの治安は世界的に見ればかなり良い方ですが、日本ほど安全ではありません。
銃器犯罪などの凶悪な犯罪は少ないですが、置き引きや空き巣などの軽犯罪は日本と比較すると多いです。特に気をつけなければならないのは日没後で、夜は犯罪が多くなる傾向があります。
若者の多いにぎやかな学生街のキューバ・ストリートを深夜にひとりで歩くのは危険です。
それでは実際に近年のウェリントンの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:性犯罪、強盗、暴行・傷害
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較するのは難しいですが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2022年にウェリントンで発生した犯罪件数は下の通りです(※1、2)。
2022年、ウェリントンでは窃盗犯罪が前年より1,600件ほど増加しています。2020年は新型コロナウイルスの蔓延に伴うロックダウンなどが影響して発生率が低下していたため、2021年はコロナ以前の基準に戻り、以降増加傾向にあります。
また、犯罪発生率を凶悪犯罪、窃盗犯罪を日本、ニュージーランドの平均値と比べると下の通りです(※3)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
ウェリントン | 685.1件 | 4,952.6件 |
ニュージーランド | 660.3件 | 5,121.9件 |
日本 | 51.6件 | 327.0件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
ウェリントンの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。ただし、観光地として有名なウェリントンでは、人口に含まれない旅行者が多く、犯罪率は高くなりやすい傾向にあります。
数値のほど極端には治安が悪いわけではないので、安全に気をつけた生活ができれば犯罪に巻き込まれる可能性は低くなります。
ここではウェリントンで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
ニュージーランドは海外の中でも比較的治安が良いと言われており、日本人観光客からも人気が高いです。そのためニュージーランドの首都であるウェリントンには多くの日本人観光客が訪れ、旅行中に日本人を見かけることも多いでしょう。
しかし、日本人観光客が多く、安心して旅行できる土地であることから日本にいる時と同じ感覚でカフェなどで席をとるために鞄を置いたまま席を離れることで置き引きに遭ってしまう人が続出しています。
ウェリントンはニュージーランドの中でも治安が良いと言われるエリアですが、飲酒や薬物による犯罪が続出しており大通りから離れた裏道に入ると危険です。
特にナイトクラブや繁華街ではドラッグの取引が行われているため、薬物関連の犯罪に巻き込まれてしまう可能性が高いと言えます。
ウェリントンにある学校が長期の休みに入ると、その期間内に旅行に出かける家庭が多いです。したがってこの時期は留守にしている家庭が多くなることから空き巣被害が増えます。
場合によっては空き巣犯に暴行を加えられる可能性もあります。
ニュージーランドでは車上荒らしや車の盗難など車に関連した犯罪が続出しています。特に日本人は海外の人からすると「平和ボケしている」と思われており、実際に現金や貴重品など価値があるものを車の中に入れたままの人が多いです。
手当たり次第に車にあるものを盗まれるので、車の中のCDだけ盗まれていたということもあります。
元々ニュージーランドは軽犯罪が多い国として知られています。特に日本人は大丈夫だと思って分かりやすい場所に財布などを入れていることが多く、スリのターゲットにもなりやすいです。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、ウェリントンに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
日本だと席をとるのに荷物を座席に置きますが、これをウェリントンでやれば確実に盗まれます。したがって、基本的に荷物は身に着けたままで移動すべきです。
2人で観光をしていて1人が席を取ってもう一人が注文するという場合でも、席を取る人の反対側の座席に荷物を置いていると盗まれてしまう可能性があるため、荷物番を任せるなら荷物番の人に荷物を持ってもらいましょう。
治安が良いと言われるウェリントンでも夜遅い時間は危険です。そのため、観光はなるべく明るいうちに終えて夜遅い時間は滞在先で過ごすようにしましょう。
家が留守であるとわかる状態であると空き巣に入られてしまう可能性が高いです。したがって、滞在先の部屋を長期間空けることになる場合は信頼できる人に部屋の電気をつけてもらったり、ポストに入っている郵便物を取り出してもらったりして家を空けていることをわからないようにしましょう。
ウェリントンでは車の中に何か物があるとわかればすぐにガラスを割って盗まれてしまいます。そのため、車の中には一切物を置かないようにしましょう。安価な物でも「欲しいと思ったから」という理由で盗まれてしまうので要注意です。
トランクに入れるなどして目立たないようにしてもあまりウェリントンでは意味がありません。そのため、持ち運ぶ必要の無い貴重品はホテルに預けるなどしましょう。
アジア人観光客はお金を持っていると判断され、スリに遭いやすいです。そのため、なるべく現金をあまり持ち歩かず、支払いは基本的にカードで行いましょう。
ウェリントンはニュージーランドの首都なので、万が一トラブルに巻き込まれればニュージーランドの警察のトップにあたるニュージーランド警察へすぐに駆け込めます。観光客の対応にも慣れており、フレンドリーに接してくれるので安心して利用できるでしょう。
しかし、日本人観光客が多いからとはいえ、日本語が通じるわけではなく、英語でないと言葉が通じないため、翻訳ツールなどを持って行ったうえで利用すべきです。
ちなみにニュージーランドにおいても日本の110番のようにすぐに警察を呼べる番号が存在します。その番号が111番なのですが、救急車・消防車を呼ぶ時の番号も同じ111番なので注意が必要です。
ニュージーランド警察情報
電話受付時間 | 24時間対応 |
---|---|
電話番号 | 111 |
住所 | 41 Victoria St, Wellington, 6011 New Zealand |
ニュージーランドの場合救急病院を「Accident & Urgent Medical Centre」と呼び、ウェリントンにももちろん救急病院が存在します。ニュージーランドで日本語医療通訳を行っている企業は多数存在していることから、英語で自分の症状を説明できない場合は救急車を呼ぶと同時にこのような通訳サービスにも連絡を入れましょう。
また、ニュージーランドだと怪我の場合は救急車を呼んでも費用がかかりませんが、病気で救急車を呼ぶ場合には60ドル必要なので注意が必要です。
ウェリントンの中心地には在ニュージーランド日本国大使館があるのですぐに駆け込めます。大使館へ行けば万が一スリなど盗難被害に遭ってしまった場合、警察への届け出方法や日本からの送金方法等のアドバイスを受けられます。
また、パスポートが盗まれてしまった場合はパスポートの再発行に加え、旅券に代わる「帰国のための渡航書」も発行してもらえるので、犯罪に巻き込まれた場合はすぐに大使館へ行きましょう。ただ、基本的にどの国の領事館でもできるのはアドバイスまででお金を借りるなどはできないため注意が必要です。
在ニュージーランド日本国大使館情報
電話受付時間 | 月〜金曜 9:00-12:00、13:30-17:00 |
---|---|
電話番号 | (+64)4-473-1540 |
住所 | Level 18, The Majestic Centre, 100 Willis St, Te Aro, Wellington 6011 New Zealand |
ウェリントンの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
ウェリントンの中でもニュータウンは貧困層が多いエリアにあたります。したがってニュータウン周辺では安価で色々なものが手に入るうえに中心地からも近い場所なので観光客からも人気が高いですが、夜遅い時間は歩かないなどしっかり自衛をする必要があるでしょう。
特に裏道は人通りが少なく日本人観光客は犯罪のターゲットにされやすいです。そのため、冒険感覚で裏道に入ってしまうと痛い目を見る可能性が高く、なるべくタクシーなどを利用して移動しましょう。
キューバストリートはウェリントンの中心地にあたります。繁華街エリアなので観光客が多いですが、人が多い分ちょっとした隙を見てスリなど軽犯罪に遭いやすいです。
また、このエリアにはナイトクラブも多く並んでいます。先ほど解説したようにナイトクラブではドラッグの取引が行われており、夜遅い時間にナイトクラブ周辺へ出向くとドラッグを使っている人から暴行を受けたり、絡まれたりする可能性が高いです。
したがって、キューバストリートへ出かける際は夜遅い時間を避け、自分の荷物をしっかり守りましょう。
ランブトンは、ショッピングモールがあるエリア。高層ビルが立ち並ぶエリアで、一見安全そうに見えますが、このエリアはスリや窃盗が多く発生しているエリアです。
もしランブトンエリアのショッピングモールに行くことがあったら、貴重品の管理を怠らないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
ウェリントンでは、置き引きや暴行などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには荷物は基本身に着けたままにするや夜遅い時間は出歩かないなどの対策とる必要があります。
また、ウェリントンの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはニュータウンとキューバストリートです。
これからウェリントンを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
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※1...New Zealand Police「Victimisation Time and Place」(参照日:2023-10-31)
※2...stats.govt.nz「Subnational population estimates (TA, SA2), by age and sex, at 30 June 1996-2023 (2023 boundaries)」(参照日:2023-10-31)
※3...警察庁「犯罪統計」(参照日:2023-10-31)
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